【保存版】一戸建て売却完全ガイド!相場よりも高く売るコツ

一戸建て売却の完全攻略ガイド

一戸建てを売るというのは、ほとんどの方にとって初めての経験となるはずです。

何から始めれば良いのか、どうすれば売却できるのか、途方に暮れているという方も多いのではないでしょうか。

この記事は、一戸建て売却の流れや注意点を網羅した完全ガイドです

相場より高く売却するコツもお伝えするので、読めば安心して一戸建てを売却に出すことができます

一戸建ての家を売りたいんだけど、なにからはじめればいいの?
むずかしそうだし、時間もかかるんでしょ?
不動産売却のプロ
安心してください。一戸建の家を売却する流れとコツを、これからみなさんにお伝えしていきます。
このページで解決します!
Q&A 良くある疑問
一戸建ての売却にはどれくらい時間がかかる?
通常6カ月~1年程度かかります。
>>もっと詳細を知る
一戸建ての相場はどうやって調べればいいの?
売りたい一戸建てと条件の似ている物件の成約価格をインターネットで調べることができます。
>>もっと詳細を知る
一戸建てを高く売るためにはどうすればいい?
最も重要なのは、優良な不動産会社を選ぶことです。
>>もっと詳細を知る
今すぐに一戸建てを売る方法はないの?
不動産会社に直接買い取ってもらう方法なら、仲介よりスピーディーに一戸建てを売却できます。
>>もっと詳細を知る

この記事の監修税理士
監修税理士の税理士法人チェスター代表 福留正明
税理士法人チェスター代表
福留 正明
公認会計士・税理士・行政書士。相続税対策に強みを持つ税理士法人チェスターの代表社員。株式会社チェスターでは、年間100億円以上の売却案件を豊富に取り扱っている。 TV/雑誌など各種メディアからの取材歴多数。また、土地や相続についての書籍も多数出版している。
株式会社チェスターは、総勢190名以上の税理士法人グループの不動産会社です

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1.一戸建て売却の流れ、売却にかかる時間

一戸建てを売却する際には、マンションなどに比べて時間と手間がかかるといわれているので、根気よく頑張る必要があります。

一戸建て売却の流れ

STEP1 事前準備

不動産売却のプロ
まずは事前準備から始めましょう。

いきなり不動産会社に連絡を取るなどの行動に出るのではなく、まず、事前に情報収集が必要です。

【事前準備の際にすべきこと】

  • □物件の相場を理解する
  • □ローンの残債を確認する

はじめに、インターネットや市販の情報誌、折込チラシなどで、自分の所有している一戸建ては大体どれくらいの価格で売れるのか、相場を把握しましょう。

また、ローンが残っている場合は、残りがいくらか確認しておきましょう。

ローンが残っているかいないかで物件の引き渡し時の手続きが異なるため、不動産会社に伝える必要があります。

STEP2 査定依頼

不動産売却のプロ
相場感を把握したら、次は不動産会社に査定を依頼しましょう。

売りたい物件がおおよそどれくらいの価格で売れるのか、という見積もりを出してもらうことになります。

【査定依頼ですべきこと】

  • □不動産一括査定サイトを通じて査定を依頼する
  • □まずは6〜10社程度に机上査定を依頼し、結果が気になる3社程度に訪問査定を依頼する

査定は、必ず複数の不動産会社に依頼し、その結果を見比べるようにしてください。

まずは机上査定を6〜10社程度に依頼し、自分で調べた相場と比較しましょう。

結果の気になった3社程度に訪問査定を依頼して、実際に契約を交わす不動産会社を絞り込んでいくのがおすすめです。

何社にも依頼するのって、ちょっと面倒ですね……
不動産売却のプロ
そんなときは「不動産一括査定サイト」を利用してみましょう。同時に複数の不動産会社に、査定を依頼することができますよ。

不動産を相場より高く売却するには、複数の不動産会社から、時期をずらして何度か見積もりを取るのが基本です。

しかし、自力で一社一社、不動産会社に見積もりを依頼するのは現実的ではありません。

一社一社見積もりを依頼していくのには非常に多くの手間と時間がかかってしまうからです。

弊社のような法人であれば別ですが、基本的に個人の力だけでは十分な数の不動産会社を比較できない、ということは覚えておきましょう。

また、悪徳業者に引っかかってしまうこともよくあります。

自力で査定を取るのは難しい
自力で査定を取るのは難しい

できるだけ多くの不動産会社を見比べるべきなので、個人の方は不動産一括査定サイトを利用しましょう

一括査定サイトにはたくさんの不動産会社が登録しているので、一度で複数の不動産会社に見積もりを頼めます

簡単に複数の査定が取れる
一括査定サイトのメリット

また、一括査定サイトは利用のハードルが極めて低いことも特徴です。

ほぼ全ての査定サイトは利用が無料ですし、使い方も簡単です。

【一括査定サイトは無料で簡単に利用できる】

一括査定サイトの利用の流れ

一括見積サイトを利用することで、高く売るために必要不可欠な工程を、簡単に行うことができるのです。

メモ
不動産の査定には、物件の築年数や広さ、立地などの簡単な情報から見積もりを出す「机上査定」と、実際に不動産の担当者が物件を訪れて状態や日当たりなども含めて確認し詳細な見積もりを出す「訪問査定」があります。
どちらも、一括査定サイトを通じて簡単に依頼することができます。

一括見積サイトにも種類があって、それぞれ査定を依頼できる不動産会社は異なります

一括査定サイト毎に依頼できる不動産会社が異なる
一括査定サイト毎の違い

利用する一括査定サイトは、査定できる不動産会社を考えて選ぶようにしましょう。

【おすすめの不動産一括査定サービス】

HOME4U
HOME4U
最も歴史と実績がある不動産一括査定サービス
NTTデータグループが運営する、日本で最も歴史のある不動産一括査定サイトで、実績では他社の追随を許しません
登録されている会社は全て厳しい審査を通った不動産会社のみなので、悪徳業者につかまる心配もなく安心して利用できます。
提携不動産会社数も多く不動産売却を考えている人なら、ほとんど全ての方におすすめです
おすすめのポイント
  • NTTグループが運営するサービス
  • ② 優良不動産会社が登録しているので、不動産会社選びで失敗しにくい
  • 幅広い不動産会社から査定が欲しい方向け
▼主な不動産会社
  • ・Daiwa House
  • ・東京建物不動産
  • ・三井ホーム
  • ・京阪電鉄不動産株式会社
  • その他、全国の不動産会社多数
対象エリア 全国
参加会社数 約1,300社
サイト開始時期 2001年~
運営会社 NTTデータ・スマート・ソーシング
< 書類不要無料、スマホでも1分で査定依頼 >
SUUMO
SUUMOの不動産一括査定サイトのロゴ
知名度No1! 全国2000社の圧倒的な不動産会社ネットワークが強み
SUUMOは、不動産メディアNo.1の認知度を誇るメディアです。
大手・地場を問わず全国の優良不動産会社が、なんと2000社も参画しています。他の一括査定サイトを圧倒する豊富な不動産会社とのネットワークで、全国の広い地域での査定に対応しています

また、SUUMOのこれまでのノウハウを活用し、不動産会社を売却実績や店舗数、サービス内容などの希望条件で絞り込むことができるようになっています。
この詳細絞込み機能によって、自分が納得した不動産会社にのみ査定を依頼することができます。

全く知らない不動産会社から査定結果が送られてきても面食らってしまいますよね。SUUMOのこのシステムはまさに売主に寄り添った画期的なシステムだと思います。

おすすめのポイント
  • 知名度No.1の不動産サイト
  • 大手・地場を問わず、全国の優良不動産会社が参加
  • 希望条件にあった不動産会社を絞り込んでから、査定依頼を出せる
▼主な不動産会社
  • ・野村の仲介+
  • ・三井住友トラスト不動産
  • ・三菱UFJ不動産販売
  • その他、全国の不動産会社多数
対象エリア 全国
参加会社数 約2,000社
サイト開始時期 2009年~
運営会社 (株)リクルート住まいカンパニー
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HOME’S
HOME'Sのロゴ
不動産会社を特色から選べる!日本最大級の不動産サイト
CMでお馴染みの総掲載物件数No.1の不動産サイト「HOME’S」が提供する不動産査定一括サービスです。
不動産会社の説明が充実していて、担当者の顔まで見れるのはHOME’Sだけの特徴
査定価格にくわえて実績や特色から不動産会社を選ぶことができます。
また、不動産会社からの連絡手段をメールか電話か希望を伝えることもできる売主ファーストのサイトが嬉しい、今一番注目のサイトです。
おすすめのポイント
  • 業界トップクラスの不動産会社提携数
  • 不動産会社の特色や意気込みがわかる情報が豊富
  • 不動産会社からの連絡手段について希望が出せる
▼主な不動産会社
  • ・三井住友トラスト不動産株式会社
  • ・センチュリー21
  • ・タマホーム不動産
  • その他、全国の不動産会社多数
対象エリア 全国
参加会社数 1,779社
サイト開始時期 2008年~
運営会社 株式会社LIFULL
< 書類不要無料、スマホでも1分で査定依頼 >

既に紹介した3つのサービスの他にも、代表的なサービスがいくつかあります。
表にして紹介します。

【おすすめ不動産一括査定サイト】
サイト名 特徴
HOME4U 日本で初めて一括査定サービスを発足した老舗サイト。登録されている会社は全て厳しい審査を通った不動産会社のみなので、悪徳業者につかまる心配もなく安心して利用できる。NTTデータグループが運営しておりセキュリティも充実している
SUUMO売却 約2,000社の不動産会社が参加する日本最大級の無料一括査定サイト。SUUMOを利用すればほとんどの地域で優良な不動産会社から見積もりを貰うことができる。また、不動産会社を実際の売却実績などから絞り込む機能が備わっていて大変便利。
LIFULL HOME’S 不動産情報サイトLIFULL HOME’Sが提供する売却査定サービス。
1,700社以上の不動産会社が参画し、多くの情報が提供されていて不動産会社の特色や雰囲気がわかるようになっている。
イエウール 1,600社以上が提携されていて、地域密着の優良不動産会社が多数登録している。悪徳業者を排除する仕組みも整っていて安心して使える
おうちダイレクト エリアは限られているが、Yahoo!やSRE不動産など他にない独自の販売チャネルが特徴。マンション売却に特化した不動産会社が多い。
マンションナビ マンション売却が得意な会社が多く登録されている。また売却査定だけでなく、賃料査定も同時にできる
RE-Guide SBIグループが運営をしており、投資物件の売却に長けている。
リビンマッチ 売却だけでなく、買取や土地活用、注文住宅など幅広いジャンルの不動産総合サイトを運営しているため、他には加盟していない不動産会社に査定ができる。

直ぐに売らないといけない?

査定をしたからといって、必ず売らなければならないということでもありません。

不動産会社の方も、相場の把握が目的の方がいるのを理解していますよ。

▼営業電話が止まらない?見積もりを取ると、営業がしつこいのではないか?と心配になる方が多いのですが、そんなことはありません。

実は不動産会社の営業活動は宅地建物取引業法(通称「宅建法」)によって厳しく管理されており、しつこい営業電話は違法行為である可能性があるのです。

万一しつこい営業が来るようであれば「宅建法に違反していませんか?」と言えば連絡が来なくなるはずです。

また、電話営業されるのがどうしても嫌な方は、査定依頼の際に電話を控えて頂けるように頼んでおきましょう。

例えば、NTTグループが運営している一括査定サイトのHOME4Uでは、査定申込みの直前に備考欄が設けられていますので、電話を控えて下さい、と記載しておきましょう。

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STEP3 不動産会社を比較・決定

不動産売却のプロ
複数社の査定を受けたら、いよいよ不動産会社を選ぶことになります。

不動産会社選びは、物件を売る上で最も重要なポイントです。

査定結果を比べ、どの不動産会社が良いのか考えていきます。

【不動産会社を決める際にすべきこと】

  • □査定額の根拠を確認する
  • □担当者の対応が信頼できるか見極める
  • □一戸建て売却の実績があるかを確認する
  • □不動産会社にローンが残っていることを伝える
1社がすごく高い査定額をだしてくれた!ここにしようかな。
不動産売却のプロ
待ってください。高額な査定価格を出した不動産会社が、必ずしも良いとは限らないのです。

査定額はあくまでも査定額です

不動産会社がその値段で売れる保障をしてくれる、というわけではありません。

とにかく仲介の契約を得ようとして、無根拠に高値を提示してくる業者も稀に存在します。

そのような会社に依頼してしまうと、必要のない値下げを促され成約を急がされる可能性もあります。

そのような悪徳業者に依頼してしまわないために、査定価格の根拠を必ず確認するようにしましょう。

メモ
不動産会社は、「宅地建物取引業法 第34項の2 第2項」によって査定価格の根拠を明らかにしなければならないと定められていますので、明確な根拠を出さない不動産会社は信用に値しないと考えて良いでしょう。

宅地建物取引業者は、前項第二号の価額(※)又は評価額について意見を述べるときは、その根拠を明らかにしなければならない。
※前項第二号の価額……当該宅地又は建物を売買すべき価額又はその評価額

高ければいい、というわけじゃないんですね。
不動産売却のプロ
そうですね。何よりも査定額の根拠が大切です。
不動産売却のプロ
不動産会社を選ぶポイントをまとめてみました。

【不動産会社を選ぶポイント】

  • ・査定額の根拠を明らかにしてくれるか
  • ・担当者が迅速かつ丁寧な対応をしてくれるか
  • ・一戸建ての売却物件があるかどうか
選ぶのは大変だと思ってたけど……ポイントは結構少ないんだ。
これなら意外と難しくないかも!
メモ
不動産会社を決めたら、ローンが残っている場合は、そのことを不動産会社に伝えましょう。売却して得られるお金を返済にあて、完済に至らない場合には返済費用を用意する必要があります。

STEP4 不動産会社と媒介契約

不動産会社がきまったら、いよいよ契約です。

不動産会社が決まったら「媒介契約」を結びます

メモ
一般的には「仲介」という語が使われていますが、不動産売却の契約においては「媒介」という語を用います。

【媒介契約の際にすべきこと】

  • □不動産会社と媒介契約を結ぶ
  • □契約の種類を選ぶ(専任媒介契約がおすすめ)

不動産会社との契約形態には、「専属専任媒介契約」、「専任媒介契約」、「一般媒介契約」の3種類があります。

初心者の方には専任媒介契約がおすすめです。

契約にも種類があるんだ……
でもなんで、専任媒介契約がいいの?

専任媒介契約は、2週間に1度、不動産会社から売り主に対して売却活動に関する報告を行うことが義務付けられています。

適宜報告をもらえた方が、安心しますよね。

また、売り主が親族や知人など、自力で買い主を見つける「自己発見取引」になった場合に、仲介手数料が発生しません。

他の媒介契約に比べてリスクが少ないので、初心者におすすめです。

STEP5 売却活動

不動産売却のプロ
不動産会社と媒介契約を交わしたら、いよいよ売却活動、つまり物件の買い主を探す活動に入ります
わたしはなにをすればいいんですか?
不動産売却のプロ
売却活動をするときにすべきことを3つ、まとめてみました。

【売却活動の際にすべきこと】

  • ① 売却活動の状況を確認する
  • ② 内覧希望者に対応する
  • ③ 物件に雨漏りや騒音、事故歴などがある場合、きちんと説明する
不動産売却のプロ
それではひとつずつ、詳しく見ていきましょう。

①売却活動の状況を確認する

担当者があなたの物件を売るためにきちんと動いてくれているのか、きちんとチェックするようにしましょう。

もし売却活動に関する報告が定めのとおり行われない、内容に疑問がある、といったことがあれば必ず担当者に確認してください。

知識のある売り主であることをアピールするのがおすすめです

知識のある売主か……どんなことを聞けばいいんだろう?
不動産売却のプロ
「マイソク」の掲載状況など聞いてみる」と良いですね。

売却活動はまず、「マイソク」と呼ばれる販売用の図面を不動産会社が作成するところから始まります。

このマイソクはポスティングチラシにしたり、ウェブ上に掲載したり、他の不動産会社への営業資料にしたりする非常に重要なものです。

間取りや築年数、駅からの所要時間など、基本的な情報を記載するだけでは広告として十分だとはいえませんよね。

カラーで作成して外観・内観の写真を載せたり、住みよいポイントをまとめたり、物件の魅力をアピールして、見た人に「住みたい」と思わせることができるものにしたいところです。

どのような「マイソク」がつくられているか、また「マイソク」がレインズに掲載されているかも、必ずチェックしてください。

当然、情報量の多いマイソクが掲載されている物件の方が、魅力的に見えますよね。

メモ
専任媒介契約や専属専任媒介契約を結んでいる場合、レインズへの物件情報の掲載は義務付けられていますが、マイソクを掲載するかどうかは各不動産会社の判断に委ねられています。
メモ
「レインズ」とは宅地建物取引業者しかアクセスすることのできないサイトで、どの物件がいついくらで販売されたのかという過去のデータや、現在売りに出されている物件の情報を共有しています。
他社の取り扱う物件も、顧客の要望に応じてレインズで検索し、紹介したり仲介を行ったりすることができるものです。

②内覧希望者に対応する

不動産売却のプロ
担当者の仕事ぶりを確認するだけでなく、売り主にもやるべきことはあります。

内覧の際に「この家に住みたい」と思ってもらえるような工夫が必要です。

玄関や水回りは清潔か、照明が暗すぎないか、匂いが残っていないかといった点を意識しておきましょう。

内覧当日も担当者に任せきりにするのではなく、売り主も対応することでより良い印象を抱いてもらえるかもしれません。

その物件に住んでいるからこそ分かる魅力を伝えたいところですね。

③物件に雨漏りや騒音、事故歴などがある場合、きちんと説明する

今の家住んでから結構経つから、雨漏りがあるんですよね……内緒にしておいた方がいいかな?
不動産売却のプロ
それはいけません。雨漏りや騒音などは、必ず伝えなければいけないのです。
そうなんだ!

良い点ばかりを伝えれば良いというものでもないので注意が必要です

「瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)」といって、物件に雨漏りや騒音、事故歴などがある場合、売り主は買い主に対してその事実をきちんと説明する義務があります。

説明を怠ると損害賠償請求をされたり、契約解消になったりするリスクがあるので、絶対に隠し事はしないようにしましょう。

STEP6 買い主と売買契約

不動産売却のプロ

売却活動の結果、買い主が見つかったら、売買契約を交わしましょう。

あと少しで売却完了です!

【売買成約の際にすべきこと】

  • □契約に必要な書類を用意する
  • □買い主との合意条件を確認する
  • □物件の設備や状態について買い主に説明する
  • □買い主のローン審査が通っているか確認する
なんだかむずかしそうだなあ……
不動産売却のプロ

そんなことはありませんよ。

契約書などの必要書類については、仲介する不動産会社が作成して説明してくれますよ。

売買契約書は不動産会社が用意してくれるので、あまり難しいことはありません。

ただし、売買契約書の内容はよく読んで、条件が納得できるものであるかどうかきちんと確認しておきましょう

条件をよく理解しないまま契約を交わしてしまうと、後々トラブルになりかねません。

疑問に思った点があれば、必ず担当者に確認してください。

不動産売却のプロ
書類は必ず、しっかりと目を通しましょうね。

多くの場合、売買契約を交わすと同時に成約価格の5〜10%の金額を「手付金」として受け取ることになります

ただし、万一買い主のローン審査が降りなかった場合には契約は白紙になり、手付金を返還しなくてはなりません。

必ず買主のローン審査が通っているか確認してから契約を交わし、引き渡しが済むまで手付金は取っておくようにしましょう

STEP7 引き渡し

不動産売却のプロ
売買契約が済めば、次はいよいよ物件の引き渡しです。ここではさまざまな手続きが必要となります。

【引き渡しの際にすべきこと】

  • □代金の決済
  • □登記の変更
  • □物件の状態確認
  • □ローンを完済して抵当権を抹消する

引き渡しには、売り主、買い主、両者の仲介会社の担当者、司法書士、金融機関の担当者などが立ち会います。

引き渡しの日には、事前に支払われた手付金を差し引いた物件の代金が振り込まれます

ローンが残っていたら、完済しなければなりません。

売却する一戸建てのローンが残っているという方はこの日がローンの完済日になるため、引き渡しの日にちが決まった段階で必ずローンを借り入れている金融機関に連絡してください。

完済の日が1日ずれ込むと、返済額が変わってしまいます。

また、ローンが残っている物件を売却する場合には、金融機関が持っている「抵当権」を抹消する手続きが必須です。

これは債務者がローンを返済できなかったときに物件を担保とするための権利です。

抵当権の抹消は登記の変更と併せて、司法書士に依頼するのが一般的です。

STEP8 確定申告

売却が完了したら最後に確定申告をしましょう。

物件を売却したら、翌年には必ず確定申告を行ってください

物件を売却して得たお金は「譲渡所得」といって給与所得以外の所得になる可能性があるため、会社員の方であっても自分で確定申告を行わなくてはなりません。

【確定申告の際にすべきこと】

  • □各種の控除の確認

ほとんどの場合、売却で得たお金は購入時に支払った金額よりも少ないでしょう

その場合、必要な条件を満たした上で確定申告を行うと、既に納めた税金が還付金として返還されたり、所得税が控除されたりする可能性があります。

なるほど。じゃあ、もし家を売って利益が出ていたらどうなるんでしょう?
不動産売却のプロ
売却で得たお金が物件の購入費用を上回って利益を得た場合には、「譲渡所得税」と呼ばれる税金を支払わなくてはならない場合があります。
せっかく利益が出たのに税金でもっていかれてしまうの?
不動産売却のプロ
安心してください。利益が出た場合の控除もありますよ。

不動産を売却した際に利益が出たとしても、譲渡所得から最高3,000万円の特別控除を受けることのできる特例があるので、しっかりチェックしましょう。

確定申告を行わないと、多大な損をしたり、脱税になったりする場合があるので注意してください。

メモ
通称「3,000万円特別控除」といって、一定の要件を満たしていれば譲渡所得から最高3,000万円の特別控除を受けることのできる特例があります。
損をしないためにも、確定申告は必須なんですね!

なお、不動産売却時の税金に関して詳しくは、不動産売却時にかかる税金の計算方法と節税ノウハウをご覧ください。

売却にかかる時間と売れやすいタイミング

売却の流れや必要なことは分かったけど、全部でどれだけの時間がかかるんだろう?
売れやすいタイミングも知りたいな

一戸建てを売却するまでの期間は、一般的には6カ月から1年程度といわれており、アットホーム株式会社による2015年の調査では平均11カ月という結果が出ています

一戸建てが売れるまでには、根気よく売却活動を続ける必要がありそうです。

やっぱり長くかかるんですね
不動産売却のプロ
それでも、情報を収集し、タイミングを押さえることで、物件が売れる確率はぐんと高くなりますよ。

(公財)不動産流通推進センターがまとめた2018年の首都圏の「戸建制約物件件数」によれば、3月が最も成約件数が多くなっています

一方、8月と年始は大きく落ち込んでいることが窺えます

【2018年の月別戸建成約件数のグラフ】

2018年の月別戸建成約件数のグラフ

4月は年度始めですから、環境が変化する方が多い時期ですよね。

年度の始めに新居での生活をスタートさせたいという方が多いので、3月に売却数が伸びるのも納得です。

このように、時期によって売却のしやすさは大きく異なるのです

夏の暑い時期や年末年始の忙しい時期に、大きな手間をかけようと考える方はあまりいないということですね。

物件を売りに出すのであれば、夏の暑い時期・年末年始の忙しい時期を避けるのがおすすめです。

成約までの期間も考えることが重要で、例えば3月に成約することを狙う場合、売りに出すまでの時間を考えると、前年の秋、それが難しいようであれば年明けから動き始めるのが良いでしょう。

また、周辺に類似の競合物件が多数売りに出されている時期は避けるのが得策です。

ここまでのポイント
  • 一戸建て売却の流れは「事前準備」「査定依頼」「不動産会社を比較・決定」「不動産会社と媒介契約」「売却活動」「買主と売買契約」「引き渡し」「確定申告」の全8行程
  • 事前準備~引き渡しまでで6~12カ月程度の時間がかかる

2.一戸建てを相場よりも高く売るコツ

不動産売却のプロ
一戸建てを売るまでの流れの、おおまかなイメージは掴めたでしょうか。

はい。でもせっかく売りに出すなら、できるだけ高く買ってくれる買い主を見つけたいですね。

できれば売却したお金でローンを払い終えたいし。。

不動産売却のプロ

そうですよね!

ここからは、一戸建てを相場より高く売るコツを解説していきます

一戸建てをできるだけ高値で売るためには、どうすれば良いのでしょうか。

このセクションでは、一戸建てをより高く売るためのコツをお伝えします

コツ1.自分でも相場を把握しておく

不動産売却のプロ
まずは、自分の一戸建てがいくらで売れそうなのか、相場を把握することが重要です

まず、事前に自分でも相場を把握しておきましょう。

ゆくゆく不動産会社から見積もりを貰う際に、査定額が適正であるのか判断するための裏付けや根拠にもなります。

インターネットや折込チラシなどで、売りに出したい物件と似た条件の物件がいくらで売りに出されているのか調べてみましょう。

ただし、不動産ポータルサイトや広告などに掲載されているのはあくまで売り主の希望価格であるため、実際その値段で成約するとは限りません

じゃあ、実際の成約価格の相場はどうやって調べたら良いの?
不動産売却のプロ
そういうときは、以下のようなサイトを利用してみましょう。

土地総合情報システム 不動産取引価格情報検索

国土交通省が不動産を売買した人に成約価格をアンケートした結果をまとめたもの

成約価格を基にした不動産取引情報提供サイト REINS Market Information

宅地宅建取引業者向けの物件情報サイト「レインズ」の成約事例の一部を閲覧できるサイト

コツ2.訪問査定前にはちょっとした準備を

不動産売却のプロ
相場より高く売るための2つ目のコツは、訪問査定の準備をしっかりしておくことです

訪問査定の際は、できるだけ高い査定額を出してもらうことができるよう、ちょっとした準備をしておくのがおすすめです。

査定の日を迎える前に売りに出したい物件の状態を把握し、メリットだと感じる部分は漏れなく担当者に伝えられるよう、メモを取っておきましょう。

購入を検討する方は、中古物件ならではの不安を抱いているはずです。

不安に思う部分をできるだけカバーし、安心して購入できる物件だと思えるようなアピールをしましょう。

【アピールポイントの例】

  • □ 駅からのアクセス
  • □ 学校や病院などへのアクセス
  • □ スーパーなどの周辺の商業施設
  • □ 耐震性
  • □ 日当たり
  • □ 治安の良さ
  • □ リフォームやメンテナンスの履歴など
なるほど。でもメンテナンスやリフォームなんかはお金がかかりますよね?
不動産売却のプロ
お金をかけずに、査定額をあげる工夫もありますよ。
本当ですか?!

一戸建ての訪問査定の際に、誰でもお金を掛けずにできる対策としては、植木の剪定などを行なって見栄えを良くしておくこと、部屋の掃除を行なっておくことなどが挙げられます。

晴れた日のお昼に訪問査定してもらうことで、日当たりや治安の良さを評価してもらうこともできるかもしれません。

ちょっとした工夫を凝らし、物件に対して少しでも良い印象を抱いてもらうことが重要です

本当にちょっとした工夫でいいんですね。でも、リフォームは?
不動産売却のプロ
実は売却にあたって、リフォームをする必要はないんですよ

売却に際してリフォームする必要はありません

売却のためにリフォームを行ったところでその分物件の売却価格が高くなるとはいえないからです。

また、中古の物件を買う方のなかには、安く物件を手に入れて自分好みにリフォームしたいという方もいるでしょう。

物件の良いところをアピールするのは重要ですが、お金をかけずにできる範囲で大丈夫です

コツ3.不動産会社とは専任媒介契約を結ぶ

不動産売却のプロ
3つ目のコツは、不動産会社と専任媒介契約を結ぶことです。

不動産会社に物件売却の仲介を依頼する媒介契約には、「一般媒介契約」、「専任媒介契約」、「専属専任媒介契約」の3つがあります。

【媒介契約の種類】

※横にスクロールできます
契約種類 メリット デメリット
専属専任媒介契約 ・窓口が一元化できる。
・1週間に1回、不動産会社から売り主に対して売却活動に関する報告を行うことが義務づけられている。
・売り主が知人など、自分で買い主を見つけた「自己発見取引」の場合にも仲介手数料などが発生する。
・悪徳な不動産会社に依頼してしまうと、両手仲介を目論んで他社に情報を提供せず、買い主がなかなか決まらないことがある。
専任媒介契約 ・窓口が一元化できる。
・2週間に1回、不動産会社から売り主に対して売却活動に関する報告を行うことが義務づけられている。
・売り主が知人など、自分で買い主を見つけた「自己発見取引」の場合には仲介手数料は発生しない。
・悪徳な不動産会社に依頼してしまうと、両手仲介を目論んで他社に情報を提供せず、買い主がなかなか決まらないことがある。
一般媒介契約 ・複数の不動産会社に同時に売却を依頼することができる。
・売り主が知人など、自分で買い主を見つけた「自己発見取引」の場合には仲介手数料は発生しない。
・売り主に対する報告義務がなく、売却活動が不透明。

専任媒介契約は、2週間に1度売却活動に関する不動産会社からの報告が義務付けられているため安心です。

また、売り主の方が自分で買い主の方を見つける「自己発見取引」の場合には、仲介手数料を払う必要がありません。

「自己発見取引を行う可能性がゼロで、こまめに担当者からの報告が欲しい」

ということであれば、1週間に1度の報告が義務付けられている専属専任媒介契約を行っても良いでしょう

ただし、専任専属媒介契約の場合は自己発見取引であっても仲介手数料が発生するため注意してください。

一度1社の不動産会社と専任媒介契約もしくは専属専任媒介契約を結ぶと、解約するまでそのほかの不動産会社に当該物件の売却を依頼することはできません。

不動産会社からしてみれば、自社が売却を成立させれば確実に手数料が得られるチャンスです。

販売活動に注力してくれると考えられますね。

ここまでのポイント
  • 相場より高く売るために、国交省のサイトやレインズで事前に相場をチェックしておく
  • 不動産会社の訪問査定前には、なるべくお金をかけずにできる準備をしておく
  • 営業活動に力を入れてもらえるよう、不動産会社とは専任媒介契約を結ぶ

コツ4.最も重要なのは不動産会社選び

結局、何がもっとも重要なんですか?
不動産売却のプロ
ずばり、不動産会社選びですね。

不動産会社は、一戸建てを売却する際のいわば「パートナー」です。

買い主が見つかるまで、担当者と連携して売却活動を行うことになります。

売却までの簡単な流れ

物件を高く売るために最も重要なのは不動産会社選びだということがいえるでしょう。

できるだけ査定額が高く、物件のメリットをきちんと理解して売却活動を行なってくれる不動産会社を選びたいですね。

不動産会社には、全国に営業所を持つ大手や地域密着型の中小、中古物件に特化したところや戸建てに特化したところなど、さまざまな企業があります。

査定の段階では強みの異なる複数の不動産会社に依頼し、査定結果や担当者の対応を比較しましょう

最終的には、査定額の根拠をきちんと説明できるか、周辺で一戸建ての売却実績があるか、営業担当者の対応が信頼できるものか、といった点を判断基準とするのがおすすめです。

一戸建て売却におすすめの不動産一括査定サイトはいくつかあります。

【おすすめ不動産一括査定サイト】
サイト名 特徴
HOME4U 日本で初めて一括査定サービスを発足した老舗サイト。登録されている会社は全て厳しい審査を通った不動産会社のみなので、悪徳業者につかまる心配もなく安心して利用できる。NTTデータグループが運営しておりセキュリティも充実している
SUUMO売却 約2,000社の不動産会社が参加する日本最大級の無料一括査定サイト。SUUMOを利用すればほとんどの地域で優良な不動産会社から見積もりを貰うことができる。また、不動産会社を実際の売却実績などから絞り込む機能が備わっていて大変便利。
LIFULL HOME’S 不動産情報サイトLIFULL HOME’Sが提供する売却査定サービス。
1,700社以上の不動産会社が参画し、多くの情報が提供されていて不動産会社の特色や雰囲気がわかるようになっている。
イエウール 1,600社以上が提携されていて、地域密着の優良不動産会社が多数登録している。悪徳業者を排除する仕組みも整っていて安心して使える
おうちダイレクト エリアは限られているが、Yahoo!やSRE不動産など他にない独自の販売チャネルが特徴。マンション売却に特化した不動産会社が多い。
マンションナビ マンション売却が得意な会社が多く登録されている。また売却査定だけでなく、賃料査定も同時にできる
RE-Guide SBIグループが運営をしており、投資物件の売却に長けている。
リビンマッチ 売却だけでなく、買取や土地活用、注文住宅など幅広いジャンルの不動産総合サイトを運営しているため、他には加盟していない不動産会社に査定ができる。

高く売却するためにはこのように、一括査定サイトをうまく利用してください。

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片手仲介と両手仲介

また、不動産会社を選ぶ際に注意しておきたいのが、自社の顧客から買い主を見つけようと他社に情報開示を行わない「囲い込み」を行う悪徳な不動産会社ではないか、という点です。

囲い込み?悪徳業者ってどんなことをするの?
不動産売却のプロ
その説明のために、まずは片手仲介と両手仲介についてみていきましょう。

物件売却の媒介契約を結んだ不動産会社は、売り主の代わりに営業活動を行います。

買い手が見つかった場合には契約書などを用意することで、手数料という形で利益を得ています。

この手数料は、成約価格によって変動しますが、多くの場合は成約価格の3%+6万円(税別)です。

一方、買い主も、物件を見つけたり契約の手続きなどを行ったりする際のサポートをしてくれる不動産屋に対して、手数料を支払うことになります。

売り主と媒介契約を結んだ不動産会社が自社で買い主を見つけることができれば、売り主からも買い主からも手数料を受け取ることができて利益が倍になりますね。

これを「両手仲介」といいます。

片手仲介のイメージ図
両手仲介のイメージ図

多くの不動産会社が両手仲介を行っており、それ自体は必ずしも悪いことではありません。

売り主と買い主の間に入るのが一社となるため、やりとりがスムースに行えることでしょう。

不動産売却のプロ
しかし、この両手仲介をしたいがために、不正、つまり「囲い込み」を働く業者も中にはいるようです。

囲い込みに注意

  • □ 物件の売却情報示しない
  • □ 買い主となり得る潜在顧客を抱える近隣の不動産会社に営業を行わない
  • □ 内覧などの申し込みがあっても「既に購入希望者が現れて交渉中です」などと嘘をついて物件を紹介しない

これが、業界用語で囲い込みと呼ばれる行為です。

充分に注意しましょう。

囲い込みのイメージ図

 

メモ
多くの不動産会社が両手仲介を行っていますが、そもそも両手仲介は「少しでも高く売りたい売り主」と「少しでも安く買いたい買い主」の利益が相反し、不動産会社ばかりが得をするものではないか、という指摘もあります。

もし、囲い込みを防ぐために両手仲介そのものを避けたいのであれば、買い主の仲介のみを行う「片手仲介」専門の不動産会社を選ぶのも良いでしょう。

取扱エリアは限られますが、旧ソニー不動産(SRE不動産)がその代表格です。

売却したい物件が東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県にあるという方は、利用を検討してみるのがおすすめです。

旧ソニー不動産(SRE不動産)の公式サイトはこちら>>

3.一戸建ての売却に必要な費用

物件を売る際にはお金が入ってくるだけでなく、支払わなくてはならない費用も存在します。どのようなお金がかかるのか確認していきましょう。

家を売ったらどんな費用が掛かるんですか?
不動産売却のプロ
簡単にまとめましたので、見ていきましょう。

【一戸建て売却に必要な費用】

※横にスクロールできます
費用 条件 費用
仲介手数料 成約価格が200万円以下 成約価格の5%
成約価格が200万~400万円 成約価格の4%+2万円
成約価格が400万円~ 成約価格の3%+6万円
抵当権抹消登記費用 登録免許税 2,000円
司法書士への報酬金 8,000円~12,000円程度
印紙税
※2020年3月31日までの契約には軽減税率が適用され()内の価格が適用される。
成約価格が100万〜500万円 2,000円(1,000円)
成約価格が500万〜1,000万円 1万円(5,000円)
成約価格が1,000万〜5,000万円 2万円(1万円)
成約価格が5,000万〜1億円 6万円(3万円)
成約価格が1億〜5億円 10万円(6万円)
不動産譲渡所得税 所有歴5年以下の不動産を売却 所得税30.93%+住民税9%
所有歴5年超の不動産を売却 所得税15.315%+住民税5%
測量費 確定測量費用 60万〜80万円
ローン完済費用 残債は早めに確認し、引き渡しの日時が決まり次第金融会社に連絡する

例えば、5,000万円で購入した一戸建てが3,000万円で売却できたとします。その場合必要になる費用は以下のとおりです。

【5,000万円で購入した一戸建てが3,000万円で売却できた場合にかかる費用】

  • ・売却手数料……30,000,000×0.03+60,000=960,000円
  • ・抵当権抹消費用……15,000円
  • ・印紙税……10,000円(※2020年4月1日以降の売買契約の場合は20,000円)

測量費用や不動産譲渡所得税、ローン完済費用がかからなかった場合であっても、100万円近いお金が必要となることが分かりますね。

また、一戸建てを売却する際には、多くの場合、土地も売り物の一部になります。

その際、どこまでが売却する土地の敷地となるのかはっきりしていなければ買い主も不安ですよね。

そのため、測量図が必要になります。

過去に作成された測量図で事足りる場合や、買い主と合意があれば確定測量図がなくとも売買成約に至れる場合もあります。

しかし、隣接地の権利者などが立ち会って境界確認を行い、合意を得た情報に基づいて作成した「確定測量図」を作成するケースが一般的です

確定測量図の作成など、測量を行うことになった際の費用は売り主負担となります。

どのようにすべきかは不動産会社の担当者に確認してください。

不動産売却のプロ
家を売るのにもさまざまな費用が必要になってしまうことがご理解いただけたでしょうか。
わかりました!じゃあ、なるべくコストを抑えられる不動産会社の方がいいですよね?
不動産売却のプロ
コストは少しでも抑えたいところですが、安いからといって飛びつくのは禁物です。

稀に仲介手数料が低く設定されている不動産会社があります

ですが、そういった会社では、通常仲介手数料に含まれている広告費などの経費が、別途請求されることもあります。

さまざまな名目で後から請求が増え、かえって不動産会社に支払うお金が通常の仲介手数料より高額になってしまう可能性があります。

仲介手数料が安価というだけで、不動産会社をえらんではいけません。

必ず確認してから契約を結ぶようにしましょう。

なるほど。安ければいい、というわけじゃないんですね。

4.売却したときにかかる税金まとめ

不動産売却のプロ
一戸建てを売却した翌年には、必ず確定申告を行いましょう。

売却したことで手元に入ってきたお金に税金がかかったり、受け取った額によっては控除を受け取れたりする可能性があります。

確定申告を行わなかった場合、大きな損をしてしまったり脱税になってしまったりする可能性があります。

普段は確定申告の必要がない会社員の方であっても、物件を売却した際には必ず確定申告を行うようにしてください。

譲渡所得税と控除

譲渡所得が発生した場合には、その金額に対して「譲渡所得税」が課せられることになります。

メモ
売却したことによって得たお金から、その物件を手に入れたときの費用や売却にかかった諸経費を差し引いてまだお金が手元に残っている分を、「譲渡所得」といいます。
不動産売却のプロ

譲渡所得税は物件の所有年数で税率が異なります。

5年を境に、長期と短期に分けられているんですよ。

売却した物件を5年を超えて所有していた場合には「長期譲渡所得税」となり、譲渡所得の20.315%かかります。

5年以下の所有の場合には「短期譲渡所得税」となり、譲渡所得の39.63%かかります。

ただし、自宅を売却した方であれば、「3,000万円特別控除」といって、譲渡所得より最高3,000万円を控除することができます。

また、利益が3,000万円より低かった場合には譲渡所得税は発生しません。

売却した物件が5年以上所有していた自宅で、譲渡所得が発生しなかったときには、通常支払っている住民税や所得税を節税できる可能性があります。売却した物件を購入したときに支払った取得価格から諸経費と売却価格を差し引いた金額がマイナスの場合「損失額」として考えられ、その年の所得から控除することが可能な制度があるためです。

損失額は損失額が売却した年の所得税課税額を上回っている場合は最長4年間にわたって「繰越控除」できますので、大きな節税になります。

ここまでのポイント
  • 一戸建てを売却した際は必ず確定申告をしよう
  • 利益が出た場合は譲渡所得税がかかるが、3,000万円以内の利益なら免除される(自宅のみ)
  • 利益が出なかった場合は、損失額を所得から控除できる

5.一戸建て売却時の注意点

不動産売却のプロ
売却の流れ、コツを掴んだら、最後は注意点について見ていきましょう。

注意1.確実に早く売るなら「買取」

「転勤などで引っ越す必要があるため売却活動に時間を取れない」
「相続で得た家で自分は遠方に住んでいるため手間をかけられない」
「手元に早くお金が欲しい」

などの理由から、

とにかく早く確実に売りたい場合には、不動産会社による「買取」を依頼することにしましょう

不動産売却のプロ
買取では買主を探してもらうのでなく、不動産会社に直接物件を買い取ってもらう形になります。
なるほど!だから早いんですね。
  • ・転勤などで引っ越す必要があるため売却活動に時間を取れない
  • ・相続で得た家で自分は遠方に住んでいるため手間をかけられない
  • ・手元に早くお金が欲しい

などの理由がある方は、買取が向いています

不動産売却のプロ
物件を高く売却するには仲介の方が良いので注意してください

物件を売却する際、できるだけ高く売りたい場合にはいわゆる仲介、つまり不動産会社に買い主を探してもらうのが得策です。

買取のイメージ図

買取を依頼した場合は、不動産会社が売り主から物件を仕入れ、売り主に売ることで利益を得ることになります。

買取は不動産会社にとってはいわば仕入れです。

買取金額は一般的に仲介で売却した場合の成約価格の70〜75%程度になるといわれています。

しかし、売り主を探すには、手間をかけて根気強く売却活動を行う必要があり、場合によっては長期にわたる可能性があります。

多少買取金額が安くなっても構わないから早く売ってしまいたい、という場合には、初めから買取を依頼した方が良いでしょう。

メモ
仲介の場合には、「瑕疵担保責任(かしたんぽせきにん)」といって物件に雨漏りや騒音、事故歴などがある場合、売り主が買い主に対してその事実をきちんと説明しなくてはなりません。
これを怠ると、契約解消になったり、売却後に損害賠償請求をされたりする可能性があります。しかし、買取であれば瑕疵担保責任は売り主には発生しないという点もメリットであるといえるでしょう。

注意2.建物が古いときは売れにくい可能性がある

建物が古くなると売れにくくなることがあります。

売却したい一戸建てが築20年を超えている場合、特に1981年以前の物件であったときにはニーズはかなり低くなると考えてください。

1981年以前の物件は古い耐震基準に準拠して建てられたものなので、より売れにくい傾向にあります。

また、中古市場における一戸建ての価値は、時間が経てば経つほどに下がっていきます。

特に、築年数が20年を超えると、一気に取引価格が下落します

これは木造住宅の耐用年数が税法上22年と定められているためです。

勿論、建物が使えなくなったり価値がゼロになったりするというわけではありません。

しかし、一般的には築20年以上が経過している物件には高値がつかない、と考えておいた方が良いでしょう

メモ
「法定耐用年数」と呼ばれる税法上の耐用年数があり、期限は22年と定められています。
対して、建物が実際に何年もつかという、いわば「物理的耐用年数」は違い、木造の場合約30〜40年、鉄筋コンクリート造の場合には40〜90年といわれています。
売れなかったら、どうすればいいんでしょう?
不動産売却のプロ
最終的には取り壊しを検討することになる可能性もあります。

「売りに出してみたはいいもののどうしても売れない」
「土地の方が売り値が上がる」

といった場合には、不動産会社と取り壊しについても相談してみましょう。

とはいえ取り壊しには高額な費用が必要となるため、慎重な検討が必要です。

築年数が経過した一戸建ての売却については、「古い家でも高く売却できる?お金をかけずに家を処分する3つの方法」をご覧ください。

注意3.借地に建てた建物は地主の許可なく売れない

物件の建っている土地が借地である場合、売却する際には建物と、「借地権」を併せて売却することになります。

借地権なんてはじめて聞いたなあ……
不動産売却のプロ
その土地を使用する権利だと覚えてしまって大丈夫ですよ。

借地権付きの場合、土地そのものの所有権は地主にあり、建物を建てる際にもその用途に関する取り決めを交わしています。

そのため、勝手に売却することはできません

借地に建っている家や借地権を売却したい場合には、必ず地主に相談しましょう。

借地権付き建物の売却先として最初に考えられるのは、実は地主です。

不動産売却のプロ
構図的には借地権を返還しているように見えますが、ちゃんと売却してお金をもらうことができるんですよ。

地主に借地権を売る場合は、建物ごと買い取ってもらうか、建物を取り壊して借地権だけを買い取ってもらうかのいずれかになります。

借地権のみを買い取ってもらう場合には、建物の解体費用を売り主が支払わなくてはなりません。

いずれにせよ、買い取ってもらえるかは、地主の判断次第です。

交渉は慎重に進めることにしましょう。

地主以外の第三者に売却することになった場合には、借地権価格の10%程度を「承諾料」として地主に支払うのが一般的です。

借地権の売買は慎重に進める必要があり、交渉も煩雑です。

不動産会社のなかには借地権売買を得意とするところもあるため、借地の一戸建てを持て余した場合にはそうした業者に相談してみましょう。

借地権の売却については「借地権は売却できる? 借地権の基本知識と売却について」で詳しく解説しています。

注意4.今の住宅ローンはどうなる?

ローンがあっても売却は可能なんですよね?
不動産売却のプロ

ローンがあっても売却可能です!

詳しく説明していきます。

購入した際の住宅ローンが残っている場合でも、物件は売却可能です。

ただし、「抵当権」を抹消する必要があります

メモ
ローンが完済されていない物件には、「抵当権」といって、ローンを貸している金融機関が万一ローンが返済されなかった場合に物件を担保するための権利が含まれています。

【物件を売却して得たお金で完済できる場合】

引き渡しの日に受け取ったお金でローンを完済し、抵当権の抹消ができます。

【物件を売却して得たお金で完済できない場合】

預貯金から支払うか、他からの借り入れ、または新たなローンを利用してローンを完済する必要があります。

売却したい物件が現在居住している自宅で、次の家のために住宅ローンを借りようと検討している場合は、「住み替えローン」または「買い替えローン」と呼ばれるローンで対応できる可能性があります。

住み替えローンまたは買い替えローンとは、ローンが残っている物件を売却し、売却額がローン残高よりも少なかった場合、残債を新居の住宅ローンに上乗せして借りられるローンのことです。

住み替えローン(買い替えローン)の説明の図
不動産売却のプロ
ただし、このローンを利用する際には、いくつか注意点があります。

【住み替えローンの注意点】

  • □ 旧居の売却と、新居の購入の決済日を揃える必要がある
  • □ 本当に返済できる金額なのか、最初の住宅ローンを組んだとき以上にきちんと考えてから借り入れを行う必要があり

仲介を依頼した不動産会社に調整を頼むようにしましょう。

メモ
通常の住宅ローンは住宅の価値(担保評価)に合わせてローンが組まれますが、住み替えローンの場合は新たに購入する住宅の価値を超え、旧居のローン残債+新しい家の購入費用+各種手数料を借りることになります。金利も通常の住宅ローンより高く設定されています。返済計画は万全か、慎重に確認してから借り入れを行うようにしましょう。

ここまでのポイント
  • 転勤などで仲介で売る時間がないときは不動産会社に直接買い取ってもらうのがおすすめ
  • 建物が古いときは取り壊しが必要になってしまい可能性がある
  • 借地に建てた建物は地主の許可なく売却ができないので、慎重に検討する必要がある
  • 住宅ローンが残っていても売却はできる。売却後も残債があり、新たな住居を購入し住み変えるときは買い替えローンを検討

まとめ

一戸建ての売却には、事前の準備から翌年に行う確定申告まで、さまざまな手間がかかります。

そのなかでも最も重要なのは、不動産会社選びです

不動産会社選びを誤ると、買い主が一向に見つからなかったりということもあるでしょう。さらに、必要以上に値下げを促され相場以下の金額でしか売ることができなかったりと、大きな損失の可能性があります。

信頼できる担当者のいる不動産会社を選ぶことが、一戸建て売却成功の鍵であるということが言えます。

不動産会社を選ぶ際には、複数の不動産会社に査定を依頼し、その結果を比べて検討してください。

不動産売却のプロ
個人の力では十分な数の見積もりを取れないので、一括査定サイトを利用してください
【おすすめ不動産一括査定サイト】
サイト名 特徴
HOME4U 日本で初めて一括査定サービスを発足した老舗サイト。登録されている会社は全て厳しい審査を通った不動産会社のみなので、悪徳業者につかまる心配もなく安心して利用できる。NTTデータグループが運営しておりセキュリティも充実している
SUUMO売却 約2,000社の不動産会社が参加する日本最大級の無料一括査定サイト。SUUMOを利用すればほとんどの地域で優良な不動産会社から見積もりを貰うことができる。また、不動産会社を実際の売却実績などから絞り込む機能が備わっていて大変便利。
LIFULL HOME’S 不動産情報サイトLIFULL HOME’Sが提供する売却査定サービス。
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イエウール 1,600社以上が提携されていて、地域密着の優良不動産会社が多数登録している。悪徳業者を排除する仕組みも整っていて安心して使える
おうちダイレクト エリアは限られているが、Yahoo!やSRE不動産など他にない独自の販売チャネルが特徴。マンション売却に特化した不動産会社が多い。
マンションナビ マンション売却が得意な会社が多く登録されている。また売却査定だけでなく、賃料査定も同時にできる
RE-Guide SBIグループが運営をしており、投資物件の売却に長けている。
リビンマッチ 売却だけでなく、買取や土地活用、注文住宅など幅広いジャンルの不動産総合サイトを運営しているため、他には加盟していない不動産会社に査定ができる。
この記事の要点まとめ
  • 事前の情報収集から引き渡しまで、一戸建て売却には6~12カ月程度の時間がかかる
  • 一戸建ては生活環境の変わる春に取引件数が増え、真夏や年末年始に件数が下がる
  • 訪問査定前に家をくまなく点検するなど、お金のかからない工夫で査定額を上げられる
  • 高く売るために最も重要なのは不動産会社選び。実績があり信頼できる不動産会社を見つけよう
  • 一戸建てを売却する際は、建物の築年数や土地の所有者など、注意点も事前に確認しておく

家やマンションを売ろうと考えているなら、とにかく早めの査定を

家の売却には平均的に6ヶ月から1年、マンションの売却には3ヶ月から6ヶ月もの時間がかかります。急ぎで住居を移らなければいけない事情が発生した場合でも、いきなり売却できるわけではありません

また、家やマンションの売却価格は時期などによる需要で大きく変動します。急いで売りに出すと価格交渉で不利になる可能性があります。

今すぐに不動産の売却を考えていない場合でも、早めの査定をおすすめします。査定に出したからといっても必ず売却しなければいけないわけではないので、相場感を把握する目的でも利用できます。 ※不動産売却が既に決まっている方は急ぎ査定を貰いましょう

「一括査定サイトの数が多すぎて、どれを使っていいかわからない」という方には、日本で最も古くから一括査定サービスを提供している、実績抜群のHOME4Uをおすすめします。運営会社もあのNTTのグループ会社なので安心です。

特別な書類は一切必要なく、最短1分で複数の大手不動産会社に査定の依頼を出すことができます。もちろん査定は無料です。

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【査定する物件】の情報を入力してください
都道府県が選択されていません。
市区町村が選択されていません。
ご指定いただいたエリアへのお問合せは、現在取り扱っておりません。
※下記「売却査定サービスの注意点」をご確認いただいたうえ、ご利用ください。
上記フォームからの不動産売却査定サービスの注意点
上記の不動産一括査定サービスは、弊社ではなく、「HOME4U」が提供しているものとなります。株式会社チェスターは、上記フォームからお客様がご入力いただいた情報を取得いたしません。「HOME4U」は、株式会社NTTデータスマートソーシングが運営を行っており、ご入力いただいた個人情報は、株式会社NTTデータスマートソーシングが管理(収集、利用、提供、委託)します。

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01 【実績】
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