不動産を売却するなら内覧前に清掃しておきましょう
不動産を売却する際に、その不動産の清掃をした方が良いのか悩みますよね。売却するのにお金をかけてハウスクリーニングをするのはもったいないような気もします。
しかし、売却する不動産だからこそ清掃しておくことで、スムーズな売却に繋がる可能性が高まります。
目次
1.売却する不動産の清掃は「査定」と「内覧」どちらまでにすべき?
売却前の清掃は、不動産会社の査定前と、売却活動をスタートして購入希望者が内覧に来る前、どちらで行う方が効果的なのでしょうか?
1-1.査定前は清掃してなくても大丈夫!
不動産を売却する際には、まず、不動産会社による査定が行われます。そのため、査定の前に清掃などをしておいた方が良いのではないかとお考えの方が多いのですが、不動産会社が行う査定では掃除をしてあるかどうかは影響しないと言えます。
不動産会社は不動産のプロですから、その不動産を綺麗にして売却するイメージを想像することが出来ます。
そのため、査定前に慌てて清掃をする必要はありません。
1-2.内覧前はなるべく清掃した方が良い!
売却する不動産の購入希望者の方が実際に不動産を見学に来る内覧が行われます。
内覧によってご自身がその不動産で生活するイメージを膨らませます。となると、雑然とした状態よりも綺麗な状態の方が、良いイメージを持ってもらう事が出来ます。
つまり、売却する不動産を清掃するならば、この内覧の前に行っておくことで、購入希望者の購買意欲を高める効果が期待できるという訳です。
2.売却する不動産を清掃するメリットとは?
売却する不動産の清掃は、絶対にやらなければいけないという訳ではありません。しかし、やっておいた方が良いと言えるメリットがあります。
メリット1:スムーズに売却できる可能性が高い
綺麗に掃除されている不動産と、汚い感じのする不動産のどちらを購入したいと思いますか?
ほとんどの方が前者を選ばれると思います。
通常、不動産の売却には3か月以上の期間がかかると言われています。売却までに時間がかかれば、売却価格を下げなければいけない可能性もあります。
売れるまでに時間もかかって、さらに売却価格まで下がってしまうのは困りますよね。スムーズに売却を進めるためにも売却する不動産の清掃は行いましょう。
メリット2:値引き交渉されづらい!!
購入希望者は内覧で、気になる点は値引き交渉の材料として使うことがあります。購入する側とすれば、少しでも費用を抑えたい! と考えるのは当然といえば当然です。
しかし、売り手としては出来るだけ希望金額のまま売却を進めたいと思いますよね。売却する不動産を清掃しておくことで、値引き交渉の材料となりそうな箇所を減らしておくことが出来ます。
3.自分で清掃するよりもハウスクリーニングを頼むべき?
スムーズな売却のための清掃は、ハウスクリーニングなどの専門業者に依頼した方が良いかどうかも気になるところです。結論から申し上げると、専門業者に依頼して清掃すべき場所とご自身でできる場所があります。
3-1.自分では限界がある「水回り」はプロに依頼
浴室や洗面台、キッチンなどの水回りは自分で清掃するにも限界があります。どうしても落とせない汚れなどが多く、時間をかけても思っていたよりも綺麗にならないという事が多いです。
このような場所は専門業者に依頼してしまう方が、早くて確実に綺麗になります。
3-2.水回り以外は自分で掃除もOK
水回り以外で、特に目立った汚れがないという場合には大掃除程度の清掃で問題ないでしょう。
特に、照明器具などはきちんと清掃し、室内が明るく見えるようにしておくことも大切です。また、エアコンを使用する時期に内覧が予定されている場合には、エアコンもきちんと清掃し、臭いが気にならないようにしておきましょう。
室内で喫煙していた場合
室内で喫煙していた場合、壁紙にヤニ汚れが付着していたり、タバコの臭いが残ってしまうことが多いです。
ヤニ汚れや臭いはご自身で清掃するだけでは落としきれない可能性が高いため、ハウスクリーニングや壁紙の貼替なども検討しておいた方が良いでしょう。
4.ハウスクリーニングを依頼したらどれくらいの費用がかかる?
ハウスクリーニングを専門業者に依頼する場合、費用がどれくらいかかるのか気になるところですよね。
専門業者にお願いした場合の相場は以下の通りです。
依頼する業者によって金額は異なります。複数社から見積もりを取得して比較してから依頼することをお勧めします。また、不動産会社に相談して紹介してもらうという方法もあります。
ハウスクリーニングは、なるべくまとめて依頼した方が価格交渉などが出来る可能性が高いので、複数個所依頼したいとお考えの場合には、まとめて依頼するようにしましょう。
5.清掃と一緒に不用品の整理もしておきましょう
汚れがないように清掃を行っても、モノが多く生活感があふれているような状態は、綺麗な状態とは言い難いです。
購入希望者の方が良いイメージを持ちやすいように、なるべく物を減らして生活感を感じさせないようにしておくことも、不動産の売却をスムーズに進めるためには有効です。
特に、売却を検討している不動産に居住したまま販売活動を行う場合には、生活感をなるべく出さないようにするという意識を持って清掃するようにしましょう。
まとめ
不動産を売却する際には、内覧前までに清掃を行っておく事をお勧めします。購入希望者の方に良いイメージを持ってもらうことで、スムーズな売却に繋がります。
ご自身で清掃することが難しい場所はハウスクリーニングをお願いしてプロに清掃してもらいましょう。
ハウスクリーニング代を惜しんだ結果、値引き交渉を受け、売却価格を下げることになる可能性があります。結果的に、ハウスクリーニングを頼んでおけば良かったと後悔するならば、先に手を打っておくことも大切です。
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