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「横浜市に所有している不動産を高く売るにはどうすればいいんだろう?」
「不動産を売り出す時期は今でも大丈夫なのかな?」
神奈川県横浜市にある不動産の売却を考えたとき、このような疑問を持つ方が多いのではないでしょうか?
いざ不動産の売却を始めようとしても、実際の相場や売り出しの時期などが分からないと不安になりますよね。
横浜市は東京都区部に続いて全国で2番目に人口の多い街であり、不動産ポータルサイトSUUMOが実施する「住みたい街ランキング関東版」でも2018年以降4年連続1位を獲得した人気のエリアです。
実際に横浜市の人口は毎年増え続けており、不動産には安定した需要が見込めます。
そのため横浜市では中古物件であっても高値で取引される傾向があります。
しかし、買い手が見つかりやすいエリアだからといって、売却の準備を怠ると損をしてしまうケースもあるので油断はできません。
⇒マンション売却で失敗しないために知っておくべき全知識!成功のコツ、注意点を徹底解説
⇒失敗しないマンション査定のコツ!売却額を引き上げる頼み方とは?
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福留 正明
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1.横浜市の中古不動産は今、高く売れる?
不動産を手放したいと思っていても、売却のタイミングに悩む方は多いのではないでしょうか。
特に2020年から新型コロナウイルスの流行が続きましたから、中古不動産の価値が下がっているのではないかと不安になる方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこで、まずは不動産市場の動向から現在の傾向を確認していきましょう。
1-1.現在の不動産市場は上昇傾向
実は現在の不動産市場は全国的に上昇傾向にあり、新型コロナウイルスが流行する前の2019年以前と比較しても大きな下落は見られません。
以下のグラフは、全国の不動産価格指数の推移を示したものです。
全国・ブロック別・都市圏別・都道府県別の不動産価格の動きを、年間約30万件の不動産の取引価格情報をもとに指数化しています。
近年の不動産価格指数の動きを見ると、新型コロナウイルスの流行が始まった2020年には一時的に下落していることが分かります。
しかし、2021年現在ではほぼ回復傾向にあり、不動産価格は緩やかに上昇していることが分かります。
⇒【最新版】今が売り時?マンション売却の相場とコツを徹底解説
1-2.横浜市の中古不動産の相場
このように気になった方もいらっしゃるでしょう。
以下のグラフは、横浜市で取引された中古マンションの平均㎡単価の推移を示したものです。
2018年第1四半期~2021年第1四半期の推移を見ると、横浜市の不動産は㎡単価49万円前後で取引されており新型コロナウイルスが流行する以前と比べて大きな変動は見られません。
よって、現時点において新型コロナウイルスの感染拡大による影響は少ないといえるでしょう。
しかし、不動産の相場の変動は予測が難しく、今後大きく値崩れする可能性も考えられます。
1-3.横浜市の中古不動産の成約件数
売却したい不動産にどの程度の需要があるのか気になる方も多いでしょう。
以下のグラフは、横浜市で取引された中古マンションの成約件数の推移です。
2019年第4四半期以前と2020年第1四半期以降を比較すると、中古不動産の成約件数は大幅に増えておりピーク時でおよそ2倍になっていることが分かります。
横浜市の調査によると2020年の転入者は142,051人、転出者は127,562人であり、転入者が転出者を1万4489人上回る転入超過となっています。
転入超過になると不動産の需要も高まるため、中古物件の取引も増えると考えられます。
また、2020年は東京23区からの転入者が全体の57.8%を占めており、首都圏内から横浜市へ転居する人が増えたことが分かります。
これは緊急事態宣言が出されたことや首都圏を中心としたテレワークの推奨など、生活スタイルの変化による影響が大きいと考えられます。
2.横浜市の不動産が人気の理由は?
横浜市は不動産ポータルサイトSUUMOが実施する「住みたい街ランキング」で4年連続トップになった人気の街です。
エリアごとに異なる文化や街並みが発展しており、横浜中華街やみなとみらいなど それぞれの街ごとに違った雰囲気を味わえることは横浜市ならではの魅力だといえるでしょう。
また、商業地域や観光地だけでなく、横浜市には住宅街も多くあり子育て世代にも住みやすい街として注目されています。
ここからは、観光地・商業地域・居住区など多くの顔を併せ持つ「横浜」が人気の理由を解説します。
2-1.国際色豊かな街が多い
国際的な貿易港として発展してきた横浜市には、現在でもさまざまな外国の文化や街並みが残っています。
大規模なチャイナタウンである横浜中華街は、今でも中国文化が色濃くあり観光地としても有名ですよね。
また、横浜市の山手エリアにはレトロな洋館が立ち並ぶ一画があり、日本にいながら外国のような風景が楽しめるスポットとして知られています。
その他にも横浜市の文化と歴史を残した商業施設である横浜赤レンガ倉庫など、横浜市には異国情緒が感じられる場所が多くあります。
外国の文化を取り入れながら独自に発展してきた街の姿は、横浜市ならではの魅力といえるでしょう。
2-2.子育てしやすい制度や環境が整っている
横浜市では子育て支援に力を入れており、「地域全体でこども・青少年を育てる」という理念に基づきさまざまな制度が実施されています。
子育ての悩みや不安を減らすために「子ども・子育て支援事業計画~子ども、みんなが主役!よこはま わくわくプラン~」が策定され、妊娠中から青少年期まで多くのサポートを受けることができます。
実際にこの計画をより良く推進するために、市民や学識者、事業者など多方面から意見を取り入れる「横浜市子ども・子育て会議」が定期的に行われています。
また、妊娠中の方や小学生以上の子供がいる家庭を対象に「横浜子育て家庭応援事業(ハマハグ)」が実施されています。
この制度に登録し「ハマハグカード(登録証)」を提示すれば、協賛施設や店舗で割引・優待などのサービスを受けることができます。
このように横浜では地域一体となって子育て世帯への支援を行う独自の政策が行われています。
また、よこはま動物園ズーラシアや野毛山動物園、横浜・八景島シーパラダイスなど自然豊かな公園や動物園、水族館などの親子で楽しめるスポットも多くあります。
このように子育てしやすい環境が整っている横浜市は、ファミリー世帯にとって住みやすい街だといえるでしょう。
2-3.ショッピングエリアが充実している
横浜には大型のショッピングセンターや百貨店など、さまざまな商業施設があります。
みなとみらいにはMARK IS みなとみらいやランドマークプラザなどのショッピングモールが発展しています。
観光地でもある横浜赤レンガ倉庫や横浜元町ショッピングストリートなど、グルメやショッピングを楽しめるスポットも有名ですよね。
また、住宅地のあるエリアにもIKEA港北やららぽーと横浜など大型の店舗やショッピングセンターがあります。
その他にも、横浜市では近年でもニュウマン横浜、シァル横浜など新しい商業施設が次々にオープンしています。
話題の最新スポットから家族で楽しめるショッピングセンターまで、幅広い世代とニーズに合わせた商業施設があることは横浜市の魅力だといえるでしょう。
2-4.東京都心部へアクセスしやすい
神奈川県内でも比較的東京に近い横浜は、都心部へのアクセスの良さも抜群です。
横浜駅には日本最多となる6社の鉄道が乗り入れており、JR東海道本線や京浜急行快特などを利用すれば品川まで20分程度で到着します。
渋谷方面へは東急東横線、新宿方面へはJR湘南新宿ライン快速など、目的地に合わせてルートを使い分けることが可能です。
また、新横浜駅からはJR東海道新幹線も利用できるので出張の多いビジネスパーソンにも便利でしょう。
横浜市でも住む地域によって最寄り駅は異なりますが、都心にアクセスしやすいため通勤通学の利便性を考慮して横浜を選ぶ人も多いといえるでしょう。
3.横浜市の人気エリアと特徴
横浜市は18区の地域に分けられており、エリアごとに商業地域や高級住宅地、観光地などさまざまな特色を持ちます。
そのためエリアごとに需要のある不動産の条件も異なります。
ここでは横浜市の中でも人気のある5区の特徴を解説しますので、それぞれの特徴から物件のニーズを確認していきましょう。
3-1.西区
西区は横浜市の中央部に位置する区の一つであり、ベイブリッジが見える海沿いの街です。
面積や人口は横浜市の区の中で最少ですが、人口密度は横浜市内で2番目に高く、多くのショッピングセンターや施設があります。
西区・中区にまたがるみなとみらいの西区側には横浜ランドマークタワーやMARK IS みなとみらい、横浜美術館などがあり、住民はもちろん観光客も訪れるエリアになっています。
商業地域は多くの人で混み合いますが、住宅街に入ると落ち着いた雰囲気があるのが特徴です。
野毛山動物園など親子で楽しめる施設や自然豊かなスポットも多数あり、子育て環境も良いといえるでしょう。
また、西区には日産自動車やエバラ食品工業など上場企業の本社もあり、オフィス街も発展していることからビジネスパーソンの需要も高いエリアだといえます。
横浜市の主要駅である横浜駅は西区にあり、JR各線や東急東横線、京急線などが利用できるため東京都心部へ通勤通学する人も少なくありません。
このように横浜市の中心地である西区の不動産は、利便性が高くさまざまな層に人気があるため高額で取引される傾向があります。
3-2.中区
中区は神奈川県の県庁所在地であり、横浜市役所 や 神奈川県警察本部などの行政機関が集まる神奈川県の中心ともいえる区です。
横浜中華街やよこはまコスモワールドなど 親子連れから大人まで楽しめる観光スポットが多数あります 。
また、中区には貿易港としての横浜開港の歴史や異国情緒を感じられるスポットも数多く存在します。
ショッピングやグルメを楽しめる横浜赤レンガ倉庫は、横浜開港の歴史を残した施設でもあり2007年には経済産業省の近代化遺産として認定されました。
高級住宅街である山手町はかつて外国人居留地として発展した街であり、現在でも洋館が立ち並び西洋文化を感じられる街並みが広がっています。
また、ターミナル駅の横浜駅まではJR桜木町駅から1駅であり、西区は都心へのアクセスにも便利な地域だといえるでしょう。
みなとみらい周辺のエリアや山手町周辺の人気エリアはもちろん、再開発が進む馬車道駅周辺エリアも注目されているため、西区の不動産には今後も高い需要が期待できます。
3-3.港北区
港北区は横浜市の中で最大の人口を誇る区であり、豊かな自然と都市的な利便性の高さを兼ね備えています。
鶴見川や大倉山公園などの自然を楽しめるスポットや田園風景が残る住宅地が多く、マンションだけでなく一戸建て住宅が中心のエリアも存在します。
東海道新幹線の停車駅である新横浜駅も港北区にあり、JR東海道線・JR横浜線・横浜市営地下鉄ブルーラインなど複数の路線の利用が可能です。
さらに、2022年には横浜駅付近へ新駅が設置されるため新幹線へのアクセスがこれまでに比べて大幅に向上します。
港北区は東京都心部へ通勤通学する人にはもちろん出張の多いビジネスパーソンにとっても利便性の高いエリアだといえるでしょう。
また、横浜アリーナ日産スタジアム(横浜国際総合競技場)といった大型の施設も港北区にあり、スポーツイベントやコンサート開催時にはで多くの人が訪れにぎわいます。
港北区はファミリー世帯からも人気があり、一戸建ての需要も高いエリアだといえるでしょう。
3-4.青葉区
横浜市の北部に位置する青葉区には閑静な居住区が多くあり、あざみ野、たまプラーザ、美しが丘といった高級住宅街を有します。
東急田園都市線沿いにあるため都心へのアクセスも良く、渋谷まで30分程度で通うことができます。
また、国道246号線が通っており横浜ICも利用しやすいため、車を頻繁に使用する場合にも便利です。
親子で楽しめるスポットとして「こどもの国」や「児童野外活動センターこどもの杜」などがあり、遊具で遊んだり動物と触れ合ったりといった体験も可能です。
青葉区の多くのエリアは丘陵地帯になっておりほとんどが住宅地として利用されていますが、たまプラーザ周辺にはマンションが多く、あざみ野や青葉台には一戸建てが多いなどエリアごとに物件の特徴は異なります。
緑豊かで子育て世帯からの需要も高い青葉区の不動産は、 マンション・一戸建て共に高額取引が見込めるでしょう。
3-5.都筑区
横浜市の北部にある都筑区は、港北ニュータウンを中心に開発されたエリアです。
区域の半分以上を港北ニュータウンが占めており、 駅周辺には高層マンションや商業施設が立ち並んでいます。
また、都筑区内にはららぽーと横浜やIKEA港北、モザイクモール港北などの商業施設がありショッピングにも便利です。
公園や緑地、緑道などが計画的に管理・整備されており、住民にとっての住みよい環境が維持されているのも特徴です。
歩行者・自転車専用の道と車道が明確に分けられたエリアも多く、犯罪発生率が低い地域であるため小さな子どもがいる家庭でも安心して暮らすことができるでしょう。
都筑区の住民の平均年齢は横浜市内18区のなかで最も低く、子育て世代や若いファミリー世代が多いことも特徴です。
都筑区では港北ニュータウンを中心に毎年多くの人が転入してくるため、現在でも不動産需要が高い地域だといえるでしょう。
4.横浜市の中古不動産を高く売るためのコツ
不動産を売却するときには、できるだけ高値で売りたいと考える方が多いでしょう。
また、トラブルを避けてなるべく早くスムーズに売却したいですよね。
そこでこの章では、横浜市の不動産を高く売るために知っておきたい五つのポイントを解説します。
4-1.複数の不動産会社の査定を受ける
物件の売却活動を始める前には必ず複数の不動産会社に査定を依頼しましょう。
査定結果は依頼する不動産会社によって大きな差が出るケースも少なくありません。
そのため、1社の査定結果のみで正確な相場を判断することは困難です。
相場を確認せずに売り出してしまった場合、さまざまなデメリットが生じます。
本来の相場よりも安い価格で売却すると損になりますし、高過ぎる価格で売り出した物件は売れにくくなる傾向があります。
本来なら買い手が付きやすい物件であっても、長期間売れ残った物件は値下げせざるを得ないことも多く、売却までに余計な時間を費やすことになりかねません。
このようなリスクを避けるために、不動産の売り出し価格は相場に合わせて適切に設定する必要があります。
不動産の売却をするときには必ず複数の会社の査定を受け相場を確認しておきましょう。
⇒厳選23サイト!不動産一括査定サイト比較ランキングとおすすめポイント
4-2.物件や地域に合った不動産会社を選ぶ
スムーズに不動産を売却するには、自分の不動産の条件に合う不動産会社に売却を依頼するのが重要です。
不動産会社と一口にいっても、会社ごとに強みや実績は異なります。
例えば「都会のマンションに特化している」「特定の地域の不動産売却が得意な地域密着型」「売却実績が豊富な大手」などさまざまな不動産会社があります。
不動産会社を選ぶときには、不動産会社の売却実績や得意な物件ジャンル、エリアなどが売りたい物件に合っているか確認した上で候補を絞り込んでいくと良いでしょう。
また、査定の結果も不動産会社によって変わることがあるので、タイプの違う複数の不動産会社の査定を受けておくのもおすすめです。
不動産会社の中には売り主と契約を結ぶためにわざと高い査定額を提示する悪質な業者も存在するため、他と比べて高過ぎる査定額を提示された場合には注意が必要です。
仲介を行う不動産会社には査定額の根拠を明示する義務が法律で定められています。
「宅地建物取引業者は、前項第二号の価額(※)又は評価額について意見を述べるときは、その根拠を明らかにしなければならない。」
※前項第二号の価額……当該宅地又は建物を売買すべき価額又はその評価額
査定を受けた後には必ず根拠を尋ね、きちんとした回答が得られるかを確認するようにしましょう。
4-3.買取ではなく仲介を選ぶ
不動産売却の方法には大きく分けて「仲介」と「買取」の2種類があります。
「仲介」は不動産会社に依頼して買い主を見つけてもらい物件を売却する方法です。
「買取」は不動産会社に物件を直接売却する方法です。
それぞれの売却までの流れを以下の図にまとめました。
売却までの流れを比較すると、「買取」の方が「仲介」よりも工程が少なく簡単そうに見えますよね。
しかし、買取は不動産会社にとっていわば「仕入れ」であり、売却価格は相場のおよそ6~7割になるのが一般的です。
一方で、「仲介」は相場に近い価格で売却できるケースが多く「買取」と比較して高く売れることがほとんどです。
ただし、「買取」に比べて「仲介」は売却までに時間がかかり、通常3~6カ月程度の期間が必要になるといわれています。
⇒「仲介」「買取」どちらが高く売れる?|不動産売却ノウハウ
⇒不動産仲介とは?契約の種類や売却までの流れ、成功のコツを徹底解説
⇒不動産買取とは?メリットや実際の流れ、仲介との違いを徹底解説!
⇒マンションの買取にメリットはある?仲介との違いを全6項目で比較
4-4.リフォームしないで売り出す
このように考える方も多いのではないでしょうか?
確かに築年数が古くてもリフォームされた物件は人気があるケースも多いですよね。
しかし、個人で不動産を売却する場合にはリフォームしない方が無難です。
中古不動産の買い主には、自分好みにリフォームする前提で購入する人も少なくありません。
リフォームが買い主候補の好みと合わなかった場合には、リフォームが無駄になったり売却のチャンスを逃してしまったりすることも考えられます。
また、リフォーム費用を売却価格に上乗せして売ることは難しいため、リフォームしないで売却するより売り主の手元に残る金額が少なくなるケースが多いでしょう。
個人で売却するときには不動産会社のように利益を出すのは困難であるため、売却のためにリフォームをするのはおすすめできません。
破れた障子・壁紙の張り替えや床・水回りの掃除を行うなど、大きな費用がかからず無理のない範囲で物件を整えておくと良いでしょう。
⇒不動産を売却するなら内覧前に清掃しておきましょう
4-5.買い主の信用情報を確かめる
不動産の売買契約を結ぶ前には、必ず買い主の信用情報を確かめておきましょう。
一般的に不動産の購入費用は住宅ローンか現金で支払われます。
しかし、売買契約の成立後であっても、ローンの審査に落ちたり現金が用意できなかったりして破談になってしまうケースも少なくありません。
このようなトラブルを未然に防ぐために、不動産会社を通して買い主の年収や勤務先などを確認しリスクを減らしましょう。
特に買い主が住宅ローンの審査に落ちた場合には、ローン特約による売買契約の解除が適用されるため注意が必要です。
ローン特約により売買契約が解除されると、通常の破談のように違約金もなく仲介手数料も半額までしか返金請求できません。
売却活動を再開して買い主を探すことになり、余分な時間と費用もかかってしまうため売り主にとっては損失です。
5.横浜市の不動産売却におすすめの一括査定サイト
複数の不動産会社に査定を依頼しようと思っても、このように悩む方が多いのではないでしょうか?
そんなときに便利なのが「不動産一括査定サイト」です。
不動産一括査定サイトは、その名の通り不動産の査定依頼を一括して行えるサービスのことです。
築年数や立地など売却したい家の簡単な情報と、売り主の個人情報をサイトのフォームに入力すれば、不動産の条件に対応した不動産会社を簡単にピックアップできます。
また、無料で利用できるサイトなので、初めて不動産売却を行う方でも安心ですね。
不動産一括査定サイトには、以下の図のようにそれぞれ異なる特徴があります。
売却したい不動産の条件や売却の目的に合わせて使い分けたり、特徴の異なるサイトを併用したりすると良いでしょう。
「「大手企業中心の不動産一括査定サイト」と「地域や物件のジャンルに特化した不動産一括査定サイト」を組み合わせるなど、まずはバランスよく利用するのがおすすめです。」
ここからは横浜市の不動産売却に便利な五つの一括査定サイトとその特徴をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
サービス名 | 参加不動産 会社数 |
同時査定依頼可能数 |
---|---|---|
HOME4U | 1,800社 | 最大6社 |
すまいValue | 6社(全国対応875店舗) ※2023年4月10日時点(賃貸専門店舗を含む) |
最大6社 |
SUUMO | 非公開 (店舗数としては2,000以上) |
非公開 ※査定可能会社数は物件所在地によって異なります |
LIFULL HOME’S | 3,253社 | 最大10社 |
おうちクラベル | 非公表 | 非公表 |
おすすめ1 HOME4U:一括査定の王道!安心・安全・実績十分の老舗サービス
運営会社 | NTTデータ スマートソーシング |
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参加不動産 会社数 |
1,800社 |
同時査定依頼可能数 | 最大6社 |
HOME4Uは2001年にサービスが開始された日本で最も歴史の古い不動産一括査定サイトです。
官公庁などとも取引があるNTTデータグループの「NTTデータ スマートソーシング」という企業が運営しているので、安心して個人情報を入力できるといえるでしょう。
また悪質な不動産会社を排除するための独自の取り組みを行っている点も魅力的です。
ユーザーの安心感を重視してサービスを提供しているからこそ多くの方に信頼されているのですね。
全国の不動産会社1,800社が参加しており、都市部から地方まで幅広い地域をカバーしています。
同時に最大6社まで査定依頼が可能なので、きっと信頼できる不動産会社を見つけることができますよ。
不動産一括査定サイトを利用する際はまずはHOME4Uを試してみるのがおすすめです。
おすすめ2 すまいValue:業界をけん引する大手6社が運営!
運営会社 | 東急リバブル、住友不動産販売、三菱地所ハウスネット、三井不動産リアルティ、小田急不動産、野村不動産ソリューションズ |
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参加不動産 会社数 |
6社(全国対応875店舗) ※2023年4月10日時点(賃貸専門店舗を含む) |
同時査定依頼可能数 | 最大6社 |
すまいValueは、不動産仲介を行う不動産会社のなかでも特に大手といえる6社が共同で運営を行う不動産一括査定サイトです。
東急リバブル、住友不動産販売、三菱地所ハウスネット、三井不動産リアルティ(三井のリハウス)、小田急不動産、野村不動産ソリューションズ(野村の仲介+)が運営を行っています。
参加不動産会社数は少ないものの、複数の大手不動産会社に同時に査定を依頼できるという唯一無二の特長があるため、利用価値が高いサイトだといえるでしょう。
なかにはすまいValueにしか参加していない大手不動産会社もあります。
首都圏の不動産取引に強い業者が多く参加しているのでおすすめですよ。
おすすめ3 SUUMO:知名度ナンバーワン!全国の不動産会社2,000店舗以上が参加
運営会社 | リクルート |
---|---|
参加不動産 会社数 |
非公開(店舗数としては全国2,000以上) |
同時査定依頼可能数 | 非公開 ※査定可能会社数は物件所在地によって異なります |
賃貸探しのポータルサイト「SUUMO」をご存知の方は多いのではないでしょうか。
実はSUUMOは不動産一括査定サイトも運営しているのです。
耳なじみのあるサービスだから安心感がありますよね。
大手から地域に密着した中小まで、非常に幅広い不動産会社が参加しているのできっと信頼のおける不動産会社が見つかります。
売却実績や営業スタッフの人数など査定を依頼できる不動産会社に関する詳細な情報が確認できるのもうれしいポイントです。
一部地域が取扱対象外となっているのが唯一のデメリットといえますが、まずはご自分の売りたい不動産で利用ができるか気軽に確かめてみるのが良いでしょう。
おすすめ4 LIFULL HOME’S:参加不動産会社数最多クラス!知名度も抜群で安心
運営会社 | LIFULL |
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参加不動産 会社数 |
3,253社 |
同時査定依頼可能数 | 最大10社 |
HOME’S一括査定は総掲載物件数ナンバーワンの不動産ポータルサイトLIFULL HOME’Sが運営する不動産一括査定サイトです。
CMなどでHOME’Sの名前を聞いたことがあるという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
なんと全国3,253社の不動産会社が参加しており、他の不動産一括査定サイトでは不動産会社を見つけられなかった場合でもHOME’S一括査定なら信頼のおける不動産業者を見つけられる可能性が高いといえます。
またユーザーが安心して利用できるよう工夫が凝らされているのもうれしいポイントです。
HOME’Sが設けた独自の基準をクリアしている不動産会社だけが参加しており、個人情報の取り扱いも徹底されています。
きっと相性の良い不動産会社を見つけることができますよ。
おすすめ5 おうちクラベル:高精度なAI査定が魅力
参加不動産 会社数 |
非公表 |
---|---|
同時査定依頼可能数 | 非公表 |
査定可能不動産 | マンション、土地、一戸建て、一棟マンション・アパート、その他建物 |
参加不動産会社 | 大京穴吹不動産、大成有楽不動産販売、CENTURY21、ロイヤルハウジング、POLUS、三菱UFJ不動産売却、オークラヤ住宅、京急不動産、三井住友トラスト不動産、KEN、SRE不動産(旧ソニー不動産) |
おうちクラベル(旧おうちダイレクト)はソニーグループで東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営する不動産一括査定サイトです。
大手から地域密着型まで優良かつ実績豊富な不動産会社が多数参加しているため、ご自身の物件の売却に適した会社がきっと見つかりますよ。
おうちクラベルの最大の特徴は従来の不動産一括査定サイトのように提携する不動産会社に査定を依頼できるだけでなく、AIによる高精度な査定を無料で行えることだといえます。
査定額は個々の不動産会社によってばらつきが出ることも多いため、AI査定価格でおおよその相場をあらかじめ把握しておけるのは安心ですね。
またおうちクラベルは、売り主のみの仲介を行う「片手仲介」専門で他社よりも高い査定額を出してくれるといわれているSRE不動産に一括査定が依頼できる点も大きなメリットだといえるでしょう。
現在のサービスエリアは東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県に限られていますが、SRE不動産に査定依頼をしたいという方も要チェックですよ。
⇒大手が良いか地域密着型か。不動産売却に適した不動産会社を見極めるポイントとは?
6.まとめ
初めての不動産売却では何をしたらいいのか分からず迷うことも多いですよね。
また、不動産売却を成功させるためには売り出しの時期も重要です。
新型コロナウイルスの流行はまだ収束していませんから、
「横浜市の不動産は今売却して大丈夫?」
このような不安を感じて、売却したいと思っても1歩を踏み出せない方も多いでしょう。
しかし、以下の理由から現在は横浜市の不動産を売却するタイミングとして悪くないということが判断できます。
- ・不動産市場は全国的に回復傾向にある。
- ・横浜市の中古不動産の相場は安定している。
- ・横浜市は転入者が多い(転入超過)であるため、不動産需要も高いといえる。
東京都心部へのアクセスも抜群で子育て環境も良い横浜は、幅広い世代に住みやすい街であり多くの人に支持されています。
横浜にはさまざまなエリアがあり街ごとに購入者のニーズも異なるため、自分の物件の強みを理解して売却活動に臨みましょう。
また、横浜市の不動産をより高値で売るためには、特に以下の三つのポイントを意識して売却に臨みましょう。
- ・「仲介」で売却する。
- ・不動産一括査定サイトを利用し、複数の不動産会社に査定を依頼する。
- ・不動産会社を選ぶときには査定額より査定の根拠を重視して選ぶ。
今回ご紹介したように不動産売却を成功させるためには、不動産売却の基礎知識を身に付け、信頼できる不動産会社を選ぶことが重要です。
⇒1円でも高く家を売却したい人向け完全ガイド
⇒時系列で解説!不動産売却の流れとスケジュール
⇒不動産売却の基礎知識~不動産売却で必要な手続きと注意点~
⇒不動産売却の注意点が全て分かる!タイミング別、状況別に徹底解説
⇒マンション売却の心配を解消!売却前・中・契約時・後の注意点を完全ガイド
⇒完全版:戸建て売却の各ステージにおける注意点とその対策