HOME4Uを利用すべき7つの理由とは?不動産会社選びの流れも解説
不動産をより高く売却するには複数の不動産会社に査定を依頼することが欠かせません。
そんなときに役に立つのが複数の不動産会社に同時に査定を依頼できる不動産一括査定サイトです。
しかし一口に不動産一括査定サイトといってもさまざまなものがありどのサイトを利用して良いのか迷っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
HOME4Uは2001年にサービスを開始した日本で最も歴史の長い不動産一括査定サイトです。
大小さまざまな不動産会社が参加しており、利用する価値の高い不動産一括査定サイトの一つだといえます。
この記事ではHOME4Uの特徴から利用するメリット、HOME4Uを利用して不動産会社を見つけるまでの流れなどについて解説します。
目次
1.HOME4Uを利用すべき7つの理由とは?
不動産一括査定サイトについて調べていてHOME4Uという名前を目にしたけれど、どういうサービスなのか、使うべきなのかどうかが気になっているという方もいらっしゃるでしょう。
HOME4Uは数ある不動産一括査定サイトのなかでも利用価値の高いサービスであるといえます。
ここからはHOME4Uを使うべき7つの理由を詳しくお伝えしていきましょう。
理由1 20年の歴史、45万件の査定実績
HOME4Uは日本で最も歴史の長い不動産一括査定サイトです。
2001年にサービスを開始し、2021年に20周年を迎えています。
また売却査定数は2021年6月に45万件を突破しており、非常に多くの方に利用されてきました。
歴史が長くユーザーが多いサービスはそれだけ多くの方に信頼されているということです。
HOME4Uなら安心して利用することができますね。
理由2 約1,800の不動産会社が参加
不動産一括査定サイトは、売却したい不動産についての情報を入力するとその不動産を扱うことのできる不動産会社がピックアップされ、そのなかから選んだ会社に査定を一括で依頼できるシステムとなっています。
そのためその査定サイトに参加していない不動産会社に査定を依頼することはできません。
多くの不動産会社が参加していればそれだけ高値での売却を実現してくれる不動産会社に出会える可能性が高いと考えられますね。
HOME4Uには日本全国約1,800もの不動産会社が参加しています。
理由3 実績のある優良企業を厳選
このように気になった方もいらっしゃるかもしれません。
実はHOME4Uより参加不動産会社数の多い不動産一括査定サイトはいくつかあります。
しかし単に不動産会社数が多ければ良いというものではありません。
実績のない不動産会社や、顧客に不利益をもたらす悪質な不動産会社とは関わりたくないものですよね。
HOME4Uに参加する不動産会社は実績のある優良企業だけです。
HOME4Uは不動産一括査定サイトのなかで最も長い20年間という運営期間で培った独自のノウハウにより、参加する不動産会社を厳選しています。
玉石混交であまりに選択肢が多過ぎるとかえって選ぶのに迷ってしまいますよね。
理由4 幅広い不動産会社が参加
このように疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
ここでは、HOME4Uに参加する代表的な不動産会社をご紹介しましょう。
- ・イエステーション
- ・大成有楽不動産販売
- ・LIXIL不動産ショップ
- ・積水ハウス不動産中部
- ・三井住友トラスト不動産
- ・POLUSグループ
- ・みずほ不動産販売
- ・東京建物不動産販売
- ・スターツピタットハウス
- ・土屋ホーム不動産
- ・日住サービス
- ・Nice
- ・CENTURY21
- ・住友林業ホームサービス
- ・京王不動産
- ・阪急阪神不動産
- ・三菱UFJ不動産販売
- ・HOUSE DO
大手〜中小規模の不動産会社がバランス良く参加しています。
このように思う方もいらっしゃるかもしれませんが、大手の会社の方が高値で売却できるとは限りません。
その地域に密着した営業を行っている不動産会社の方がよく需要を理解しており高値で売却できるケースもあります。
そのためより高値で売却できる不動産会社を見つけるためには規模の大きな不動産会社だけでなく地域密着型の不動産会社にも査定を依頼した方が良いといわれています。
理由5 さまざまな不動産の査定を依頼できる
不動産一括査定サイトによって査定を依頼できる不動産の種類は異なります。
マンションや一戸建て住宅など居住用不動産を中心に扱う不動産一括査定サイトもあれば、幅広い不動産を取り扱うサイトもあります。
HOME4Uでは以下のとおりさまざまな種類の不動産を取り扱っています。
- ・マンション一室
- ・一戸建て住宅
- ・土地
- ・ビル一室
- ・店舗、事務所、倉庫
- ・マンション一棟
- ・アパート一棟
- ・ビル一棟
- ・その他
他の不動産一括査定サイトでは査定を依頼できない不動産であっても、HOME4Uなら取り扱ってくれる不動産会社を見つけられる可能性があるといえますね。
理由6 個人情報の管理も安心
このように不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかしHOME4Uは情報サービス事業業界の大手、NTTデータグループの「株式会社 NTTデータ スマートソーシング」が運営しています。
NTTデータグループの名前は誰もが聞いたことのあるものですよね。
NTTデータグループは、官公庁や銀行などとも取引があり、日本最高クラスのセキュリティに関する技術を有しています。
そのセキュリティを活かしたHOME4Uなら、個人情報の管理も万全です。
安心、安全に利用できるサービスだといえます。
理由7 相談無料の電話窓口を設置
多くの不動産一括査定サイトが電話窓口を設置しておらず何かあった際にも文面でしかやりとりできないのに対し、HOME4Uは電話窓口を設置しています。
しかもトラブルがあった場合だけでなく、疑問に思ったことや相談したいことがあれば無料で対応してもらえます。
このような内容でも専門のスタッフが親身になって相談に乗ってくれます。
査定に出す前に何か不安なことがあるという方は先に電話相談をしてみても良いかもしれませんね。
2.HOME4Uで不動産会社を決めるまでの流れ
このように気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
せっかく不動産を売りに出すのであればできるだけ高値で売却したいものですよね。
売りに出した不動産がいくらで売れるかは不動産会社の担当者の腕にかかっているといえます。
ここでは、HOME4Uを利用して信頼のおける不動産会社を見つけるまでの流れをお伝えしましょう。
STEP1 HOME4Uで必要事項を入力する
HOME4Uの査定依頼は1分程度で完了します。
まずはHOME4Uで査定依頼に必要な情報を入力しましょう。
入力が必要な情報は以下のとおりです。
- ・物件の種類
- ・物件の所在地
- ・物件に居住中かどうか
- ・延床面積
- ・土地面積
- ・間取り
- ・築年
- ・申込者と物件の関係(名義人との関係)
- ・査定の理由
- ・査定の方法
- ・査定の種類(机上査定か訪問査定か)
- ・申込者の氏名
- ・申込者の年齢
- ・申込者の電話番号
- ・申込者のメールアドレス
築年や面積などが分からない場合は「分からない」という選択肢を選ぶこともできるのでご安心くださいね。
机上査定(簡易査定)とは不動産会社が過去の取引実績などから大まかな査定額を算出する査定の方法です。
訪問査定では不動産会社の担当者が実際に物件を訪れ、状態などを鑑みて正確な査定価格を算出します。
まずは机上査定を依頼し、それから訪問査定を依頼するのが一般的です。
より高値での売却を実現してくれる不動産会社に出会うためには複数の不動産会社に査定を依頼し結果を見比べることが不可欠ですが、訪問査定では担当者を実際に物件に招いて対応しなければならないので手間がかかってしまいます。
そこでHOME4Uではまず机上査定を依頼するのが良いでしょう。
机上査定の結果が出揃ったら、比較して訪問査定を依頼する不動産会社を選べば良いのです。
STEP2 HOME4Uを通じて机上査定を依頼する
必要事項を入力するとあなたが査定に出したい不動産を取り扱うことのできる不動産会社が表示されます。
表示された不動産会社のなかから実際に机上査定を依頼する不動産会社を選びましょう。
HOME4Uで同時に査定の依頼できる不動産会社は最大6社です。
同意なくあなたの入力した情報が不動産会社に送られることはないのでご安心くださいね。
STEP3 机上査定の結果を比較する
机上査定の結果が出そろったら、比較して訪問査定を依頼する不動産会社を見極めます。
査定額が高いことはもちろん重要ですが、実は査定額だけで不動産会社を選ぶのはおすすめできません。
仲介における査定額はあくまで目安であり、その価格で売れる保証はどこにもありません。
不動産仲介において不動産会社が受け取れる報酬は基本的に売買が成立した際の仲介手数料だけであるため、なかには手数料欲しさに査定額を吊り上げて仲介契約を結ばせる悪質な不動産会社も存在します。
このような不動産会社と仲介契約を結ぶと、必要以上に値下げを促されたり売却を急かされたりして実際の売却価格が査定額より大きく下がってしまうことになります。
不動産会社を選ぶ際には査定額だけでなく、査定額の根拠と担当者の対応をしっかり確認することが重要だといえるでしょう。
不動産会社について定めた法律「宅地建物取引業法」の第34条の2第2項においても、以下のとおり根拠を提示することが義務付けられています。
STEP4 訪問査定の準備
訪問査定は机上査定の結果が気になった2〜3社に依頼しましょう。
訪問査定を受ける前に、売りに出したい物件は隅々まで掃除しておくのがおすすめです。
訪問査定では不動産会社の担当者が物件の状態を事細かに査定します。
状態の良い不動産の方が高値で売れることは明らかですよね。
不要なものは処分し、特に気になりがちな水回りなどは重点的に掃除しておきましょう。
またスムーズに売却に進みたい方は必要書類を準備しておくことがおすすめです。
不動産売却の手続き開始から売買契約に至るまでに一般的に必要となる書類は以下のとおりです。
書類名 | 説明 | マンション | 一戸建て | 土地 |
---|---|---|---|---|
身分証明書 | 運転免許証など | 必須 | 必須 | 必須 |
土地・建物登記済証(権利証) または登記識別情報 |
不動産の所有者であることの証明 | 必須 | 必須 | 必須 |
固定資産税納税・都市計画税納税通知書 | 買い主との固定資産税清算に使用 | 必須 | 必須 | 必須 |
物件の図面、設備の仕様書 | 間取り確認などに使用 | 必須 | 必須 | – |
地積測量図、境界確認書 | 隣地との境界確認に使用 | – | 必須 | 必須 |
建築確認済証、検査済証 | 新築で購入していた場合は購入時に入手済 | – | 必須 | – |
マンションの管理規約、使用細則、 維持費関連書類 |
買い主に引き継ぎ | 必須 | – | – |
売買契約書 | 不動産購入時に以前の買い主と交わしたもの | あれば | あれば | あれば |
重要事項説明書 | 不動産購入時に不動産会社から受け取ったもの | あれば | あれば | あれば |
建築設計図書、工事記録書 | 工事を行った際の図面と仕様書 | あれば | あれば | あれば |
耐震診断報告書、アスベスト使用調査報告書 | 古い建物の場合、信頼性の担保に使用 | あれば | あれば | – |
図面(物件の広さ)や耐震診断報告書などは査定額にも関係してくると考えられますよね。
基本的にはその不動産を入手した際に同時に手に入れた書類をそろえておくとスムーズに進められるといえるでしょう。
STEP5 訪問査定を受ける
訪問査定は不動産会社の担当者の対応に信頼がおけるかということを見極めるタイミングにもなります。
仲介での売却は一般的に2〜3カ月、場合によっては1年前後かかってしまいます。
担当者とは数カ月にわたってやりとりすることになるので、ストレスなくコミュニケーションができるかどうかは非常に重要です。
受け答えが丁寧でしっかりしているか、疑問に対してきちんと答えてもらえるかといった点をチェックしておくと良いでしょう。
また以下のような点を聞いておくとどの不動産会社に売却を依頼するか見極めるポイントになるでしょう。
- ・売却活動はどのように行うのか
- ・売却したい不動産のある地域にどれくらい詳しいか
- ・他社とどのようにサービスが違うのか
- ・どれくらいの期間で買い主が見つかる見込みか
STEP6 不動産会社を選び仲介契約を結ぶ
査定額やその根拠、担当者の対応などを比較して最も信頼がおけそうだと感じられた不動産会社と仲介契約を結びましょう。
また契約を結ぶ前に必ず手数料と解約の条件を確認しておきましょう。
仲介手数料は売買契約が成立して初めて発生するシステムで、担当者の人件費や広告費もこれに含まれています。
不動産会社は特殊な場合を除き、売り主に媒介手数料以外の費用を請求してはならないことになっています。
仲介手数料は成約価格に応じて上限が決まっています。
仲介手数料の上限は以下の速算式で求めることができますよ。
成約価格(税抜) | 仲介手数料の上限(税抜) |
---|---|
200万円以下 | 成約価格(税抜)×5% |
200万円超400万円以下 | 成約価格(税抜)×4%+2万円 |
400万円超 | 成約価格(税抜)×3%+6万円 |
さらに仲介手数料には消費税がかかるという点には注意が必要です。
上に示したのはあくまでも上限であるため不動産会社によってはそれを下回る媒介手数料が設定されている場合や、交渉次第で媒介手数料を割引してもらえる場合もあります。
契約締結前であれば手数料の値引き交渉を行うことも可能です。
なお仲介契約は法的には「媒介契約」といい、「専属専任媒介契約」「専任媒介契約」「一般媒介契約」の3種類に分けられます。
一般的には専属専任媒介契約か専任媒介契約を結ぶのが良いでしょう。
専属専任媒介契約か専任媒介契約のいずれかを結んだ場合、他の不動産会社と同時に媒介契約を結ぶことはできません。
代わりに不動産会社が売却活動を積極的に行ってくれることが期待できます。
専属専任媒介契約および専任媒介契約では不動産会社から売り主に対して定期的な売却活動の状況報告があります。
売却活動がどのように進められているのか報告があれば安心して任せられますよね。
また専属専任媒介契約と専任媒介契約では「レインズ」への物件登録も義務付けられています。
レインズに登録された不動産情報は宅地建物取引業者(不動産会社)であれば閲覧できるので、不動産購入を検討している方から依頼を受けた他の不動産会社がレインズを見て売り主の依頼した不動産会社に連絡を取り、買い主が見つかるケースもあります。
レインズに登録されている物件は広く閲覧されるチャンスがあるのでその分買い主が見つかりやすいと考えられるのですね。
専属専任媒介契約と専任媒介契約の大きな違いは、自己発見取引が禁止されているか否か、という点です。
専属専任媒介契約では自己発見取引が禁止されている代わりに不動産会社からの報告の頻度が1週間に1回以上と高く、レインズへの登録期限も早く設定されています。
一般媒介契約は、売り主が複数の不動産会社と結ぶことができる媒介契約です。
自己発見取引も禁止されていないので範囲を限定せず自由に買い主を探せるといえますが、複数の不動産会社と自分でやりとりする手間がかかってしまいます。
また不動産会社からしてみれば一般媒介契約を結んだ不動産は売却活動を進めても他社で売買契約を締結されるリスクがあるため、特に人気エリアの不動産でもない限り、他の媒介契約に比べ売却活動を積極的に行ってもらえない可能性があります。
不動産会社からの定期的な報告やレインズへの登録も義務付けられていません。
契約の種類 | 売却活動に関する 報告の義務 |
他社との同時契約 | レインズへの 登録義務 |
自己発見取引 | 契約期間 |
---|---|---|---|---|---|
専属専任媒介契約 | 1週間に1回以上 | 不可 | 契約から5日以内 | 不可 | 最長3カ月 |
専任媒介契約 | 2週間に1回以上 | 不可 | 契約から7日以内 | 可 | 最長3カ月 |
一般媒介契約 | なし | 可 | なし | 可 | 規定なし(3カ月が一般的) |
自己発見取引の可能性がない場合は専属専任媒介契約、自己発見取引の可能性がある場合は専任媒介契約を選ぶのが良いでしょう。
3.まとめ
HOME4Uは2001年にサービスを開始した日本で最も歴史の古い不動産一括査定サイトです。
約1,800の厳選された不動産会社が参加しており、利用する価値の高いサイトであるといえます。
銀行や官公庁とも取引のあるNTTデータグループの企業が運営しているサービスであるため、個人情報の取り扱いも安心です。
大手から中小までバランス良くさまざまな不動産会社が参加しているのできっと信頼のおける不動産会社を見つけることができますよ。
HOME4Uを利用する際にはまずは机上査定の依頼をすると良いでしょう。
机上査定はこれまでの取引実績などのデータからおおよその査定額を算出する方法です。
担当者の訪問を受ける必要がないので気軽に査定を受けられます。
実際に売却に進む際には、机上査定の結果が気になった数社に訪問査定を依頼しましょう。
訪問査定では不動産会社の担当者が実際に物件を訪れ、状態などを加味して詳しい査定を行います。
訪問査定の際には不動産会社の担当者の対応も要チェックです。
不動産売却に成功するかどうかは不動産会社の担当者の腕にかかっているといえます。
信頼のおける不動産会社をしっかりと見極めてくださいね。