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「渋谷区の不動産はどれくらいの値段で売れるのかな?」
「渋谷区の不動産を売るならいつがいいんだろう?」
渋谷区に不動産をお持ちで売却を検討していると、このような点が気になってきますよね。
渋谷区における不動産のニーズは立地や物件の特徴によって異なるものの、比較的買い手が付きやすく高額で売買される傾向があります。
しかし、需要が高いからといって準備を怠ると、売却に必要以上の時間がかかってしまったり、本来の相場を知らずに安く売却してしまったりして損をするリスクもあります。
そこでこの記事では、渋谷区の不動産売却を成功させるために必要な知識を詳しく解説します。
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福留 正明
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1.渋谷区の不動産、今売って大丈夫?
渋谷区の不動産を売却したいと思っていても、今売って大丈夫なのかお悩みの方も多いでしょう。
実際に不動産の価格は需要と供給のバランスによって左右されるため、高く売りたいと考えるなら売却に適した時期かどうかの見極めが肝心です。
不動産の「売り時」を完璧に予測することは専門家でも難しいといわれています。
しかし、専門機関が発表しているデータをもとに現在の不動産市場の動向や中古不動産の価格の相場などのおおよその傾向は把握できます。
まずは、近年の不動産市場全体の動きをみていきましょう。
以下のグラフは、国土交通省が調査した不動産価格指数の推移です。
新型コロナウイルスの流行もあり2020年には一時的な下落が見られましたが、2020~2021年の不動産価格指数は緩やかに上昇しており、現在の不動産市場は住宅地を除き回復傾向にあります。
このあとは渋谷区の中古不動産のデータを詳しく見ていきましょう。
以下の表は、中古住宅HOME4Uが発表した渋谷区のマンションの面接別の売却価格をまとめたものです。
地区 | ~40㎡ | ~50㎡ | ~60㎡ | ~70㎡ | ~80㎡ | ~90㎡ | ~100㎡ | 100㎡~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
渋谷区 | 3,790 万円 |
4,983 万円 |
6,892 万円 |
9,260 万円 |
10,131 万円 |
10,675 万円 |
11,808 万円 |
16,181 万円 |
このデータを見ると渋谷区では40㎡以下の小さな物件から100㎡以上の大きな物件まで幅広く売却が成立しており、億単位の高額な不動産や土地の取引もあることが分かります。
取引の数が多いマンションを例に、売却価格を周辺の区と比べてみましょう。
以下の表は、渋谷区と隣接する区のマンションの面積別売却価格をまとめたものです。
地区 | ~40㎡ | ~50㎡ | ~60㎡ | ~70㎡ | ~80㎡ | ~90㎡ | ~100㎡ | 100㎡~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
港区 | 4,107 万円 |
5,622 万円 |
8,144 万円 |
9,298 万円 |
10,716 万円 |
14,284 万円 |
14,457 万円 |
30,325 万円 |
新宿区 | 2,828 万円 |
4,172 万円 |
5,126 万円 |
6,298 万円 |
7,871 万円 |
8,003 万円 |
8,110 万円 |
9,498 万円 |
目黒区 | 3,099 万円 |
5,126 万円 |
6,035 万円 |
6,731 万円 |
9,522 万円 |
13,916 万円 |
12,580 万円 |
13,463 万円 |
世田谷区 | 2,625 万円 |
3,232 万円 |
4,473 万円 |
4,927 万円 |
5,934 万円 |
8,707 万円 |
8,761 万円 |
9,537 万円 |
品川区 | 2,782 万円 |
3,540 万円 |
5,501 万円 |
6,351 万円 |
8,599 万円 |
6,751 万円 |
7,716 万円 |
11,500 万円 |
中野区 | 2,008 万円 |
2,892 万円 |
4,373 万円 |
5,844 万円 |
7,173 万円 |
4,563 万円 |
― 万円 |
8,874 万円 |
杉並区 | 2,308 万円 |
3,044 万円 |
3,841 万円 |
4,530 万円 |
6,670 万円 |
5,230 万円 |
8,739 万円 |
6,766 万円 |
このデータを比較すると、渋谷区のマンションは港区より価格は落ちるものの、新宿区や目黒区をはじめとする周辺の区と比べても高値で売買されていることが分かります。
これは以前からの人気に加え、近年の『100年に1度の大開発』と呼ばれる渋谷駅周辺の再開発による影響だといわれています。
渋谷区では2012年に渋谷ヒカリエがオープンしたのを皮切りに、2027年のターミナル駅完成に向けて新たな商業施設やオフィスビルが次々と建設されています。
また2019年にはそれまで1位だった千代田区を抜き、渋谷区が日本で最も賃料の高いオフィス街になりました。
これらの理由により、渋谷区の不動産は利便性の高い居住地としてだけでなく資産価値の高さでも注目され、国内外の投資家からの需要も高いといわれています。
2.渋谷区の人気エリア
ひと口に渋谷区といっても多くのエリアがあり特徴が異なります。
23区のなかで渋谷区は決して大きな区ではありませんが、高級住宅地やオフィス街などさまざまな側面を持っているのです。
ここでは、渋谷区のなかでも特に人気のあるエリアとその特徴を解説します。
2-1.高級住宅街
渋谷区には広尾・松濤・代官山・代々木上原といった都内屈指の高級住宅街があります。
住みたい街や憧れの街としてメディアでもたびたび紹介されていますよね。
これらの高級住宅街にある不動産は、生活の利便性だけでなくステータスの高さからも人気があるのが特徴です。
港区とも隣接する「広尾」は渋谷区のなかでも国際色あふれるエリアです。
ペルー共和国大使館やチェコ共和国大使館など各国の大使館があり、教育機関やおしゃれなレストランなども多く洗練された街という印象を持つ方も多いのではないでしょうか。
また、「松濤」は渋谷区の繁華街の近くにありながら落ち着いた魅力を持つ住宅街です。
第一種低層住居専用地域であるため景観が守られており、一軒当たりの敷地が広くゆったりとした豪邸が立ち並んでいます。
専門店や隠れ家的なレストランが点在する「代官山」は、グルメやショッピング目的で周辺地域から訪れる人も多いエリアです。
住宅街に入ると坂道が多くなる点は広尾とも松濤とも異なりますが、緑地もあり洗練された街並みと良好な住環境が保たれています。
東京メトロ千代田線と小田急線の代々木上原駅が利用できる「代々木上原」はJRの主要駅やオフィス街へのアクセスも良く通勤通学や買い物にも便利なエリアです。
一人暮らしやファミリー向けのマンションもありますが、松濤と同様に第一種低層住居専用地域があり、政界関係者や芸能人などの邸宅があることでも知られています。
2-2.商業地域
渋谷区の代表的な商業地域は「渋谷駅周辺」「神宮前エリア」「恵比寿」です。
これらの商業地域は観光地としても有名で、海外からの旅行者にも人気があります。
109やパルコなどの大型商業施設やセンター街を中心に発展した「渋谷駅周辺」は、若者文化の発信地として有名な商業地域ですよね。
明治神宮がある「神宮前エリア」には高級ブランド店が立ち並ぶ「表参道」と流行に敏感な若者に人気のある「竹下通り」が隣接しています。
「恵比寿ガーデンプレイスタワー」を中心に発展した「恵比寿エリア」はハイブランドの店舗や高級レストラン、美術館などがある落ち着いた雰囲気の街です。
大型商業施設やショップが立ち並び、交通アクセスがいいというだけでなく、街自体がもつブランド性から不動産の需要も高いのが特徴です。
2-3.オフィス街
再開発プロジェクトが進められる渋谷駅周辺は、高層ビルが立ち並ぶ大規模なオフィス街として今も進化しており、日本一のオフィス街としての発展が期待されています。
また、オフィス街の発展に伴い渋谷駅周辺のエリア全体の成長も期待できるため、オフィス街や周辺の不動産には高い資産価値があるといわれています。
また、渋谷駅周辺エリアだけでなく「恵比寿ガーデンプレイス」の竣工を皮切りに恵比寿エリアも新興オフィス街として独自の発展を遂げています。
2-4.その他
幡ヶ谷・初台などの京王線エリアも利便性が高く人気の住宅街です。
渋谷区にありながら比較的庶民的な住宅街が広がっており、スーパーや商店も充実しています。
新宿へのアクセスに便利で治安も良く比較的物価も安いためファミリー層や若者、一人暮らしの女性からも需要があります。
新国立劇場オペラパレスプロムナードをはじめとする文化的なスポットもあります。
3.渋谷区ならではの不動産売却の傾向
このような不安や疑問を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここまで紹介してきたように渋谷区の不動産は高額で取引されるため、物件によっては売却相手が一般層でないケースもあります。
ここでは渋谷区ならではの不動産売却の傾向について解説します。
3-1.富裕層への売却
渋谷区の不動産を売却するときには、買い主が芸能人や会社経営者、士業などの富裕層になることがあります。
個人の富裕層が買い主となる場合、通常の売却で行うような内覧や値引き交渉がなくてもあっさり購入されるケースも存在します。
例えば億単位の高額な物件であっても、図面だけを見て購入することも少なくありません。
また、キャッシュで購入するケースもあるため、ローンの審査がなく通常よりスムーズに売却が進む可能性も高くなります。
3-2.投資家への売却
前章で解説したように、渋谷区の不動産は資産価値が高いため投資家からも注目されています。
投資家に購入された物件は、不動産の売り時まで管理のみを行うケースと、賃貸として活用されるケースがあります。
そのため、面積の狭い物件であっても投資家が買い主になる可能性があります。
渋谷区の不動産は海外からも注目されているため、海外の投資家が買い主になることがあります。
そのようなケースでは、買い主側と売り主側の双方の仲介業者が窓口となり売却交渉を行うのが一般的です。
また、不動産投資はブームになることがあり、時期が重なれば通常より有利な条件で売却できることがあります。
4.渋谷区の不動産売却におすすめの一括査定サイト
不動産を売却するなら、スムーズにできるだけ高額で売りたいですよね。
不動産売却を成功させるためには、信頼できる不動産会社を見つけることが必要不可欠です。
しかし、不動産会社とひと口でいってもさまざまな特徴や強みがあり、得意な不動産のジャンルや会社の規模、主要な地域などは異なります。
自分に合った不動産を選ぶには、複数の不動産会社に査定を依頼し、査定額や対応を比較して見極めるのがおすすめです。
不動産一括査定サイトは無料で利用でき、自分の条件に合わせて不動産会社を簡単に絞り込めるので忙しい方にもおすすめです。
ここでは渋谷区の不動産売却におすすめの不動産一括査定サイトを紹介します。
⇒厳選23サイト!不動産一括査定サイト比較ランキングとおすすめポイント
おすすめ1 HOME4U:安心安全・実績十分の老舗サービス
運営会社 | NTTデータ スマートソーシング |
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参加不動産 会社数 |
1,800社以上 |
同時査定依頼可能数 | 最大6社 |
HOME4Uは2001年にサービスが開始された日本で最も歴史の古い不動産一括査定サイトです。
NTTグループの「NTTデータ スマートソーシング」という官公庁などとも取引がある企業が運営しているため個人情報を入力する際も安心です。
また悪徳不動産業者を排除するための独自の取り組みを行っている点も魅力的だといえるでしょう。
全国の1,800社を超える不動産会社が参加しており、都市部から地方まで幅広い地域をカバーしています。
同時に最大6社まで査定依頼が可能なので、きっと信頼できる不動産会社を見つけることができますよ。
不動産一括査定サイトを利用する際はまずはHOME4Uを試してみるのがおすすめです。
おすすめ2 すまいValue:業界をけん引する大手6社が運営
運営会社 | 東急リバブル、住友不動産販売、三菱地所ハウスネット、三井不動産リアルティ、小田急不動産、野村不動産ソリューションズ |
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参加不動産 会社数 |
6社(全国対応875店舗) ※2023年4月10日時点(賃貸専門店舗を含む) |
同時査定依頼可能数 | 最大6社 |
すまいValueは、不動産仲介を行う不動産会社のなかでも特に大手といえる6社が共同で運営を行う不動産一括査定サイトです。
東急リバブル、住友不動産販売、三菱地所ハウスネット、三井不動産リアルティ、小田急不動産、野村不動産ソリューションズが運営を行っています。
参加不動産会社数は少ないものの、複数の大手不動産会社に同時に査定を依頼できるという唯一無二の特長があるため、利用しておく価値が高いサイトだといえるでしょう。
なかにはすまいValueにしか参加していない大手不動産会社もあります。
誰もが知っている大手の不動産会社に査定を依頼したいという方はすまいValueがおすすめですよ。
おすすめ3 SUUMO:知名度No.1だから安心感も抜群
運営会社 | リクルート |
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参加不動産 会社数 |
非公開(店舗数としては全国2,000以上) |
同時査定依頼可能数 | 非公開 ※査定可能会社数は物件所在地によって異なります |
賃貸探しのポータルサイト「SUUMO」をご存知の方は多いのではないでしょうか。
実はSUUMOは不動産一括査定サイトも運営しているのです。
耳馴染みのあるサービスだから安心感が違うといえますよね。
大手から地域に密着した中小まで、非常に幅広い不動産会社が参加しているのできっと信頼のおける不動産会社が見つかりますよ。
売却実績や営業スタッフの人数など査定を依頼できる不動産会社に関する詳細な情報が確認できるのもうれしいポイントです。
一部地域が取扱対象外となっているのが唯一のデメリットといえますが、まずはご自分の売りたい不動産で利用ができるか気軽に確かめてみるのが良いでしょう。
おすすめ4 おうちクラベル:高精度なAI査定が魅力
参加不動産 会社数 |
非公表 |
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同時査定依頼可能数 | 非公表 |
査定可能不動産 | マンション、土地、一戸建て、一棟マンション・アパート、その他建物 |
参加不動産会社 | 大京穴吹不動産、大成有楽不動産販売、CENTURY21、ロイヤルハウジング、POLUS、三菱UFJ不動産売却、オークラヤ住宅、京急不動産、三井住友トラスト不動産、KEN、SRE不動産(旧ソニー不動産) |
おうちクラベル(旧おうちダイレクト)はソニーグループで東証プライム上場企業のSREホールディングスが運営する不動産一括査定サイトです。
大手から地域密着型まで優良かつ実績豊富な不動産会社が多数参加しているため、ご自身の物件の売却に適した会社がきっと見つかりますよ。
おうちクラベルの最大の特徴は従来の不動産一括査定サイトのように提携する不動産会社に査定を依頼できるだけでなく、AIによる高精度な査定を無料で行えることだといえます。
査定額は個々の不動産会社によってばらつきが出ることも多いため、AI査定価格でおおよその相場をあらかじめ把握しておけるのは安心ですね。
またおうちクラベルは、売り主のみの仲介を行う「片手仲介」専門で他社よりも高い査定額を出してくれるといわれているSRE不動産に一括査定が依頼できる点も大きなメリットだといえるでしょう。
現在のサービスエリアは東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県に限られていますが、SRE不動産に査定依頼をしたいという方も要チェックですよ。
おすすめ5 LIFULL HOME’S:参加不動産会社数最多クラス
運営会社 | LIFULL |
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参加不動産 会社数 |
3,175社 |
同時査定依頼可能数 | 最大10社 |
HOME’S一括査定は総掲載物件数ナンバーワンを誇るHOME’Sが運営する不動産一括査定サイトです。
CMなどでHOME’Sの名前を聞いたことがあるという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
なんと全国3,175社の不動産会社が参加しており、他の不動産一括査定サイトでは不動産会社を見つけられなかった場合でもHOME’S一括査定なら信頼のおける不動産業者を見つけられる可能性が高いといえます。
またユーザーが安心して利用できるよう工夫が凝らされているのもうれしいポイントです。
HOME’Sが設けた独自の基準をクリアしている不動産会社だけが参加しており、個人情報の取り扱いも徹底されています。
きっと相性の良い不動産会社を見つけることができますよ。
5.渋谷区の不動産を売却するときの注意点
このように思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
渋谷区の不動産は高額で売れる可能性が高いからこそ損をしないための注意が必要です。
ここでは渋谷区の不動産売却で気を付けたいポイントを解説します。
5-1.高く売りたいなら仲介を選ぶ
不動産を売却する方法には2種類あります。
不動産会社に「仲介」を依頼して買い主を見つける方法と不動産会社に直接「買取」をしてもらう方法です。
一般的に不動産を売るときには「買取」ではなく「仲介」で行います。
まずは「仲介」のシステムを見ていきましょう。
【仲介の仕組み】
「仲介」の場合は売り主と不動産会社の間で仲介契約を結び、不動産会社が買い主を探すところから物件の引き渡しまでのサポートを行います。
売買契約が成立すると不動産会社への仲介手数料が発生しますが、相場に合った価格で売れやすく結果的に売り主の手元に残る金額は多くなる傾向があります。
【買取の仕組み】
一方、「買取」の場合は不動産会社と売り主の間で売買が行われます。
買い主を探す必要がない「買取」は、時間をかけずにスムーズに現金化できるのがメリットです。
しかし「買取」は不動産会社にとってはいわば仕入れになるため、仲介に比べて売却時の価格が安くなる傾向があり損をする可能性が高いのでおすすめできません。
5-2.売り出し価格を適切にする
不動産の売り出し価格は高過ぎず低過ぎない適切な値段に設定しましょう。
比較的売れやすい渋谷区の不動産でも、相場を大きく超えた価格で売り出すと買い主が見つかりにくくなり売れ残ってしまうことがあります。
また、早く売りたいからといって安過ぎる値段で売り出すのも得策とはいえません。
相場よりも低い価格に設定すると、何らかの欠陥があるのかもしれないと疑われて売却に時間がかかることがあります。
適切な売り出し価格を設定するには、まず自分の不動産を売ったときにどれくらいの値段が付くか相場を把握するのが大切です。
⇒厳選23サイト!不動産一括査定サイト比較ランキングとおすすめポイント
5-3.利益が出た場合に備えて節税の知識を持つ
不動産の価格は築年数や経年劣化によって低くなるのが一般的で、売却価格は購入価格よりも低くなるため売却によって利益が出るケースは多くありません。
しかし、不動産の価格の高騰が続いている渋谷区では、物件の条件によって売却時に大きな利益が出ることがあります。
不動産の売却で生じた利益を「譲渡所得」といい、譲渡所得に対しては税金がかかります。
この特例を適用できる不動産には条件が定められていますが、自分の物件が対象であれば大きな節税効果があるので売却前に確認しておきましょう。
詳細については国税庁のホームぺージをご覧ください。
また、この特例を受けるには確定申告が必要になるため必要書類をそろえて忘れずに行いましょう。
⇒不動産売却時に課税される3つの税金|譲渡所得の計算方法
5-4.買い主の信用情報をしっかり確認する
売買契約が締結されると売り主は買い主に手付金を払い、期限までに資金を準備して支払います。
しかし、売買契約が成立してもローンの審査に落ちてしまったり、支払うはずの現金が用意できなかったりして契約後に破談となるケースも少なくありません。
契約を締結する前には不動産会社を通して買い主の「信用情報」を確認しリスクを減らしましょう。
特に買い主が住宅ローンの審査に落ちると、ローン特約による売買契約の解除が適用されるため契約が白紙になるので注意しましょう。
ローン特約によって契約が解除された場合、通常の破談と違って違約金もなく仲介手数料も半額しか返金請求できないなど、売り主は余分な出費や時間を費やすことになります。
このようなトラブルを避けるために、買い主が住宅ローンを組む場合は不動産会社を通して年収や勤務先などの確認をしておくと良いでしょう。
5-5.リフォームはしない
このように考える方もいるのではないでしょうか?
確かに、築年数がたっていても人気があるリノベーション物件もありますよね。
しかし、個人で不動産を売却するときには極力リフォームしない方が無難です。
実は中古物件を購入する場合、自分好みにリフォームする前提で購入する買い主も少なくありません。
そのためリフォームしたとしても無駄になってしまったり、リフォーム済みであることがマイナス要素になってしまったりするケースも考えられます。
また、不動産会社は買い取った物件をリフォームして売ることありますが、買い主のニーズに合わせた間取りやデザインを計算して利益が出る範囲でリフォームしています。
個人が自分でリフォームした金額を相場に上乗せして売ることは厳しく、不動産会社のように利益が出るわけではないのでリフォームするのは基本的にはおすすめできません。
⇒古い家の売却方法を徹底解説!売却手順から売却後に使える控除も紹介
6.まとめ
渋谷区は東京都のなかでも人気のあるエリアです。
しかし、なかには新型コロナウイルスの影響で不動産が売却できるか不安に感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。
不動産市場はコロナウイルスの影響を全く受けていないわけではありませんが、渋谷区の不動産市場は大きな打撃を受けているわけではないといえるでしょう。
まずは不動産会社に査定を依頼し、お持ちの物件がどれくらいの価格で売却できるのかを把握してみると良いかもしれません。
ただ、渋谷区の不動産売却に対応している会社を一から調べて比較するのは時間も手間もかかる大変な作業ですよね。
そこで、不動産一括査定サイトを利用して各社の査定額を比較するのがおすすめです。
不動産会社に査定を依頼してから物件を売却するまでに詳しい流れを知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
⇒不動産売却の注意点が全て分かる!タイミング別、状況別に徹底解説
⇒マンション売却の心配を解消!売却前・中・契約時・後の注意点を完全ガイド
⇒完全版:戸建て売却の各ステージにおける注意点とその対策