SUUMO売却の一括査定は何がスゴい?5大メリットを徹底解説
不動産一括査定について調べていると、「SUUMO売却」を目にすることも多いのではないでしょうか。
「SUUMOって賃貸サイトのイメージがあるなあ……」
「SUUMOでも一括査定をしてくれるの?」
このように不思議に思われた方もいらっしゃるかと思いますが、実はSUUMOは2009年より不動産一括査定サービスを展開しています。
賃貸情報サービスを提供しているイメージの強いSUUMOですが、一括査定サービスに参加している不動産会社も多く検索機能も便利で利用するメリットは大きいといえるでしょう。
1.SUUMO売却とは?
SUUMOといえば誰でも聞いたことがある不動産ポータルサイトですよね。
SUUMOというサイト全体でいえば使用したことがある方はかなりの数に上るのではないでしょうか。
実際に「賃貸情報サイト」としては、オリコン顧客満足度ランキングにおいて「サイトの使いやすさ」「付帯サービス」「物件情報の充実度」「検索しやすさ」の4項目で2016年・2017年の2年連続1位を獲得しています。
SUUMO売却においても「サイトの使いやすさ」「検索のしやすさ」などのシステム部分は同じようにいえることで、その使い心地は他サイトと一線を画しているといっても過言ではありません。
また詳しくは後程紹介しますが、SUUMO売却にしかない不動産会社の検索方法や、SUUMO売却しか取り入れていない迅速な査定方法などもあるのです。
対応エリア | 全国 |
---|---|
提携不動産会社数 | 約2,000社 |
同時査定依頼可能数 | 10社 |
運営会社 | 株式会社リクルート住まいカンパニー |
サービス開始 | 2009年 |
今すぐSUUMOにしかない査定・検索の方法を知りたい方は「メリット1 他サイトよりも査定が手軽」、「メリット4 絞り込み検索で自分に合った不動産会社を探せるをつかって自分に合った不動産会社を探せる」からお読みくださいね。
2.SUUMO売却の何がスゴい?5大メリット
SUUMO売却の強みや、SUUMO売却でしかできないことは何か気になりますよね。
ここからはSUUMO売却の5つのメリットをお伝えしましょう。
- メリット1 他サイトよりも査定が手軽
- メリット2 しつこい営業電話がない
- メリット3 査定依頼の前に不動産会社の実績を確認できる
- メリット4 絞り込み機能で自分に合った不動産会社を探せる
- メリット5 不動産ポータルサイトSUUMOに物件が掲載される
メリット1 他サイトよりも査定が手軽
お手軽査定や「1分で査定ができる」などと謳っている一括査定サイトもありますが、実際は細かく所有面積や間取りなどを書かなければならず、案外手間取ってしまうものです。
しかしSUUMO売却であれば「郵便番号」もしくは「住所」を入力するだけで簡単に不動産会社を探すことができるのです。
数ある項目を頑張って入力したのに不動産会社の候補が0件だということもあり得ます。
そのため、SUUMO売却のように検索結果が早めに分かるのがうれしいですよね。
メリット2 しつこい営業電話がない
と心配される方も多いでしょう。
しかしSUUMO売却ならしつこい営業電話に苦しめられることは絶対にありません。
SUUMO売却で査定依頼をする際、電話番号の入力は必須ではないからです。
メールアドレスさえ登録してしまえば電話番号は不要となります。
またそれ以外に、「SUUMOが大手物件情報サイトであること」もしつこい営業電話がない理由として考えられます。
SUUMO売却を通じて知った不動産会社が電話で執拗に営業を行った場合、ユーザーはSUUMOに苦情を入れますよね。
SUUMO売却は独自の審査を通った不動産会社とだけ提携を結んでいるとしており、苦情の多い不動産会社は掲載を取りやめていると考えられます。
不動産会社としても、SUUMOに自社の苦情が寄せられると最大手の物件情報サイトに自社の取り扱う物件を載せられなくなる可能性が出てきてしまうため、苦情は絶対に避けたい事態です。
そのためSUUMO売却ならしつこい営業電話に悩まされる心配はないといえるのです。
メリット3 査定依頼の前に不動産会社の実績を確認できる
査定を依頼する不動産会社を選ぶときに気になることの一つが、その会社の実績ではないでしょうか。
SUUMO売却であれば、査定依頼をする前に不動産会社の実際の売却実績を見ることができます。
今回は千代田区にあるマンションを査定にかけてみようとしたところ、25社の不動産会社を紹介されました。
ここで注目したいのが、画像内の緑の枠線で囲った「このエリアの売却実績」と、赤い枠線で囲った「このエリアの購入希望者」です。
こちらが売却したい「千代田区の物件」の売却実績と、買い主(候補)を持っているかどうかが一目で分かります。
自分が売りたい物件の所在地で販売実績があるかどうか、実際にその場所で買い主(候補)がいるかどうかは、売却の成功と直結していると考えられますよね。
買い主候補を多く持っているところなら、売却が早く決まることが期待できます。
また不動産会社をクリックすると更に詳細を見ることができます。
店舗概要や写真のほか、以下のような情報が記載されています。
- ・売却実績……物件種別、沿線・駅、所在地、売却価格、土地面積・建物/専有面積、間取り、築年月、売却時期、担当者
- ・購入希望者(匿名)……物件種別、希望沿線・駅、予算、希望地域、土地面積・建物/専有面積、間取り、情報登録日、担当者
- ・スタッフ紹介(顔写真付き)……氏名、年齢、業界経験、得意エリア、売却実績 など
またSUUMO売却には「不動産会社ガイド」というものがあります。
不動産会社ごとに写真つきで詳細な情報が掲載されているので、さっと目を通すだけでも大まかな特徴を捉えることができます。
紹介された不動産会社で気になったところがあれば、この「不動産会社ガイド」で会社そのものの詳細を知ってみるのが良いでしょう。
メリット4 絞り込み検索で自分に合った不動産会社を探せる
SUUMO売却の一番の特色ともいえるのが、この「絞り込み機能」でしょう。
他サイトでこのような機能を扱っているところはまずありません。
3つの項目に分けられた全14の特徴から自分に必要なものを選び、不動産会社を絞り込むことができます。
どのような条件を重視すべきかは人によって異なりますが、絞り込み機能をどのように活用したら良いのか、実際のSUUMO売却上の項目に即してご説明していきましょう。
項目1 経験年数よりも実績
ベテランへの相談は安心できるかもしれませんが、そこまで重視しなくても良いでしょう。
「経験年数」に気を取られて「実績」を忘れてはいけません。
同じ「安心して任せられる」の項目であれば「地元の実績多数」の方が自分の持っている物件を売れる不動産会社を見つけやすい条件だと考えられます。
項目2 専門的なサービスへの対応
「相続によって得た物件を売りに出したい」
といったケースもありますよね。
そういった際には相続や法務相談に対応している不動産会社に絞って探しましょう。
不動産会社によってどのような不動産の取扱いを得意としているかは異なります。
不動産会社はあくまで不動産のプロであり、残念ながら必ずしも税金対策や法律に関してもプロであるとはかぎりません。
相続不動産など特殊な事情がある不動産の売却はその分野に長けた不動産会社に依頼するのがおすすめです。
そうでなくても不動産の売買には大きなお金が動くことになります。
一生に一度あるかないかのことで不安な部分もありますよね。
不動産売却には様々な費用もかかりますし、売却して利益が出た場合には税金も加算され、確定申告なども行わなければなりません。
項目3 瑕疵保証あり
安心して物件を売却したいのであれば、ぜひ「瑕疵(かし)保証あり」にもチェックを入れて絞り込みましょう。
瑕疵とは何らかの欠陥や不具合などのことで、設備の内部不良や腐食・雨漏りなどの欠陥のほか、日当たりや近隣施設などの周辺環境の問題も含まれます。
売買契約時に明らかにしていなかった瑕疵が売却後に発見された場合、売り主は「契約不適合責任」を問われる可能性があります。
契約不適合責任を問われると、売り主は買い主から補修代金の支払いや代金の減額、契約解除、損害賠償などの要求をされる場合があります。
しかし、「瑕疵保証あり」の場合、売却後一定期間は契約不適合責任によって発生した修繕費などを不動産会社が補償してくれます。
項目4 インスペクション
インスペクションとは、住宅診断士による建物の検査・点検です。
欠陥の有無や劣化の状況、修繕にかかる費用と期間の目安などを知ることができます。
物件に瑕疵がないかを事前に知れるため、インスペクションを行っておくことで瑕疵担保責任によって賠償が生じるリスクを減らすことができるといえます。
2018年4月からは一般の方でもインスペクションの実施の有無やその結果について詳しい説明が受けられるようになり、中古物件売買市場で広まりつつあります。
第三者の診断が入った物件は、買い手側にとっても安心感が違いますよね。
また、SUUMOはインスペクションを実施している物件を優先して表示させる傾向があります。
メリット5 不動産ポータルサイトSUUMOに物件が掲載される
SUUMOは不動産ポータルサイトとしての規模は最大と言っても過言ではありません。
物件を探したことがある方であれば、一度はSUUMOを見てみたことがあるのではないでしょうか。
SUUMO売却を利用して不動産売却を行う場合、SUUMOに売却物件が掲載されます。
最大級の不動産ポータルサイトに物件が掲載されれば、その分人目につきやすくなり買い主が見つかりやすくなることが期待できますよね。
3.SUUMO売却にデメリットはない?知っておきたい注意点
どんなサービスもメリットしかないということはありません。
SUUMO売却にもデメリットとなる部分は存在します。
ここからはSUUMO売却のデメリットを紹介していきますが、その後の章で解決策をご紹介するので、上手く使いこなせばデメリットも解消されますよ。
3-1.自分の物件情報が埋もれてしまう可能性がある
「SUUMOは最大手の不動産ポータルサイト」というメリットを裏返せば、デメリットにもなり得ます。
掲載物件数が多いだけあり、自分の物件が埋もれがちになってしまう可能性も高くなってしまいます。
3-2.大手3社には依頼ができない
SUUMO売却では、不動産会社の大手といわれる「三井のリハウス」「東急リバブル」「住友不動産販売」の3社には査定依頼ができません。
とはいえこれは多くの不動産一括査定サービスに共通しているデメリットです。
三井のリハウスや住友不動産販売などは不動産一括査定サービスのなかでも自社が運営に関わっているすまいValueにしか参加していないためです。
3-3.同じ不動産会社の別支店が表示されてしまう
絞り込み機能を使って検索した際に、同じ不動産会社の別支店が店舗ごとに数としてカウントされ、表示されてしまうため、やや見づらいと感じられるかもしれません。
残念ながら、今のところ支店をまとめて表示させる機能はありません。
但し店舗ごとに大きな違いがあればしっかりと見比べてみるのも良いでしょう。
4.SUUMO売却を賢く使うコツ
SUUMO売却は以下のコツを抑えることでデメリットを回避し、より賢く利用できます。
- ・他の一括査定と合わせて使う
- ・絞り込み機能を意識する
コツ1 他の一括査定と合わせて使う
SUUMO売却では不動産会社の大手3社「三井のリハウス」「東急リバブル」「住友不動産販売」には査定依頼ができないことがデメリットの一つでした。
この弱点を補うためには「すまいValue」など大手の不動産会社が参加している一括査定サイトと組み合わせて利用するのがおすすめです。
コツ2 絞り込み機能を意識する
絞り込み機能は不動産会社を探すときももちろんですが、実際に売りに出すときにも意識すると良いでしょう。
SUUMOを使ったことがある方ならご存じかと思いますが、物件を探すユーザー側にも様々な絞り込み検索項目がありますよね。
そんなユーザーの目にとまるために、できる限りのアピールポイントは絞り込みで引っかかるようにしておくべきです。
また、大きなポイントとなるのが価格設定です。
SUUMOの価格の絞り込みは下限と上限の設定ができるようになっています。
区切りは500万円単位で、「以下」ではなく「未満」を使用します。
例えば売却価格を「4999万円」と設定した場合と、「5000万円」と設定した場合です。
前者は売却価格5000万円未満となり、ご自身が想定していたユーザーに閲覧してもらうことができます。
しかし後者は前者と1万円しか変わらないのにも関わらず、売却価格5500万円未満として表示されます。
すなわち「5000万円程度で買いたい」と思ってくれていたユーザーの目に留まらず、せっかくの買い手を逃してしまうことにもなりかねません。
5.まとめ
SUUMO売却は不動産ポータルサイト最大手といえるSUUMOが提供する不動産一括査定サービスです。
知名度は抜群で、SUUMOにご自身の物件が掲載されることになれば多くのユーザーの目に入るというのは大きな魅力ですよね。
またSUUMOにしかない迅速な査定方法や「絞り込み機能」を使った不動産会社の検索方法などはどれもユーザーにとって非常に機能性に優れているといえます。
各不動産会社の実績も非常に細かい部分まで見ることができるため、ご自身に合う不動産会社が見つけやすい上、安心して利用ができますね。