不動産売却における手数料一覧
不動産売却には手数料が伴います
不動産を自分で売却することもできますが、一番ポピュラーなのは不動産会社に依頼することです。
ですが当然ですが不動産売却には手数料が必要です。
いったいどのような手数料があって、どれぐらい取られるのでしょうか。まとめてみました。
仲介手数料
不動産の取引価格に対して5%の仲介手数料がかかります。
印紙税
不動産売却の金額に応じて印紙税がかかります。
売買契約書に必ず貼り付ける必要があります。
売買契約書は複数必要なケースがありますが、原本はひとつでいいので、原本にだけ貼付けしてあとはコピーでもつことにすると節約になります。
印紙税の負担は、売り手でも買い手でもどちらでもよく、規定はないのですがどちらが負担するか話し合っておきましょう。
抵当権抹消登記費用
登録免許税などは不動産一件につき1000円かかります。土地と建物の場合は2件となり2000円かかります。これを司法書士に依頼した場合は、依頼料が10000円程度かかります。
繰り上げ返済事務手数料
売却して住宅ローンを繰り上げる場合、事務手数料が3240円~5400円前後かかります。金融機関により異なります。中には数万円の繰上げ事務手数料がかかるケースもありますので、契約をよく確認してみてください。
譲渡所得税
所得税と住民税がかかります。控除もありますので、3000万円以下の譲渡所得であれば課税されませんが、それ以上の大きな案件だと所得税と住民税がかかります。
ですが取得費用などが控除されます。
測量費用
実測する必要があったり、境界線が確定できない場合などは測量費がかかります。
リフォーム費用
中古住宅はリフォームした方が高く売れますので、その当たりの費用も考える必要があるでしょう。
引越し費用
今住んでいるところから退去する必要がありますので、引越し費用がかかります。これも予算のうちにあらかじめ組んでおきましょう。
住宅ローンの残債
住宅ローンの残債がかかります。上記の手数料がありますので、住宅ローンの残債と同じ価格で売ったのでは赤字になってしまいます。ですので売却の際は、住宅ローンの残債+100万円前後は見越して価格を設定するといいでしょう。
住宅ローンの残債を売却価格にしてしまうとマイナスになりますので注意が必要です。
上記の手数料を見越した価格設定を
上述した手数料がかかることを見越して価格設定すべきです。
相場を調べて見積もりを出してもらって、実際に自宅に来てもらって査定をしてもらうといいでしょう。すぐに売れる低めの価格で出すべきか、じっくりと粘ってでも高い価格で販売すべきかは悩むところです。ですが1年以上買い手がつかない物件は少々高すぎるといってもいいかもしれません。そのあたりは自分がどの程度急いでいるか、現在の住居の家賃と住宅ローンの2重支払がどの程度耐えられるかというところを見越して価格を設定すべきでしょう。
意外と高額な手数料
手数料は意外と高額になります。不動産会社も手数料で食っていますので仕方ありませんね。数パーセントでも不動産売却は金額が大きいですので、数十万円になるケースがあります。それを見越した上での価格設定が必要でしょう。
住宅ローン残債+支払手数料を加味した上での価格を設定するようにしてください。
新しい住宅ローンが出たときや、消費税増税、住宅ローンの優遇などが出たときが地価が値上がるチャンスですのでタイミングを見越して高く売りましょう。
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