【完全ガイド】不動産売却の流れと楽に高値で売るための7つのコツ!

「不動産を売却したいんだけど、どうしたら良いの?」
「できるだけ早く、可能なら高値で不動産を売却したいんだけどどんなことに注意したら良いのかな?」
このように不動産売却についてお悩みの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
初めてのことで何から始めていいのか分からず戸惑っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は不動産売却において最も重要なのは不動産会社選びであるといえます。
不動産会社の担当者の腕によって良い買い主が見つかるか、不動産がいくらで売れるかが変わってくると考えられるためです。
またなかには悪徳な業者もいるため、本当に信頼の置ける業者であるのかしっかりと見極める必要があります。
事前に知識を得ておくことがスムーズな売却につながるといえるのですね。

福留 正明
1分で無料査定を依頼できます





目次
1.不動産売却の流れ
不動産を売却する際には、さまざまな手順を踏まなくてはなりません。
このように漠然とした不安や疑問を抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
不動産売却へ向けて動き出す前に、売却の完了までにどのようなことをしなくてはならないのか知っておきたいですよね。
行き当たりばったりに進んでしまうと後から後悔してしまうことにもなりかねません。

【不動産仲介の仕組み】

STEP1 複数の不動産会社に見積もりを依頼
不動産の売却を検討しているとき、まず気になるのは
「この不動産はいくらで売れるんだろう?」
ということですよね。
周辺の類似した不動産がおよそいくらくらいで売りに出されているのか、売却が決まった不動産はいくらで取引されていたのかなどから予想することも不可能ではありません。
しかし手間がかかる上、残念ながら精度も高いとはいえません。
そこでおすすめしたいのが複数の不動産会社に見積もり(査定)を依頼することです。
一社にしか査定依頼を行わないと、その査定結果が妥当なものであるのか判断するのも困難ですよね。
より良い不動産会社を選ぶためにも、複数の不動産会社に査定を依頼することは非常に重要なのです。
【不動産一括査定サイトを使う流れ】

STEP2 不動産の売却を仲介してもらう業者を選ぶ
不動産売却の成否を決めるのは不動産会社選びであるといっても過言ではありません。
査定結果を確認しながら実際に依頼する不動産会社を選んでいきましょう。
不動産査定には「机上査定」と「訪問査定」という2種類の査定方式があります。
まずは10社程度に机上査定を依頼し、結果が気になった2〜3社に机上査定を依頼して不動産会社を絞り込むようにすると良いでしょう。

仲介を依頼する業者を選ぶ際には、不動産会社の対応も判断基準の一つにしておきましょう。
売却までは担当者と頻繁にやり取りすることになるため、スムーズなコミュニケーションが取れるか、信頼が置けるかは非常に重要です。
悪徳業者に騙されてしまわないためにも担当者の態度をしっかり確認しておきましょう。
悪徳な不動産会社に騙されず、信頼の置ける不動産会社を選ぶためには、査定額の根拠を確認するようにしましょう。
「宅地建物取引業法」という法律で不動産会社は査定額の根拠を提示する義務があると定められているため、根拠を尋ねてきちんとした回答が得られない業者は信頼できないと考えられます。
「宅地建物取引業者は、前項第二号の価額(※)又は評価額について意見を述べるときは、その根拠を明らかにしなければならない。」
※前項第二号の価額……当該宅地又は建物を売買すべき価額又はその評価額
そのほかにも分からないことがあればすぐに尋ねるようにしましょう。
STEP3 不動産会社と契約
依頼したい不動産会社が決まったら、いよいよ不動産会社と契約を交わします。
仲介での売却の場合、不動産会社と交わすのは「媒介契約」と呼ばれる契約です。
STEP4 不動産会社が買い主を探す
不動産会社と媒介契約を交わしたら、売却活動が始まります。
不動産会社の担当者が買い主を見つけるべく、不動産の情報をまとめ不動産会社しか閲覧できない情報サイトに登録したり、SUUMOやHOME’Sなどの物件情報サイトに掲載したりします。
また物件によってはチラシを作って周囲の家やマンションにポスティングする場合もあるでしょう。
実際の売却活動を行うのは不動産会社ですが、売り主自身も担当者の営業活動状況をチェックしておくようにしましょう。
また売り主が内見の対応や物件の整備などを行うことで買い主が見つかりやすくなるケースもあります。
不動産会社の担当者と相談してみましょう。
STEP5 買い主と売買契約を交わす
買い主が見つかったら、いよいよ売買契約を結ぶことになります。
売買契約の際に必要な書類は基本的には不動産会社が用意します。
一部売り主が自分で用意しなければならないものもありますが、担当者から事前に連絡があるでしょう。
売買契約書に記載されている売却条件はよく読んで理解し、売り主に不利な条件になっていないか確認してからサインするようにしましょう。
また契約と同時に買い主が売り主に売買価格の10%程度の手付金を支払うケースが一般的です。
STEP6 不動産を引き渡す
不動産の引き渡し日が、不動産の所有権を売り主から買い主に移る日であることが一般的です。
引き渡し日には以下のような手続きを行うことになります。
- ・代金の決済
- ・その他の費用の清算
- ・費用書類の引き渡し
- ・登記の変更
- ・部屋の状態の確認
- ・鍵の引き渡し など
「代金の決済」とあるとおり、手付金を差し引いた代金が振り込まれるのもこの日です。
2.不動産を高く楽に売るための7つのコツ
このように気になっている方も多くいらっしゃるでしょう。
ここでは、不動産をできるだけ高値で、楽に売却するための7つのコツをご紹介します。

コツ1 不動産一括査定サイトを利用する
不動産売却を検討している場合には不動産会社に査定を依頼することがとても重要です。
しかしご自分で不動産会社を探したり、査定依頼のために電話をかけたりするのは非常に手間と時間がかかってしまいますよね。

たくさんの不動産会社に査定を依頼しても無料なので気軽に利用できるのもうれしいポイントですね。
このように不安に思った方もいらっしゃるかもしれません。
不動産一括査定サイトを利用する際には、まずサイト上で売却したい不動産の情報と売り主の情報を入力します。
入力した途端に不動産会社に個人情報が送られるんじゃないかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。
入力した情報をもとにその地域の不動産を取り扱うことができる不動産会社がリストアップされ、そのなかからご自身が気になる不動産会社だけを選んで査定を依頼できるシステムになっています。
また、しつこい営業電話がかかってくることもほぼないと考えられます。
不動産会社は宅地建物取引業法という法律によって、一度断られた営業をしつこく行ってはいけないと定められているからです。
望まぬ営業電話がかかってきた場合には、一度はっきり断ってしまいましょう。
宅建法に抵触すると不動産会社は営業許可を取り消される場合があるため、しつこい業者もこれで撃退できると考えられます。
各一括査定サイトは悪徳業者の排除に取り組んでいるため、むしろ自分で不動産会社を探すのよりも安全だと考えられるかもしれません。
コツ2 査定結果は書面で受け取っておく
査定の結果は必ず書面で受け取っておくようにしましょう。
なかには「大体これくらいで売れますよ!」と安請け合いするような業者もいるかもしれませんが、口頭で言われたことは信用できません。
後から「こんなはずじゃなかった!」と思っても相手の不手際を指摘するのが難しくなってしまいますよね。
査定額やその根拠は必ず書面で提出するよう求めましょう。
コツ3 査定額の高い時期に売りに出す
建物の価値は基本的には年月が経つごとに減っていく、といわれています。
しかし実は不動産売却はとにかく早く行えば良い、というものでもありません。
特にマンションや家などの居住用物件は季節によって需要が変動します。
春先や秋口は新生活に向けて物件を探している人が多いと考えられますよね。
コツ4 異なる種類の不動産会社に査定を依頼する
査定を依頼するときには、ジャンルの異なる複数の不動産会社に依頼するようにしましょう。
一口に不動産会社といっても、販路や得意とする不動産の種別など、会社によってさまざまな特色を持っています。
「よく名前を聞く大手の不動産会社の方が良いんじゃない……?」
と思う方も多くいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、場合によっては地域密着型の小さな不動産会社の方が周辺地域に熟知していて独自の販路を持っていて高く売れるケースなどもあるのです。
またマンションの仲介を得意としている不動産会社など、特定の不動産の取引に特化している不動産会社もあります。
自分が売りたい不動産の取引実績がある不動産会社をチェックしておきましょう。
そのため、バランス良くさまざまな不動産会社に査定を依頼してみるのが重要ですよ。
コツ5 訪問査定の際は掃除などを行っておく
査定は机上査定を行ってから訪問査定に進むケースが一般的です。
訪問査定の際には、適宜掃除などを行って売りたい不動産の印象を良くするよう心がけましょう。
リフォームなど大掛かりなことを行う必要はありませんが、見た目がきれいになるだけで査定額が大幅に変わる場合があります。
誰しも少しでもきれいな家に住みたい、と思うはずですよね。
仲介を行う不動産会社はもちろん、買い主の印象も良くすることができればそれだけ高く売れる可能性が高まります。
コツ6 媒介契約を結ぶ前に仲介手数料は再確認する
仲介を行う不動産会社は基本的に売り主と買い主の売買契約が成立して初めて報酬を受け取ることができるシステムになっています。
媒介契約を結ぶ前に、必ず仲介手数料を確認しておくようにしましょう。
仲介手数料は法律で以下のとおり上限が定められています。
売買価格 | 仲介手数料の料率 |
---|---|
200万円以下の部分 | 5% |
200万円超400万円以下の部分 | 4% |
400万円超の部分 | 3% |
400万円を超える不動産については、
- 「(売買金額×3%+6万円)+消費税」
という式で簡易的に上限額が計算できます。
不動産会社はこれを超える仲介手数料や他の報酬を受け取ることはできません。
万一これを超える仲介手数料を請求された場合には契約を行わないようにしましょう。
遠方の不動産を売却する場合の出張費や特別な売却活動を行う場合の広告宣伝費が別途かかることもありますが、その場合には事前に売り主の承諾を得なくてはならないとされています。
コツ7 不動産会社とは専任媒介契約を結ぶ
仲介を依頼する不動産会社と交わす媒介契約は「一般媒介契約」、「専任媒介契約」、「専属専任媒介契約」の3種類があります。
【媒介契約の種類】
契約種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
専属専任媒介契約 | ・窓口が一元化できる。 ・1週間に1回、不動産会社から売り主に対して売却活動に関する報告を行うことが義務づけられている。 |
・売り主が知人など、自分で買い主を見つけた「自己発見取引」の場合にも仲介手数料などが発生する。 ・悪徳な不動産会社に依頼してしまうと、両手仲介を目論んで他社に情報を提供せず、買い主がなかなか決まらないことがある。 |
専任媒介契約 | ・窓口が一元化できる。 ・2週間に1回、不動産会社から売り主に対して売却活動に関する報告を行うことが義務づけられている。 ・売り主が知人など、自分で買い主を見つけた「自己発見取引」の場合には仲介手数料は発生しない。 |
・悪徳な不動産会社に依頼してしまうと、両手仲介を目論んで他社に情報を提供せず、買い主がなかなか決まらないことがある。 |
一般媒介契約 | ・複数の不動産会社に同時に売却を依頼することができる。 ・売り主が知人など、自分で買い主を見つけた「自己発見取引」の場合には仲介手数料は発生しない。 |
・売り主に対する報告義務がなく、売却活動が不透明。 |
専任媒介契約は、2週間に1度売却活動に関する不動産会社からの報告が義務付けられているため安心です。
また、売り主の方が自分で買い主の方を見つける「自己発見取引」の場合には、仲介手数料を払う必要がないのもメリットです。
「自己発見取引を行う可能性がゼロで、こまめに担当者からの報告が欲しい」
ということであれば、1週間に1度の報告が義務付けられている専属専任媒介契約を行っても良いでしょう。
3.騙されないで!不動産売却で失敗する人の共通点
慣れない不動産売却がうまくいくのか不安ですよね。
不動産売却で判断を誤ってしまうと、買い主が見つからなかったり、希望額よりもかなり低い値段で売却せざるを得なくなったりしてしまいます。
また大きなお金が動く分、悪徳業者に騙されてしまう可能性もゼロではありません。
失敗例1 一社にしか査定を頼まない
繰り返しになってしまいますが、不動産売却の際には複数の不動産会社に査定を依頼することが重要です。
一社にしか査定を頼まないと、判断基準がなく、その査定額が妥当なものであるかも分かりません。
「もっと高く売れた可能性があったのに安い査定額のまま契約を結んでしまった……」
複数社に査定を依頼して結果を引き比べれば、大体の相場感を把握し、適正な査定額を出してきた不動産会社のなかから依頼する会社を選べると考えられますよね。
失敗例2 飛び抜けて高額な査定額を出した会社と契約する
複数の不動産会社に査定を依頼したとき、1社だけ他社よりも飛び抜けて高額な査定額を提示してくる場合があります。
そのような会社と安易に契約を交わしてしまうのも失敗につながるポイントです。
このように疑問に思う方も多くいらっしゃるでしょう。
もし不動産会社が買い主となる買取を利用するのであれば、査定額の高い不動産会社でそのまま売却を進めた方が良いと考えられます。
仲介の場合の査定額は「この値段で売れる」と確約するものではありません。
不動産会社は売買契約が成立して初めて報酬を得ることができるシステムとなっているため、なかには高い査定額で契約を促し、後から安易に値下げを勧めて売却を急がせようとする不動産会社も存在するのです。
【不動産会社が仲介で報酬を得る仕組み】

失敗例3 売却する不動産の欠陥を報告しない
売却する不動産に何か欠陥がある場合、包み隠さず必ず不動産会社や買い主候補にしっかり伝えるようにしましょう。
このように軽く考えてしまうかもしれませんが、不動産の売り主には「瑕疵担保責任」という義務が生じます。
もし購入した商品が不良品であれば、購入したお店に連絡して返金や交換などをお願いしますよね。
それと同様、説明を怠って売買契約成立後に買い主が不備を見つけた場合、契約解消になったり、売却後に損害賠償請求をされたりする可能性があります。
失敗例4 高く売りたいのに直接買取で申し込んでしまう
買取の際の売却額は不動産会社に仲介を頼んで売却するより低くなってしまいます。
不動産を高く売りたい場合は不動産会社に買取ではなく仲介を依頼するようにしましょう。
買取の場合、不動産会社が不動産を買い取り、状態を整えて賃貸に出したり別の買い主を探したりすることになります。
つまり買取は不動産会社にとってはいわば仕入れです。
不動産会社は売り主から安く不動産を購入し、仲介で売却した場合の売却額と同程度の金額で売却してその差額で利益を上げます。
4.不動産のプロ太鼓判!おすすめ一括査定サイト
不動産売却を成功させるためには、不動産会社選びが何よりも重要です。
そんな重要な不動産選びの心強い味方となってくれるのが不動産一括査定サイトです。
不動産一括査定サイトにもそれぞれに特色があるため目的に応じて使い分けてみましょう。

まずは大手から中小までバランス良く参加している一括査定サイトを利用し、それから地域・不動産の種類などで自分が売りたい不動産に特化した一括査定サイトを使ってみるのがおすすめです。

まずは2サイト程度利用して10社ほどに机上査定を依頼し、結果が気になった2〜3社に訪問査定を依頼して実際に契約を結ぶ不動産会社を絞り込んでいきましょう。
サイト名 | 特徴 |
---|---|
HOME4U | 日本で初めて一括査定サービスを発足した老舗サイト。登録されている会社は全て厳しい審査を通った不動産会社のみなので、悪徳業者につかまる心配もなく安心して利用できる。NTTデータグループが運営しておりセキュリティも充実している。 |
すまいValue | 住友不動産販売、小田急不動産、野村の仲介、三井のリハウス、東急リバブル、三菱地所ハウスネットの業界をリードする6社が運営する信頼の置ける一括査定サイト。 |
約2,000店舗の不動産会社が参加する日本最大級の無料一括査定サイト。SUUMOを利用すればほとんどの地域で優良な不動産会社から見積もりを貰うことができる。また、不動産会社を実際の売却実績などから絞り込む機能が備わっていて大変便利。 | |
LIFULL HOME’S |
不動産情報サイトLIFULL HOME’Sが提供する売却査定サービス。2,839社の不動産会社が参画し、多くの情報が提供されていて不動産会社の特色や雰囲気がわかるようになっている。 |
イエウール |
1,600社以上が提携されていて、地域密着の優良不動産会社が多数登録している。悪徳業者を排除する仕組みも整っていて安心して使える。 |
おうちダイレクト |
エリアは限られているが、Yahoo!やSRE不動産など他にない独自の販売チャネルが特徴。マンション売却に特化した不動産会社が多い。 |
マンションナビ |
マンション売却が得意な会社が多く登録されている。また売却査定だけでなく、賃料査定も同時にできる。 |
RE-Guide |
運営15年目の老舗サイト。投資物件の売却に長けている。 |
リビンマッチ |
売却だけでなく、買取や土地活用、注文住宅など幅広いジャンルの不動産総合サイトを運営しているため、他には加盟していない不動産会社に査定ができる。 |
おすすめ1 HOME4U:安心・安全!日本最古の不動産一括査定サイト
運営会社 | NTTデータスマートソーシング |
---|---|
参加不動産会社数 | 1,500社以上 |
同時査定依頼可能数 | 最大6社 |
HOME4Uは2001年にサービスが開始された日本で最も歴史の古い不動産一括査定サイトです。
NTTグループの「NTTデータスマートソーシング」という、官公庁などとも取引がある企業が運営しているため個人情報を入力する際も安心です。
また悪徳不動産業者を排除するための独自の取り組みを行っている点も魅力的だといえるでしょう。
全国の1,500社を超える不動産会社が参加しており、都市部から地方まで幅広い地域をカバーしています。
同時に最大6社まで査定依頼が可能なので、きっと信頼できる不動産会社を見つけることができますよ。
不動産一括査定サイトを利用する際はまずはHOME4Uを試してみるのがおすすめです。
おすすめ2 すまいValue:業界を牽引する大手6社が運営!
運営会社 | 東急リバブル、住友不動産販売、三菱地所ハウスネット、三井のリハウス、小田急不動産、野村の仲介 |
---|---|
参加不動産 会社数 |
6社 |
同時査定依頼可能数 | 最大6社 |
すまいValueは、不動産仲介を行う不動産会社のなかでも特に大手といえる6社が共同で運営を行う不動産一括査定サイトです。
東急リバブル、住友不動産販売、三菱地所ハウスネット、三井のリハウス、小田急不動産、野村の仲介が運営を行っています。
参加不動産会社数は少ないものの、複数の大手不動産会社に同時に査定を依頼できるという唯一無二の特性があるため、利用しておく価値が高いサイトだといえるでしょう。
なかにはすまいValueにしか参加していない大手不動産会社もあります。
誰もが知っている大手の不動産会社に査定を依頼したいという方はすまいValueがおすすめですよ。
おすすめ3 SUUMO:知名度ナンバーワン!全国の不動産会社が参加
運営会社 | リクルート |
---|---|
参加不動産会社数 | 非公開 |
同時査定依頼可能数 | 最大10社 |
賃貸探しのポータルサイト「SUUMO」をご存知の方は多いのではないでしょうか。
実はSUUMOは不動産一括査定サイトも運営しているのです。
耳馴染みのあるサービスだから安心感は抜群だといえますよね。
大手から地域に密着した中小まで、非常に幅広い不動産会社が参加しているのできっと信頼のおける不動産会社が見つかります。
売却実績や営業スタッフの人数など、査定を依頼できる不動産会社の詳細な情報を事前に確認できるのもうれしいポイントです。
一部地域が取扱対象外となっているのが唯一のデメリットといえますが、まずはご自分の売りたい不動産で利用ができるか気軽に確かめてみるのが良いでしょう。
おすすめ4 HOME’S:参加不動産会社数最多クラス!知名度も抜群のサービス
運営会社 | LIFULL |
---|---|
参加不動産会社数 | 2,839社 |
同時査定依頼可能数 | 最大10社 |
HOME’S一括査定は総掲載物件数ナンバーワンを誇るHOME’Sが運営する不動産一括査定サイトです。
CMなどでHOME’Sの名前を聞いたことがあるという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
なんと全国2,839社の不動産会社が参加しており、他の不動産一括査定サイトでは不動産会社を見つけられなかった場合でもHOME’S一括査定なら信頼のおける不動産業者を見つけられる可能性が高いといえます。
またユーザーが安心して利用できるよう工夫が凝らされているのもうれしいポイントですね。
HOME’Sが設けた独自の基準をクリアしている不動産会社だけが参加しており、個人情報の取り扱いも徹底されています。
きっと信頼して仲介を任せられる不動産会社を見つけることができますよ。
おすすめ5 イエウール:地方の物件を売りたい方におすすめ!
運営会社 | 株式会社Speee |
---|---|
参加不動産会社数 | 1,600社以上 |
同時査定依頼可能数 | 最大6社 |
イエウールは全国1,600社を超える不動産会社が参加する不動産一括査定サイトです。
なんといってもその強みは日本全国の幅広い不動産会社が参加していること。
誰もが知っている大手不動産会社だけでなく、地域密着型の小さな不動産会社も多数参加しています。
「大手の不動産会社の方が安心できるんじゃない?」
などと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、地域を熟知している土着の不動産会社は独自の顧客を抱えているため高額で売却できる場合もあります。
また、他の一括査定サイトでは不動産会社を見つけられなかったという地方の不動産でもイエウールならぴったりの不動産会社を見つけられるかもしれません。
地方の不動産の売却を考えていらっしゃる方には特にイエウールがおすすめだといえますよ。
LINE風の画面上で気軽に査定依頼ができる独自のサイトデザインも使いやすくて魅力的ですよ。
おすすめ6 おうちダイレクト:都会のマンション査定におすすめ!
運営会社 | ヤフー、ソニーグループ |
---|---|
参加不動産会社数 | 10社 |
同時査定依頼可能数 | 最大10社 |
都市部のマンション売却をお考えの方にはおうちダイレクトの利用がおすすめです。
おうちダイレクトはヤフーとソニーグループが共同で運営する不動産一括査定サイトで、以下の不動産会社が参加しています。
- ・大京穴吹不動産
- ・大成有楽不動産販売
- ・CENTURY21
- ・ロイヤルハウジング
- ・POLUS
- ・大阪宅建協会
- ・TOHO HOUSE
- ・オークラヤ住宅
- ・京急不動産
- ・SRE不動産(旧ソニー不動産)
参加不動産会社の数は少ないものの、都市部のマンション売買を得意とする企業が多く参加しているため都会のマンションを売りたいと考えている方にはぴったりのサービスです。
また売り主のみの仲介を行う「片手仲介」専門で他社よりも高い査定額を出してくれるといわれているSRE不動産に一括査定が依頼できる唯一の不動産一括査定サイトである点も大きなポイントです。
買い主の仲介を行わない片手仲介の場合、売り主の利益だけを優先してくれるため他の不動産会社よりも高値で売却できるといわれています。
SRE不動産は自社の査定サービスも提供していますが、おうちダイレクトを通じて売りに出した不動産はヤフーの運営する不動産ポータルサイトYahoo!不動産に無料で掲載できるというメリットもあるためおうちダイレクト
を利用した方が断然お得だといえます。
5.不動産売却でよくある疑問を解決!
このように不動産を売却したいけれど気になっていることがあるという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ここでは、不動産売却のよくある疑問にお答えします。
疑問1 相続した不動産を売却するときはどうすればいい?
突然相続で不動産が手に入ったとき、どうして良いのか戸惑ってしまいますよね。
不動産を相続した際にはまず相続登記を忘れずに行いましょう。
亡くなった方の名義のままにしておくと売却したり不動産を担保にお金を借りたりすることができず、いざというときに困ってしまう可能性があります。
不動産を売却し、代金から不動産の購入と売却にかかった費用を差し引いて利益(=「不動産譲渡所得」)が発生した場合には税金がかかります。
税額の決定には所有年数やその不動産が居住用(マイホーム)であったかなどが関わってくるため、何も知らず相続してすぐに売却してしまうと多額の税金を支払わなくてはならなくなる場合があるのです。
また取得費(いくらで買ったか)が分からない場合にも、市街地価格指数という手法を使い税額を大きく抑えられるケースもあるのです。
大手の不動産会社であれば相続不動産の売却ノウハウも豊富で必要以上の税金が発生しないよう取り計らってくれると考えられます。
査定を依頼する際などに節税について相談してみましょう。
疑問2 ローンが残っている不動産を売却するときはどうすればいい?
住み替えなどの理由からローンが残っている不動産を売却したいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ローンが残っている不動産を売却することも可能ですが、ローン返済中の不動産には「抵当権」が付いている点に注意が必要です。
ローンが残っている不動産は抵当権を外さなくては売却できませんが、そのためにはローンを完済する必要があります。
実はローンが残った不動産を売却する場合、抵当権を外す=ローンを完済するのは売り主に物件を引き渡す日で構いません。
そのため売却した不動産の代金を返済に充てることができます。
ただしローンの残債が売却して得られるお金を上回ってしまうと、自己資金でローンをまとめて返済しなくてはなりません。
事前に不動産会社の担当者とも相談しながらきちんとローンを完済できるよう、資金計画を立てておきましょう。
疑問3 賃貸中の不動産を売却するときはどうすればいい?
このようにお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
賃貸中の不動産を売却する場合にはまず、今の居住者が入居したまま売却するか、退去をお願いして空き家の状態で売却するかを決めることになるでしょう。
賃貸中の不動産の借り主には、「借家権」という権利があることに注意が必要です。
つまり不動産の持ち主の都合でいきなり退去を迫ることはできないのですね。
空き家状態で不動産を売却するためには、現在の入居者に立ち退き料を支払う必要があるかもしれません。
一方、居住者が入居したままの売却は居住者に借家権があり買い主が不動産を好きにできないことから、空き家状態よりも売価は低く設定される傾向にあります。
また賃貸不動産は収益を上げるためのものですから、買い主が購入の決め手とするのは利回りであると考えられます。
査定額も利回りによって決まるものであることを把握しておきましょう。
疑問4 とにかく早く売りたいときはどうすればいい?
遠方への引っ越しが控えているなど、とにかく早く売りたいというときには買取を検討しましょう。
買取の場合は不動産会社が買い主となるため、買い主探しに時間をかける必要はありません。
また売り主に対する瑕疵担保責任も発生しないため手間をかけずに不動産を現金化することができます。
複数の不動産会社に査定してもらい、最も査定額が高かった不動産会社に売却しましょう。
6.まとめ
不動産を売却するに当たっては初めてで慣れないことも多く、何から始めて良いのか困ってしまいますよね。
不動産売却において最も重要なのは信頼のおける不動産会社をしっかりと見極めることだといえます。
不動産会社はあなたの不動産を査定し、契約を結べば買い主を探すことになるいわば「パートナー」です。
信用できる不動産会社を見極めるために、まずは複数の不動産会社に査定を依頼し結果を比較しましょう。
不動産一括査定サイトを活用してあなたにぴったりの不動産会社を見つけてくださいね。
サイト名 | 特徴 |
---|---|
HOME4U | 日本で初めて一括査定サービスを発足した老舗サイト。登録されている会社は全て厳しい審査を通った不動産会社のみなので、悪徳業者につかまる心配もなく安心して利用できる。NTTデータグループが運営しておりセキュリティも充実している。 |
すまいValue | 住友不動産販売、小田急不動産、野村の仲介、三井のリハウス、東急リバブル、三菱地所ハウスネットの業界をリードする6社が運営する信頼の置ける一括査定サイト。 |
約2,000店舗の不動産会社が参加する日本最大級の無料一括査定サイト。SUUMOを利用すればほとんどの地域で優良な不動産会社から見積もりを貰うことができる。また、不動産会社を実際の売却実績などから絞り込む機能が備わっていて大変便利。 | |
LIFULL HOME’S |
不動産情報サイトLIFULL HOME’Sが提供する売却査定サービス。2,839社の不動産会社が参画し、多くの情報が提供されていて不動産会社の特色や雰囲気がわかるようになっている。 |
イエウール |
1,600社以上が提携されていて、地域密着の優良不動産会社が多数登録している。悪徳業者を排除する仕組みも整っていて安心して使える。 |
おうちダイレクト |
エリアは限られているが、Yahoo!やSRE不動産など他にない独自の販売チャネルが特徴。マンション売却に特化した不動産会社が多い。 |
マンションナビ |
マンション売却が得意な会社が多く登録されている。また売却査定だけでなく、賃料査定も同時にできる。 |
RE-Guide |
運営15年目の老舗サイト。投資物件の売却に長けている。 |
リビンマッチ |
売却だけでなく、買取や土地活用、注文住宅など幅広いジャンルの不動産総合サイトを運営しているため、他には加盟していない不動産会社に査定ができる。 |
家やマンションなど不動産を売りたい方は早めの査定がおすすめ
家の売却には平均的に6ヶ月から1年、マンションの売却には3ヶ月から6ヶ月もの時間がかかります。急いで住居を移らなければいけない事情が発生した場合でも、すぐに売ることができるわけではありません。また、不動産は売却する時期によって需要が変わるため、価格が大きく変動します。慌てて売りに出すと買い主との価格交渉で不利になってしまう可能性もあるのです。
そのため、今すぐに不動産を売ろうと考えていない場合でも早めに査定しておくことが重要です。
査定に出したからといって、必ず売却しなければいけないわけではありません。
査定は無料で行えるため、相場を把握する目的で気軽に利用して大丈夫ですよ。 (ただし、すでに不動産売却が決まっている方は急いで査定を依頼しましょう。)
一括査定を利用すれば、特別な書類を用意することなく、最短1分で複数のさまざまな不動産会社に査定の依頼を出すことが可能です。
「一括査定サイトの数が多すぎて、どれを使っていいかわからない……」という方には、日本で最も歴史のある不動産一括査定サービスで、抜群の実績を誇るHOME4Uをおすすめします。
HOME4UはNTTグループが運営しているサービスのため、安心して利用できるのも嬉しいポイントです。
また、「大手不動産会社に見積を出してほしい……」という方には、業界トップの6社が参加しているすまいValueで査定を依頼しましょう。
すまいValueは東急リバブル、住友不動産販売、三菱地所ハウスネット、三井のリハウス、小田急不動産、野村の仲介の6社が直接運営を行っている一括サービスです。
なかにはすまいValueにしか参加していない会社もあります。
ただし、査定を依頼できるのはこの6社のみのため、バランスよく相場を把握するためにもHOME4Uとあわせて利用するのがおすすめですよ。
>>HOME4Uの公式サイトはこちら
>>すまいValueの公式サイトはこちら
- 【査定する物件】の情報を入力してください
-