「想像と違った…」中古マンション購入で後悔しないための10大注意点

「手頃で物件も多い中古マンションが気になってるけど、実際どうなんだろう……?」

中古マンションは新築マンションよりも手頃に購入でき、幅広い選択肢から自分好みの物件が選べるというのが大きな魅力です。

しかし、中古マンションを購入する際には新築マンションと異なる点に注意する必要があります。

住居の購入は人生の大きなイベントの一つです。

「想像と違っていた……」

とがっかりするような事態は避けたいですよね。

不動産のプロ
この記事では、中古マンション購入で後悔しないための注意点を詳しく解説していきます!

目次

1.今、新築より中古マンションが売れている理由

実は今、首都圏では新築マンションよりも中古マンションの方が多く売れている状況です。

最新のデータによると、首都圏におけるマンション売買の成約件数は新築が約23,000件であったのに対し、中古物件は約37,000件でした。

参考
全国宅地建物取引業協会連合会不動産総合研究所「不動産市場動向データ集年次レポート2018年」(2019年4月発表)

つまり、首都圏での中古マンション売買契約は新築のおよそ1.6倍もあるということです。

どうしてこんなに中古マンションが売れているんですか?
不動産のプロ
中古マンションに人気がある理由は、やはり「手頃な価格」と「選択肢の多さ」にあるでしょう。

詳しくはこれからご説明していきましょう。

理由1 手頃な価格で購入できる

中古マンションの大きな魅力としてまず考えられるのは、新築に比べて安価に購入できるということでしょう。

新築と中古では具体的にどれくらい価格に差があるのか、まずはデータを読み解いていきましょう。

成約マンション売買の平均㎡単価は新築と中古でそれぞれ以下のようになっています。

【成約マンション売買の平均㎡単価(2017年次)】
  • ・中古……50万円
  • ・新築……85.9万円

上記のデータから、首都圏の中古マンションは新築マンションの58%程度の平均㎡単価だということがわかりますね。

不動産のプロ
住み替えを検討している方は、今住んでいる家を売却して得られる資金で十分にまかなえる可能性もありますよ。

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注意
ただし、マンション価格は物件によって大きく異なるため、実際の購入に際しては周辺物件の相場をしっかりと確認する必要があります。

理由2 新築より選択肢が幅広い

一般的に中古マンションは新築マンションよりも物件数が豊富です。

物件を探す際、多くの人が物件情報サイトを利用することになりますが、物件情報サイトにおける新築マンションと中古マンションの掲載件数を比較すればその差は一目瞭然です。

例えば、大手物件情報サイトであるHOME’SSUUMOアットホームの取り扱い物件数を見てみましょう。

【新築マンションと中古マンションの掲載件数の比較】

※横にスクロールできます
掲載件数(東京)
新築マンション 中古マンション
HOME’S 382件 9,949件
SUUMO 548件 27,126件
アットホーム 370件 26,940件

※各サイトの掲載件数は、2020年2月18日時点でのデータです。

中古マンションは新築マンションよりも掲載物件数がはるかに多いことがわかりますね。

つまり、中古マンションを購入する場合は、新築マンションよりも数多くの選択肢からあなた好みの物件を選ぶことができます。

理由3 実際に物件を内見して決められる

中古マンションが人気な理由として、希望する物件を実際に内見して購入するかどうかを決められる、という点も挙げられます。

内見とは
事前に希望物件の見学をすることを「内見」と呼びます。地域や会社によっては、「内覧」と言うこともあります。

中古マンションは大きな買い物ですから、実際に物件を内見して購入するかどうかを決められるのは安心ですよね。

一方、新築マンションは中古マンションと異なり、購入前に完成した物件を確認することはできません

新築マンションの購入を検討する場合は、物件の完成前に「モデルルーム」という完成予定の物件を模して作られた部屋を見学することになります。

モデルルームは完成する予定の物件をイメージしやすいように用意されるものですが、自分が実際に購入する部屋の実物ではありません

注意
新築マンションでは、購入者に向けて「内覧会」が催されるケースがあります。ただ、一般的に「内覧会」とは売買契約を交わした後に行われる完成したマンションのお披露目の場であるため、購入前に行う「内見」とは性質上大きく異なります。

理由4 自分好みにリノベーションできる

中古マンションに人気が集まっているもう一つの理由は、リーズナブルな価格で物件を入手し、リノベーションで自分の好みの状態に仕上げることができるからです。

築年数が20年~30年などの古い物件を購入してリノベーションを実施することで、新築マンションよりもお手頃な価格で自分好みの世界に一つだけの部屋を作ることができるかもしれません。

「中古マンションを探すだけでも大変なのに、リノベーションの工事も依頼するのは面倒かも……」

とお思いの方は、中古マンションの物件探しからリノベーション工事まで丸ごと依頼することができる不動産会社を検討すると良いでしょう。

2.ステップ別に分かる!中古マンションを購入する際の10大注意点

「中古マンションの価格や選択肢の多さは魅力的だけど、良い物件を見分けられるのか不安かも……」

という方もいらっしゃるでしょう。

本章では、中古マンションを購入する流れに沿って、各タイミングで知っておくべき注意点を解説します。

まず、中古マンションを購入する際の流れは以下のように進んでいきます

中古マンションをする流れ

上記の流れを踏まえた上で、「物件を決めるまでに気を付けるべき注意点」「代金の決済までに気を付けるべき注意点」「物件引き渡し後に気を付けるべき注意点」の3段階に分けてチェックポイントをご説明します。

2-1.物件を決めるまでの6つの注意点

まずは、資金計画を立ててから購入物件を決定するまでの間に注意すべきことを解説していきます。

注意点1 背伸びした資金計画は危険!ライフステージの変化も視野に

中古マンションは高額な買い物なので、多くの方が住宅ローンを組んで購入することになるでしょう。

しかし、その際に無理な返済計画を立ててしまうと、ライフスタイルの変化によって返済が困難になってしまう可能性があります。

例えば小さなお子さまがいらっしゃる場合にはこれから教育費などが必要になり、出費が増えることが考えられますよね。

先々の出費を見通して無理のない資金計画を事前にしっかりと練ることが重要です。

住宅ローンかあ……。いろいろあり過ぎて正直どこが良いのか分からないんだよなあ。
不動産のプロ
お任せください。おすすめの住宅ローンについてはこちらの記事で詳しく解説していますよ。

「返済額を抑えた上で保障も充実させたい!」という方には住信SBIネット銀行の住宅ローンがおすすめです。

また、「さまざまな住宅ローンを同時に比較して決めたい」という方は「住宅本舗」で実際にローンを借りたときのシミュレーションをしてみるのも良いでしょう。

注意点2 災害リスクに注意!耐震基準や海抜は要チェック

物件選びをする際には、自然災害が発生した際のリスクについても確認しておきましょう。

全国どこの物件であっても共通してまず確認すべきなのは、耐震基準でしょう。

中古マンションを購入する際には必ず、1981年6月以降の「新耐震基準」下で建築された物件かどうかをチェックしましょう。

メモ
日本の耐震基準は建築基準法によって定められており、大地震が起きるたびにより大きな地震にも耐えられるよう改正が繰り返されてきました。

特に1978年の宮城県沖地震の影響を受けて1981年に行われた建築基準法改正以降の耐震基準は「新耐震基準」と呼ばれており、それ以前の耐震基準とは大きく変更されています。

具体的には、「震度5程度の地震で構造躯体に損傷を生じず、震度6強〜7程度の地震で倒壊・崩壊しない程度の強度」を求めています。

また、地域によって、それぞれ発生リスクの高い自然災害は異なります。

一般に海抜10mを下回る地帯の場合は水害の危険が高いといわれているため、避けた方が良いでしょう。

洪水のリスクに気付かずに中古マンションを購入してしまった結果、購入からわずか数年後に河川の氾濫による水害に遭ってしまったというケースも実際にあります。

山間部などは土砂災害のリスクが高まったり、埋立地は地盤沈下の恐れがあったりする可能性もあるでしょう。

予測可能な自然災害のリスクを回避するためには、自治体が発行しているハザードマップを参照するのがおすすめです。

注意点3 資産価値の低い物件に騙されないで!立地は慎重に検討

中古マンション購入の際には、手頃な価格に騙されて資産価値の低い物件を掴まされてしまうことに気を付ける必要があります。

資産価値を判断するためには、物件の立地に着目することが重要です。

具体的には、都心からのアクセス、駅からの距離、スーパーやコンビニなどの施設が近くにあるかを確認しましょう。

さらに、人口が減っている地域の物件は需要の減少によって資産価値が急落する可能性があります。

購入したい物件の資産価値を判断するためには、地域人口の増減にも着目しましょう。

注意点4 相場より高い物件かも?周辺の物件と必ず比較

購入を検討している物件が適正な価格であるか判断するためには、周囲の類似物件と比較してみることが重要です。

中古マンションは基本的に、売り手の意向で価格が設定されています。

そのため、相場から大きくかけ離れた高値で売りに出されている場合もあります。

物件情報サイトを活用し、きちんと相場感を把握した上で売買契約に進むようにしましょう。

相場は物件を検索して地道に比較するしかないのかというと、実はそんなことはありません。

中古住宅HOME4という中古物件に特化した情報サイトなら、地域別の相場を確認することもできます。

中古住宅HOME4U

ただし、こちらは目安として参考するにとどめ、条件の似た物件同士で価格を比較することが重要です。

注意点5 内見で欠陥を見落とすと大惨事!注意深く物件を観察

内見は中古マンション購入の最も重要なステップです。

内見で物件の欠陥を見落としてしまうと、契約後にトラブルになって後悔しかねません。

実際に内見の際に見落としていた水漏れで売り主との間にトラブルが起きた例、入居後に周囲の騒音に気付いた例などがあります。

居住環境がどうなのか、水回りにトラブルがないか、設備に不備がないか、などを内見の際にしっかりとチェックしましょう。

内見の際に気を付けるべき点について詳しくは、「4.「想像と違った…」を避けるために!内見の際押さえておくべき重要ポイント」をご覧ください。

注意点6 不動産会社の仲介手数料が適正か注意

中古マンションを購入した際の仲介手数料

中古マンションを購入する際には、不動産会社に売り主との間の仲介を依頼するのが一般的です。

不動産会社に支払う仲介手数料は法律で上限が決まっているので、必ずチェックしておきましょう。

宅地建物取引業法によって、売買価格が400万円を超える物件の仲介手数料は売買価格の3%+6万円(税抜)が上限とされています。

不動産会社に仲介手数料としてそれ以上の金額を提示された場合、違法行為をはたらいている悪徳業者だと考えられるでしょう。

また、不動産会社が仲介手数料以外の名目でこれ以上のお金を受け取ることも禁止されています。

手数料を確認すると同時に、信頼の置ける不動産会社であるかどうかも見極めておきたいところですね。

2-2.代金の決済までに気を付けるべき2つの注意点

次に購入物件を決定してから代金を決済するまでの間に注意すべき点を確認していきましょう。

注意点7 住宅ローンは物件によっては組めない場合もある!

中古マンションを購入する際には住宅ローンを組む方が大半ですが、購入したい物件によっては住宅ローンの仮審査で落とされてしまう場合もあります。

住宅ローン審査に通るかどうかはあなたの返済能力だけでなく、物件の担保評価額にも左右されるためです。

担保評価額とは
住宅ローンなどの融資を受けるとき、担保とする不動産の評価額のことです。担保評価額が融資額に見合っていないと、住宅ローンを組むことができません。

また、物件が所定の耐震基準を満たしていることを融資の条件の一つとしている住宅ローンもあります。

例えば、公的機関が出資しているため審査に通りやすい傾向があるといわれている住宅ローン「フラット35」は、新耐震基準か、出資元である住宅金融支援機構が設けた耐震評価基準を満たしていなければ融資を受けられません。

フラット35とは
国土交通省財務省が所管する住宅金融支援機構が民間の金融機関と共同で提供している住宅ローンの名称。長期の固定金利が特徴となっている。

注意点8 購入代金以外にも費用がかかる!事前に用意できる?

不動産を購入する際には、物件の代金以外にもさまざまな費用が発生します。

以下のような費用がかかるので、事前に把握しておきましょう。

【物件の代金のほかに中古マンション購入時にかかる費用】
  • ・不動産会社への仲介手数料(消費税がかかる)
  • ・物件の手付金
  • ・不動産取得税
  • ・売買契約書にかかる印紙税
  • ・登録免許税
  • ・所有権登記を依頼した場合の司法書士報酬
  • ・固定資産税、都市計画税の日割り精算分
  • ・修繕積立金の日割り精算分
  • ・頭金
  • ・ローン契約の際の「金銭消費貸借契約書」にかかる印紙税
  • ・住宅ローン事務手数料
  • ・ローン保証料
  • ・団体信用生命保険料
  • ・火災保険料
こんなにいろんな費用がかかるんですね……。住宅ローンを借りるつもりだったけど、事前にまとまったお金があった方が良いんでしょうか?
不動産のプロ
そのとおりです。例えば、売買契約時に売り主に支払う、物件代金の5%程度であることが一般的な「手付金」は現金で用意する必要があります。

2−3.物件引き渡し後に気をつけるべき2つの注意点

続いて、無事物件が引き渡された後に注意すべき点を確認していきましょう。

リフォームやリノベーションを行う場合の注意点と、マンションを所有している場合に定期的に支払う税金についてご説明します。

注意点9 リノベーションの悪徳業者に注意!契約内容は詳細に検討しよう

リノベーションをする際の工事契約書

中古マンションを購入して設備をリフォームしたり、自分好みのお部屋にリノベーションしたりすることをお考えの方は、業者選びも重要です。

なかには悪徳な業者も存在するため、慎重に選ぶようにしましょう。

必ず複数の会社に見積もりを依頼し、結果を比較・検討してください。

また、契約は口約束ではなく、必ず工事の内容や保証内容、期間などが詳細に記された契約書を交わすようにしましょう。

注意点10 中古マンションを持っているだけでお金がかかる

マンションを所有していると、毎年固定資産税都市計画税を支払う必要があります。

固定資産税とは
各市町村が不動産などの固定資産に課す税金のこと。東京23区の場合のみ東京都が都税として徴収している。
都市計画税とは
各市町村が都市計画法による都市計画区域内の市街化区域にある土地や建物に対して課す税金。市街化区域外の場合、支払いは発生しない。また、東京23区のみ東京都が都税として徴収している。

固定資産税と都市計画税は、毎年1月1日時点の所有者に納税義務があります。

年の途中で中古マンションを購入した場合、購入時に売り主から日割りでの精算を請求されるケースもあります。

マンションを購入した次の年以降は、毎年固定資産税と都市計画税を納税しなくてはなりません。

4月頃に市町村から届く納税通知書に従って、一括もしくは年4回の分割で支払います。

それぞれの税額は、通常「固定資産税評価額」といって税額を算出するため市町村が定めている物件の価値に税率を掛け合わせて算出されます。

固定資産税評価額は、専有部分と土地に分けて考えられ、税率は以下のとおりです。

【固定資産税と都市計画税の税率】

※横にスクロールできます
専有部分 土地
固定資産税 固定資産税評価額×1.4% 敷地面積÷居住用部屋数が200㎡以下の場合 固定資産税評価額の1/3×1.4%
敷地面積÷居住用部屋数が200㎡超の場合 固定資産税評価額の1/6×1.4%
都市計画税 固定資産税評価額×0.3% なし

ただし、市町村によって固定資産税の税率が高かったり、独自の軽減措置が設けられていたりする場合もあります。

3.中古マンション購入に関するよくある疑問を解決!

「注意すべき点が多くて、なんだか不安になってきたな……」

という方もいらっしゃるかもしれません。

ここからは、中古マンションの購入に関するよくある疑問にお答えしましょう。

疑問1 新築と中古、結局どちらがいいの?

中古マンションの購入をご検討されている方は、新築マンションとどちらが良いのかお悩みなのではないでしょうか。

価格を重視するのであれば、中古マンションが断然おすすめです。

首都圏であれば、中古物件マンションの売買価格(㎡単価)は新築の約58%です。

非常に手頃な価格で購入できることが期待できますよね。

実際、2017年の首都圏の新築マンションの平均価格は5,908万円、中古マンションの成約平均価格は3,195万円です。

ただし、中古物件を購入してリノベーションすることをお考えの方は、当然リノベーション費用がかかることも念頭においておく必要があります。

また、リノベーションを行うのであれば、物件選びの段階からその実現可能性を検討しておくようにしましょう。

疑問2 中古マンションの相場ってどれくらい?

マンションの市場価値を決める主な要素は、立地、築年数、広さの3つです。

そのため、物件によって大きく異なります。

相場を知りたいのであれば、まずは同エリアの類似物件を比較・検討すべきだといえるでしょう。

2018年9月〜2019年8月の首都圏の中古マンションの成約平均価格は、3,200万〜3,500万円程度、㎡単価は50万円代を推移しています。

【首都圏の中古マンションの成約平均価格】

【首都圏の中古マンションの㎡単価】

中古マンションの㎡単価
参考
公益財団法人不動産流通推進センター「2019 不動産業統計集 不動産流通(9月期改訂)」

疑問3 築年数はどれくらいが狙い目?

築年数も、物件を選ぶ上で気になるポイントですよね。

一般的に、築10年以内の物件を狙うのがおすすめです。

マンションの資産価値は新築から築10年までの間に大きく下落していきます。

新築を避け、築年数10年以内のお手頃な物件を狙うのが良い手だといえるでしょう。

首都圏の中古マンション成約価格の㎡単価を築年帯別に示すグラフを確認してみましょう。

【首都圏の中古マンションの築年帯別㎡単価】

築年帯別㎡単価
参考
公益財団法人東日本不動産流通機構「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2018年)」および公益財団法人不動産流通推進センター「2019 不動産業統計集 不動産流通(9月期改訂)」

新築と中古のなかでも比較的新しいといえる築年数の物件とではかなり㎡単価が異なることが分かりますね。

また、35年の住宅ローンを組みたい場合は、築12年を超えていない物件である必要があります。

メモ
住宅ローンを組む際には、万一返済ができなかった場合のため、購入物件を担保にすることになります。

金融機関は物件の担保価値を法定耐用年数から算出しているため、法定耐用年数が47年であるマンションを35年ローンで購入する場合には、築年数が12年未満の物件でなくてはなりません。

ただし、自分好みにリノベーションしたい、ということであればあえて築浅物件を探す必要はありません

返済が長期にわたるローンを借り入れずとも購入できる、築古物件も視野に入れると良いでしょう。

疑問4 中古マンションは投資用物件としてもおすすめ?

投資用物件として中古マンションの購入を考える場合には、賃貸ニーズのある物件であるかをきちんと確認すべきです。

中古マンション投資の失敗事例で多いのが、家賃保証収入に釣られて購入したは良いものの、入居者が見つからず後々ローン返済にも苦労することになった、という事例です。

家賃保証契約(サブリース)とは
空室期間中も一定の家賃収入を保証するという契約形態。サブリース会社がオーナーからアパートを一定期間借り上げ、入居者に貸し出す形の契約。

家賃保証契約を利用すれば、入居者がいない期間も定期的に不労所得が見込めるため、非常に魅力的に感じられますよね。

しかし、入居者が見つからないまま契約更新のタイミングを迎えると、家賃保証の金額を下げられてしまい、ローンの返済額が家賃保証の額を上回ってしまう例も少なくありません

投資用物件として中古マンションの購入を検討する場合には、必ず賃貸ニーズがあり、入居者が見つかる見込みが高い物件を選ぶようにしましょう。

不動産のプロ
中古マンション投資に興味がある方は、まずセミナーなどに参加して情報収集をすることがおすすめですよ。

マンション投資の中でも手軽に始められるワンルームマンション投資についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

4.「想像と違った…」を避けるために!内見の際押さえておくべきポイント

物件を購入してから、

「なんだか思ってたのと違う……」

と後悔する事態は避けたいですよね。

ここでは、物件の内見の際に持っていくべきものや、確認すべきポイントをお伝えします。

4−1.内見に必要な持ち物とは?

まずは、物件の内見の際に持っていくべきものをお伝えしましょう。

【内見の際に持っていくべきもの】
  • ・図面
  • ・筆記用具
  • ・カメラ(スマートフォン)
  • ・メジャー
  • ・購入した物件に持っていきたい家具や大型家電の寸法のメモ
  • ・方位磁石
  • ・懐中電灯
  • ・スリッパ

まず図面ですが、物件によっては見取り図が大雑把に作られている場合もあります。

実際の物件と図面で異なる部分がないか確認したり、気になる点があれば書き込んだりすると良いでしょう。

また、後からもう一度、物件の状態を確認したいと思うことも少なくないはずです。

スマートフォンでも構わないので、写真を撮れるようにしておきましょう。

さらに、購入した物件に持っていく予定の家具や大型家電があれば、事前に寸法を測ってメモを持参することをおすすめします。

メジャーも一緒に持っていき、家具や大型家電を置くことになりそうな場所の寸法を測れば、住むことになったときのイメージが湧きやすいですよね。

測った寸法はしっかり控えておきましょう。

引越しに向けて家具を購入することになった場合に役立ちますよ。

また、日当たりを確認するために方位磁石もあれば便利です。

こちらもスマートフォンで代用可能ですね。

不動産会社の担当者と内見する場合には担当者が持参するケースが一般的ですが、埃っぽさが気になる方はスリッパ、夜内見にいく場合には懐中電灯もあると良いでしょう。

4−2.建物の状態を確認するためのチェックリスト

つい見逃してしまいがちですが、お部屋だけでなく、建物の共用部も良い物件を見極める上で重要です。

まずは建物全体に関して、チェックポイントを確認していきましょう。

【内見の際のチェックポイント〜共用部編〜】
  • ・第一印象で「好き」だと思えるか
  • ・植栽などの手入れが行き届いているか
  • ・外壁にひび割れなどの目立つ劣化が見受けられないか
  • ・エントランスの清掃は行き届いているか
  • ・管理スタッフの勤務形態はどうなっているか
  • ・落書きなどが放置されていないか
  • ・廊下の清掃は行き届いているか
  • ・切れたままの電球や居住者の私物などが放置されていないか
  • ・ゴミ置き場の清掃は行き届いているか
  • ・塗装の剥がれや水溜りなどが放置されていないか
  • ・管理組合はきちんと機能しているか
  • ・直近の大規模修繕はいつか
  • ・どのような住民たちが暮らしているか

足を運んでみた際の「なんとなく」の第一印象は重要です。

外観の雰囲気や匂い、周辺を歩いている人などを五感をはたらかせて注意深く観察してみましょう。

実際にそこで暮らすことになった際のイメージも湧いてきますよね。

また、きちんと管理が行き届いているかを見極めるのが非常に重要です。

植栽や外壁、エントランス、廊下、ゴミ置き場に至るまで、手入れや掃除がなされているか、老朽化や故障が放置されていないかをしっかり確認しましょう。

4−3.室内の状態を確認するためのチェックリスト

実際に暮らすことになる部屋のなかは、いっそう慎重に確認しておきたいところです。

【内見の際のチェックポイント〜室内編〜】
  • ・第一印象で「居心地が良さそう」だと思えるか
  • ・日当たりや風通しは十分か
  • ・部屋からの眺めは良いか
  • ・天井や壁に汚れなどはないか
  • ・床が斜めに傾いていないか
  • ・ドアや窓の建て付けは悪くなっていないか
  • ・防音性は十分か
  • ・壁や床の厚さはリフォームに適しているか
  • ・風呂、トイレ、キッチンなどの水回りが清潔か
  • ・水栓(蛇口)が壊れていないか
  • ・キッチンの使い勝手は良さそうか
  • ・給湯器の更新は直近でいつ行われたか

自分が暮らすことになるお部屋ですから、居心地が良さそうだと感じられるかがまず大事なところです。

明るさや匂い、天井の高さ、空間の広さ、間取りなどを確認しながら実際に暮らすことになった場合の生活を想像してみましょう。

日当たりや風通しも暮らしやすさに直結するので、きちんと確認しておきましょう。

窓からの眺めは快適性という意味でも、マンションの資産価値という意味でも重要です。

天井や壁に水漏れなどのシミがないか、床が傾いていないか、ドアなどの建て付けが悪くないかなど、建物自体がしっかりしているかの確認も忘れてはいけません。

リフォームやリノベーションを行うことになったときのため、厚みなどが工事に適しているか確認しておくのがおすすめです。

例えば床は、張り替えやすい二重床が理想だといえるでしょう。

また、マンションを購入すると、専有部(室内など)の設備が壊れた際の修繕は基本的に所有者負担となってしまいます。

例えば、一般的に12〜15年程度で寿命を迎えるとされている給湯器など、設備のなかには定期的な整備や交換が必要になるものも少なくありません、

修繕リスクがどれくらいかかりそうなのか、しっかり確認しておきましょう。

5.まとめ

中古マンションは、新築マンションと比べて流通数が多く物件価格が抑えられるのが大きな魅力です。

ただし、中古マンションを購入する際には新築マンションの購入にはかからない費用が発生する上、設備の老朽化など入居後に予期せぬトラブルに見舞われるケースもあります。

後悔しないために、慎重に物件を見極めることが重要です。

この記事でご紹介した注意点を踏まえ、良いマンションを選んでくださいね。

特に内見は非常に重要なプロセスですので、事前に確認すべき点を把握してしっかりとした心構えで臨みましょう。

不動産のプロ
中古マンションの購入を検討されている方は、エリア別の相場が分かりやすくまとめられている中古住宅HOME4で物件探しを始めてみると良いでしょう。

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