マンションの買取にメリットはある?仲介との違いを全6項目で比較

「マンションを売りたいけど、仲介と買取、どっちが良いのだろう?」

「マンションをできるだけ早く売りたいときはどうしたら良いの?」

このように気になっていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

マンションの売却には、不動産業者に買い取りを依頼する「買取」と不動産業者に仲介を依頼して買い主を探す「仲介」の2種類のやり方があります。

仲介を利用する方が多い傾向にありますが、売りたいマンションの条件などによっては買取の方が向いている場合もあります。

この記事では、買取の利用を検討している方向けに買取と仲介の違いを全6項目で比較し解説します。

買取と仲介、どちらを利用するか判断するサポートとしてご利用ください。

不動産売却のプロ

「買取サービスでおすすめの業者が知りたい!」という方は「マンション買取におすすめの不動産会社3選」からお読みくださいね。

1.マンション買取とは

マンション買取とは、不動産会社がマンションを直接買い取ってくれるサービスです。

不動産会社は買い取ったマンションを売り出し、買い主を探します。

中古車やブランド品を売るときと同じようなイメージですね。

一方、仲介とは不動産会社に買い主を探してもらい、買い主との間を取り持ってもらう売却方法です。

仲介と買取の違い

一般的には仲介の方が高く売れる傾向にあり、仲介サービスを利用する方の方が多いといえます。

じゃあ、仲介を利用したほうが良いってこと?
不動産売却のプロ
それは売りたいマンションの状態や、売却に当たって何を優先するかによります。買取にも大きなメリットがあるといえるのです。

2.マンション買取と仲介を全6項目で徹底比較!

「仲介の方が高く売れるなら、仲介を利用した方が良いのかな?」

「買取を利用するか仲介を利用するか、どうやって選ぶべきなの?」

と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

買取と仲介にはそれぞれメリットとデメリットがあり、あなた自身の希望や売りたいマンションの条件に応じて向いている方を選ぶのが良いといえます。

ここからは、マンション買取と仲介の違いを全6項目で徹底比較していきます。

ご自分に合った売却方法はどちらかを考える参考になさってくださいね。

【買取と仲介の比較】
項目 買取 仲介
売却価格 仲介の60〜80% 物件の状態や相場で判断
現金化のスピード 早い 遅い
仲介手数料 支払わなくて良い 支払う必要がある
瑕疵担保責任 負わなくて良い 負う必要がある
内見の対応 不要 必要
古いマンションの売れやすさ 比較的売れやすい 比較的売れにくい

 

それぞれの項目について、これから詳しくご説明しましょう。

項目1 売却価格

仲介での売却の方が売却価格の相場が高い傾向にあるといえます。

分類 売却価格の相場
買取 仲介の60%〜80%程度
仲介 物件の状態や相場で判断

買取の場合は、不動産会社がマンションの修繕費やハウスクリーニング代を負担してくれます。

売り主からすればその分マンションを売却する際にかかる負担は減りますが、不動産会社は自分たちに不利益が出ないよう相場価格よりも安くマンションに値付けをします

一方、仲介の場合は修繕費やハウスクリーニング代を負担するのは売り主側です。

その分不動産会社が支払うコストが減るため、買取よりも高い価格をつけてくれるケースが多くなります。

メモ
マンションを売却するにあたって修繕やハウスクリーニングが必須というわけではありません。ただし、築年数がある程度経っているマンションの場合は、売却価格を少しでも上げるために検討してみるのも一つの手です。

項目2 現金化のスピード

買取の方がすぐに現金を手にすることができる傾向にあります。

分類 現金化のスピード
買取 早い
仲介 遅い

買取では、依頼した不動産会社が直接買い取ってくれるために時間がかかりません。

そのため、査定価格に納得して売買契約を締結できればスピーディーに現金が手に入ります

申し込みから契約の締結までは大体1週間から1ヶ月程度かかるといわれています。

一方、仲介では不動産会社が買い主候補者を見つけてくれるまでにどれくらいの時間がかかるのか、はっきりとは分かりません

一般的に仲介でマンションを売却する場合は3ヶ月から6ヶ月程度の時間がかかるといわれています。

売れるまでのスピードは買取サービスの方が早い傾向にあるといえますね。

項目3 仲介手数料

買取での売却は仲介手数料が発生しません

分類 仲介手数料
買取 支払わなくて良い
仲介 支払う必要がある

買取サービスでは修繕費やハウスクリーニング代だけでなく、手数料を支払う必要もありません。

一方、仲介を利用した場合は依頼した不動産会社に仲介手数料を支払う必要があります。

仲介手数料には法律で上限が定められており、以下のとおりとなっています。

【仲介手数料の上限】
成約価格 仲介手数料
200万円以下 成約価格の5%
200万〜400万円 成約価格の4%+2万円
400万円〜 成約価格の3%+6万円

また仲介手数料には別途消費税がかかります。

不動産売却のプロ
買取では売却価格は仲介に比べ低くなる傾向にありますが、仲介手数料を支払わなくて良いというメリットがあるのですね。

項目4 契約不適合責任の有無

買取サービスを利用すれば売り主が契約不適合責任に問われる心配はありません

契約不適合責任とは
契約において売り主が買い主に引き渡した物が「契約内容に適合していない」と判断された場合に売り主に発生する責任です。2020年4月の民法改正以前は「瑕疵(かし)担保責任」と呼ばれていました。
分類 契約不適合責任
買取 負わなくて良い
仲介 負う必要がある

仲介の場合、契約不適合責任は物件を売却するもとの持ち主にあります。

設備の故障などなんらかの欠陥や不具合を隠したり知らなかったりした状態で不動産を売却し契約不適合責任を問われた場合、買い主から補修代金の支払いや代金の減額、契約解除、損害賠償などを迫られる可能性があります。

しかし、買取サービスではそのリスクを回避することができるのです。

買取サービスなら売却後に予想外の修繕費やトラブルが発生することは少ないと考えられるでしょう。

項目5 内見の対応

買取の場合は内見の対応が不要です。

分類 内見の対応
買取 不要
仲介 必要

買取では不動産会社に直接マンションを買い取ってもらうため、購入希望者の「内見」に対応する必要はありません。

内見とは
仲介を利用した場合、買い主候補者が実際に物件を見学しにくること。内見の際は売り主がその場に立ち会い、物件についての説明などをするケースがほとんどです。

仲介では内見に向けて買い主候補者の都合に合わせて時間を調整したり、売却するマンションの状態を綺麗に整えたりする手間がかかります

相続などで所有している物件が遠方にある人は、内見の予約があるたびに移動も必要になるでしょう。

時間的に余裕がない方には買取サービスが向いているかもしれませんね。

項目6 古いマンションの売れやすさ

買取サービスは築年数が古いマンションでも買い取ってもらいやすい傾向にあります。

分類 古いマンションの売れやすさ
買取 比較的売れやすい
仲介 比較的売れにくい

築年数が古いマンションであっても、買取であれば不動産会社がマンションを買い取ってくれるケースが比較的多い傾向にあります。

買取を行っている不動産会社のなかには、古いマンションのリフォームや修繕が得意な業者も存在してます。

一方仲介の場合は、築年数の経っている物件を購入するのは買い主にとって大きなリスクとなりうるため、売れづらい傾向にあるといえるでしょう。

メモ
仲介の場合、トラブルの起きやすい古い物件は買い主に避けられるケースが多いといわれています。

築年数がある程度古いマンションは不動産会社に直接買取を依頼する方が売却できる可能性は高いかもしれません。

3.結局マンション買取のメリットは?どんな人に向いてる?

「結局買取と仲介、どっちを利用すれば良いんだろう?」

と迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

買取は、以下のような方に向いているといえます。

【買取が向いている方】
  • ・すぐに売りたい方
  • ・手間をかけたくない方
  • ・古いマンションを売りたい方

例えば「遠方の古いマンションを相続した」という方などは買取の方が向いていると考えられますね。

買取であれば何度も現地に足を運ぶ必要はありませんし、古いマンションでも買い取ってくれる不動産会社が見つかりやすいと考えられます。

一方、仲介は、比較的新しい物件を売ろうとしていて、「手間が掛かってもできるだけ高く売りたい」と考えている方に向いているといえます。

ご自身の状況や物件の状態などを鑑みて、自分に合った方法を選ぶようにしてくださいね。

不動産売却のプロ
仲介でマンションを売却することを検討されている方は、「【保存版】マンション売却完全ガイド!相場よりも高く売るコツ」の記事も合わせてご覧ください。

4.マンション買取の実際の流れ

「買取サービスを利用するときは、どんな流れで進むんだろう?」

「まず何から始めたら良いの?」

と戸惑っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

買取サービスは、申し込みから買取が完了するまで5つのステップに分けられます。

マンション買取の流れ

一般的には1週間から1ヶ月程度の時間がかかるといわれています。

STEP1 買取の相談

まず、不動産会社に買取の相談を行います。

マンションを売る上で悩みや疑問があれば気軽に担当者に尋ねてみましょう

気になる点についてきちんと説明できるかは、その不動産会社が信頼できるかどうか見極めるポイントにもなります。

また買取価格は不動産会社によって大きく変わる可能性があるため、買取においては相談を行う不動産会社を選ぶことが最も重要だといえます。

中古マンションの買取に特化している不動産会社を選ぶか、不動産一括査定サイトで査定額の高い不動産会社を選ぶのが良いでしょう。

不動産売却のプロ
マンション買取にぴったりの不動産会社は「5.マンション買取におすすめの不動産会社3選」、おすすめの不動産一括査定サイトについては「6.一括査定なら少しでも高く買い取ってくれる業者を探せる!」で解説しています。

STEP2 簡易価格査定

不動産会社が、簡易的な査定を行います。

ヒアリング内容や周辺の物件データ、提出書類の内容などを元に、暫定的な価格が提示されます。

査定額に納得できれば、買取に向けて手続きを進めていくことになります。

STEP3 現地調査

不動産会社の担当者が物件を訪れ、正式な調査を行います。

物件の正確な買取価格を決めるため、室内の状況や周辺環境などがチェックされます。

STEP4 買取金額の提示

現地調査の結果や相場価格を元に正式な買取価格が提示されます。

買取価格に納得できれば契約に進むことになります。

STEP5 不動産売買契約の締結

いよいよ、正式に不動産会社と売買契約を結びます。

必要な書類などは不動産会社から提示されるため、不安に思う必要はありません。

何か気になる点があれば担当者に確認するようにしましょう。

1人でできるのか心配だなあ……。
不動産売却のプロ
基本的には、申込みした不動産会社から指示されるため、一つ一つを詳しく理解する必要はありません。不動産会社からの指示に従って動いてください。

5.一括査定なら少しでも高く買い取ってくれる業者を探せる!

複数の不動産会社に査定を依頼すれば、その中で少しでも高い金額で買い取ってくれる会社を探せますね。

先ほどご紹介した他にも、地域に密着した比較的小規模な不動産会社など、世の中には数えきれないほどの不動産会社があります。

「でも、いろいろな不動産会社を探したり、査定を依頼したりするのは面倒……」

と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。

そんな方には不動産一括査定サイトの利用がおすすめです。

不動産一括査定サイトとは
その名のとおり、複数の不動産会社に一括で査定を依頼できるサイトのことです。

不動産一括査定サイトを利用すれば、一回の申込みで複数の不動産会社に査定を依頼することができます。

1社だけの査定額で決めてしまうと、低い査定額だったとしても気が付かない可能性がありますよね。

不動産一括査定サイトなら非常に簡単に複数の不動産会社の査定額や担当者の対応を比較することができます。

6.まとめ

マンションの売却には、「買取」と「仲介」の2つがあります。

買取では手間暇かけることなくすぐに現金を手に入れることができるのが大きな特徴だといえます。

一方仲介は買取に比べ高い価格で売却できる傾向にあります。

マンションを売却する際には自分に合った方法を選ぶことが重要なのですね。

またマンションを売却する際に重要なのは不動産会社選びです。

不動産会社の数は全国に数十万社あり、得意とする物件種別は会社によって異なります。

中古マンションの買取を得意とする不動産会社に依頼することが大切だといえますね。

またより高い査定額を提示してくれる不動産会社を探すため、不動産一括査定サイトを利用するのも一つの手です。

相続不動産についてお困り・お悩みの方は相続不動産をメインに取り扱う株式会社チェスターから提案を受けてみるのも一つの手です。
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